パーソナルトレーナー藤井自伝130

基礎代謝を上げて痩せる飲み物2

前回は代謝を上げて痩せる飲み物としてコーヒーをあげた。
コーヒーの成分の中のカフェインが脂肪を分解する酵素を活性化して脂肪燃焼しやすくするということと、覚醒作用によって代謝が上がるということだ。
そしてその後水分補給をすることで更に効果を上げることもできると言われている。
こういった成分や組み合わせは他の食材でもあり得るので、知っておくべき事柄である。
無酸素運動と有酸素運動の組み合わせが効果的なのも有名である。

そして実はコーヒーにはもう一つ注目したい成分がある。
それはクロロゲン酸である。
実は意外にもこのクロロゲン酸のほうがダイエットに対するメリットが多いとも考えられるのだ。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用がある。
いわゆる活性酸素に効くというやつで、つまりはアンチエイジング効果があるというわけだ。

アンチエイジングということは若返りであって、代謝が上がることはもちろん肌のケアにも重要な要素なのだ。
さらには糖の吸収を抑える作用や体内のコレステロールを低下させる作用があるとも言われている。
また、血糖値の急上昇を抑制する効果やカフェインと同じように脂肪の燃焼を促進する効果があるのである。

ポリフェノールはチョコやワインなどで一躍有名になったが、様々な種類があり、体にとって有益な効能をもたらす成分なのだ。
このようにコーヒーにはカフェイン+クロロゲン酸という成分により、ダイエットにとって非常に大きいメリットを及ぼすものなのである。

ただ、前回もお伝えした通り、コーヒーの飲みすぎには注意が必要だ。
カフェインは1日400mgまで、クロロゲン酸は特別上限というものは設定されていないだろう。
そしてコーヒーには利尿作用がある。
そのためしっかりと水分を補給することも大事である。
水分が枯渇していくと代謝も下がるし体の活動や機能というものもパフォーマンスが低下してしまう。
けっこう勘違いが多いことだが水分不足はむくみの原因にもなるのであわせて注意が必要だ。

どれだけ良い効果があるもの、良いとされているものでも表裏一体、デメリットが隠されていたり、過剰に摂取すると悪かったり、組み合わせやタイミングで問題が生じてしまうものもあるのだ。
メリット・デメリット双方に目を向けながら、実際に試してみて、自分にとって有益な結果をもたらしてくれたものを残して、自分なりの生活習慣を築いていくべきである。

続く

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