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2021年5月の記事一覧

Fichronicle #56 「都会的な店で その6」

アルミ製の袋に入ったおかずやお湯をかければ出来上がりなスープがあるコーナーに大判のクリアファイルと木製スプーン、アカシアで出来たお椀を買い物かごへ入れて訪れた。

ここへ来た理由としては、せっかく食器を買ったんだからこれで何かを食べたいという単純なもの。

この店のパウチ系食品の代表格と言えば僕の中ではカレー。

僕はカレーのことは昔本で少し読んだくらいであまり詳しくはないけど、ここにあるものはな

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Fichronicle #55『都会的な店で その5』

急須と湯飲み茶碗の隣にあるのは、木のスプーン。

数百年前であればきっとメジャーな存在だったように見えるそれは、2021年の現代ではロマンや趣のあるものとして僕の中では存在している。世間的にはどうかは今のところ知らない。

木のスプーンもまた、この店の世界観に合っている。

(食器は何にしようか。)

スプーンを使うには食べ物が必要。食べ物を供するには食器が必要。

そんなことを思うお客の気持ちを

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Fichronicle #54 『都会的な店で その4』

雑貨コーナーへ来た。

この店と言ったら、なデザインの商品がずらりと並んでいて、僕はホワイト一色の西洋風の急須と東洋風の湯飲み茶わんに惹かれた。

いわゆる茶器。

この前、最近よく観てるテレビ番組で世界の紅茶文化がテーマだったこともあり、僕にとっては少しタイムリーな商品だ。

(急須はなんだかイギリス的。)

その番組でイギリスのアフタヌーンティーが紹介されていて、それから影響を受けていそうなこ

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Fichronicle #53『都会的な店で その3』

店内を歩いていると家電が売っていた。たまに話題になるジェネリック家電かな。

電子レンジやトースター、炊飯器といった調理家電に、冷蔵庫や洗濯機といった生活家電、いわゆる白物家電が置いてあり、この店の世界観らしい品揃えだった。

(これもジェネリック家電?)

僕が気になって近づいたのは有機ELをディスプレイに使用したテレビ。よく見ると宣伝映像を再生するためのモニターだった。

(有機ELはきめが本

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Fichronicle #52『都会的な店で その2』

(窓際の方に本棚がある。しかも席まで。)

ここはいわゆる雑貨屋。しかし、そこにはたくさんの本が並んだ棚と、実際に使用されている席があった。

僕の中における、雑貨屋の概念を越えた存在が、そこにはある。どんな本があるか気になるし、見に行くことにした。

(昔以上に木目を意識したデザイン。)

そこへ向かってる時に思う。最近はこういったデザインが建築界ではブームのように見える。ショッピングモールもそ

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