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クリエイター必見。建築設計で学んだ創作時間を生み出す7つのコツ
こんにちは。Fujitoです。
皆さんお忙しいですよね?
私も建築設計事務所に勤めていた当時から激務で、朝から終電まで働く日々でした。そんな中でも、一級建築士や宅建士の資格をストレートで取得できたのは、限られた中で時間をどう生み出すかを常に考えていたからだと思います。
現在はフリーランスとして活動しながら、子育てや家事、同時進行の複数案件をこなし、さらには新しいプロジェクトやイベントへも積極的に参加するようにしています。
そして自分のやりたいことをして、それでしっかり稼いで、家庭も大事したいと考えているため、今は超激務で、正直時間が足りませんが、それでも建築設計で培ったスキルが役立っているなあと感じています。
そこで今回は、私が建築設計事務所で働いていた経験を、フリーランスの今にどう活かしているのか、時間創出のコツをお伝えしていきます。
コツとしては、以下の7つです。
少し長いですが、順を追って見ていきましょう。
気になる項目だけをピックアップしていただいても構いません!
1:自分を所員だと思ってマネジメントする
建築設計事務所に勤めていた時代は公共建築や文化施設を担当していましたが、体制は、上長・中堅・新人という3人体制が多かったです。
実質プロジェクトを動かすのは中堅クラス(自分)だったりするのですが、それと同時に上長や新人のモチベーションをコントロールする必要がありました。
ただフリーランスになると基本的には1人です。
そこで自分を所員として客観的に扱いマネジメントすることを意識しています。自分がどうすればパフォーマンスを最大化できるのかを考えてあげるということです。
例えば、私の場合、「自由に動ける」ということが最大のモチベーションアップにつながります。やりたいことや気になることがあれば、できるだけ早く手をつける。そうすることでストレスが減り、結果的に作業効率も上がっています。
2:複数案件を常に”見える化”する
建築設計事務所では1人1案件ということは稀だと思います。、1人で5案件同時進行なんてことも珍しくありませんでした。とにかくこの時に気を付けていたことは、情報を整理することでした。
膨大な情報を並列で扱うには、今どんな案件が、どんな進捗であるかを一目で把握できる状態を作ることが重要です。勤めているときは、それを見た上長が「これどうなっている?」と話しかけてくれ、リスクヘッジにもなっていました。
フリーランスになった今、NotionやMiro、ホワイトボードなどを活用しています。方法やツールは何でもいいと思いますが、自分の脳内が常に最新情報にアップデートされるよう、案件ごとにタスクと進捗を整理しておくことで、タスク間の切り替え時間や、うっかりを防ぎ、作業効率があがります。
3:メモを取る・情報をストックする
建築設計では関係者が多く、メーカーや役所、クライアント、施工者などとの打ち合わせが頻繁にあります。いろんな情報が錯綜しがちです。ついつい忘れてしまうことがあるので、当時から私は“メモを取る”ことを徹底していました。
形式は何でもいいです。アナログな手帳でも、デジタルツールでも。
私の場合はNotionでメモ欄を作りつつ、手書きのノートも併用しています。そこを見れば情報を思い出すというように、探す時間を削減するのが大きな目的です。
4:進め方の算段を立てる
建築設計はタイムスパンが長いです。設計から工事完了まで3~4年かかることもあります。意外と時間あるじゃんと思われがちですが、実際にはタスクが詰まっているので、なんとなく進めていると一瞬で納期が来てしまいます。
私の事務所の場合は、「竣工を遅らせる」ということはあり得ませんでしたので、進め方の算段を細かく立てていました。
フリーランスになってからの案件や自主制作でも、いつまでにゴールを設定するのかを明確にし、そこから逆算してタスクを割り振っています。
ただ自主制作は自分で期限を決める必要があります。
やらないということはそもそもないのですが、私の場合、やりたいことが多いので「目標日時」を設定しつつ、少し緩めの管理をします。
その代わりズレが生じてもどのくらい遅れているかは常に把握して、臨機応変に調整するイメージでいることで、時間をコントロールできます。
5:周りのスケジュールと自分の余白を調整する
建築設計は意匠・構造・設備など複数の専門家が同時に動きます。自分だけが進めればいいのではなく、相手の状況を考慮してあげる必要があります。
例えば建築業界では、意匠設計者から「設備設計者がやるべきことを自分がやっている」なんて愚痴を聞くことがあります。しかし相手の立場で考えると、スケジュールが極端に短かったり、意匠設計が決めることが遅れたり、と意匠設計が起因していることも実は多いです。
フリーランスでも同じことです。クライアントや家族の予定を考慮すると、お互いスムーズに動けて結果的に自分も助かるんですよね。
あとスケジュールを詰めるのも大事ですが、“余白”を意識的に作るのも重要です。頭を一度クリアにして、新しいインプットを得る時間があると、アウトプットが圧倒的に良くなります。
6:常にスケジュールを意識する
これは建築士ならではと言えませんが、朝のスケジュール確認と、終業後のにタスク整理は欠かさす行っていました。
また今ではパートナーにアプリで仕事のスケジュールを共有しています。(どこに会議があるかや外出、集中して作業したい時間など作業概要)
余計なすれ違いやトラブルを防ぎつつ、パートナーの気持ちもポジティブにしてあげられるように相手の予定(exネイルで1日外出やライブ遠征等)も踏まえてあげることで、計画的に制作を進めやすくなりますし、隙間時間の活用も可能になります。
7:体調管理
プロジェクト中に病気になると一気に遅れが出ます。設計事務所の時はカバーしてくれることもありましたが、フリーランスはそうはいきません。
体調管理の方法は様々ありますが、私が一番意識しているのはマスクと手洗いうがいの徹底です。すごく基本的なことですが、子どもがいると特に感染症に気をつける必要がありますし、自分も休んでいられません。
もちろん突然の病気等、予期せぬことは起こると思います。だからこそ予防に地道に気を遣うだけでも、かなりのリスクヘッジになるんです。
長期的に安定した作業時間を確保することができます。
まとめ:時間の「土台」をしっかり構築する
いかがでしたでしょうか?
「忙しい」と言いながら、ゲームや飲みに行く時間はある…という場合は、時間の使い方を見直せば解決できます。しかし、そうしたことを削っても、予期せぬトラブルや、自分ではコントロールできない要因で時間を奪われることもあるでしょう。
建築士の仕事は、リスクヘッジをしながら、複数の要素を同時進行で扱い、それらを最適にデザインしまとめる仕事です。フリーランスにも応用が利く内容かと思います。
また、余談ですが、時間に関してこちらの記事もクリエイターの方は参考になると思うのでオススメです。夏目先生のマンガはモチベーションが上がるのでよく読んでいます。
激務の中でも時間のロスを防ぎ、効率化を図ることで「創作の時間」は確保できます。 限られた時間を味方につけて、“創作活動”を楽しみましょう!
それでは!
▼XRと空間デザインというシリーズで執筆していますのでよろしければこちらもご覧ください!
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