昭和のこどものなつやすみ
川で泳ぐ、それが日常でした。朝、起きたら、海水パンツに着替え
そのまま川へゆく。
川のほどよい場所を、仲間と一緒に藁やら石を使って堰き止め
深さのある手作りプールへと仕立て、そこで泳ぐ。
身体が冷えたら川から上がって、将棋。
お腹が空いたら、どんぶらこと上流から流れて来る
胡桃の実を割って、中身をパクリ。
時には、夏の日差しで熱くなっているアスファルトへ
冷えた身体で、ゴロリ。
車が通る道でも、お構いなし。
子供たちだけで集まり、みんなで当たり前のように工夫をしていた
それが昭和のこども、わたしの夏休みでした。
川を堰き止めるための藁や石、そんなものを調達するのもみんな
自分たちのこづかい。
今思えば、そこに大人の影は無く助けなどあるはずもなく
それでも誰一人として大きな怪我や事故が無かったのは
あれは、それぞれがそれぞれに遊びに真摯に向き合っていたから
それが理由だったのでしょうか。
それとも、はなから頼る、その気持ちは皆無。
それゆえに自ずと、自立と自尊心があった、のかもしれません。
朝から晩まで海水パンツ一丁で、家から川へ、そしてまた川から
家へ。 それでなにも問題はなく、咎められることも無い。
今と比べてしまえば、物、それは、ほぼ何もありませんでしたが
ゆえに、創意工夫が当たり前で、それをしなくては何も始まらなかった
そういう時代。
あれはあれで、やはり、豊かだったのだと、今は深くそう思えるのです。
追記・腹が減ったら・・には続きがありました。みんなきゅうり・トマト・芋
などを持ってきていて、それを食べたり、胡桃はおやつ。贅沢なのは、🍉
🍉と言っても、子供が運べる大きさですから、小玉🍉
なつかしい・・・なぁ☺️