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CDという成功体験を捨ててみた
「CDを売らないと売り上げはどうなるの?」という質問をよくされます。今まで売っていたものを一切売らないのだから疑問に思うのは当たり前ですよね!
例えば5曲入りを売るとしたらせいぜい¥1500の価値を付けるのが限界ですが、CDにこだわらなければそれ以上の価値を付けられる物を作ることが出来ます。 絵本みたいにした前回の「四半世紀」もそうです。(11曲入り¥4500)
今回の「再起動音」では、歌詞と譜面と写真などが載った全20Pに及ぶブックレットを¥2000で販売しています。ぶっちゃけ売上はCDを売っていた時とそんなに変わっていないです。変わらずツアーに出たり、サポートにバンドをお願いしたり、次の制作への先行投資も出来ています。そして音楽を無料にしてる分、CDより確実に曲は聴かれています。
CDをやめて一番気がついたことは、CDが売れてないという声を上げたり、その現実を目の当たりにしているのに売ることをやめられない構図になっていること。
近所のレンタルやショップがいつの間にか無くなっていても、オリコンの売り上げ枚数が下がっている確かな数字があっても、目先の利益を手放したら食べていけない。でもそれはいつまでもつのだろうか…?
ここで勘違いしてほしくないのが、"私もCDを売り続けられるなら売り続けたい"ということ。ですが、世の中はとっくにストリーミングへ移行していて、音楽をより多くの人へ届けたい!と言っているミュージシャンがその世の中の流れから遅れているんです。Googleマップがあるのにいやいや紙の地図が良いよねこの手に持った感じとか…みたいに。
売り続けられない未来が待っているのなら、やって来るまで何もしないのか、新しいものを生み出すのか、その選択は自由だ。私は待っていられないので作りに行きます。最近私が励まされている画像貼っておきます。
2nd EP「再起動音」全曲無料ダウンロード
各ストリーミングサービスで配信中
インディペンデントアーティストとしてCDを作らないという記事が掲載
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