Fichronicle #53『都会的な店で その3』
店内を歩いていると家電が売っていた。たまに話題になるジェネリック家電かな。
電子レンジやトースター、炊飯器といった調理家電に、冷蔵庫や洗濯機といった生活家電、いわゆる白物家電が置いてあり、この店の世界観らしい品揃えだった。
(これもジェネリック家電?)
僕が気になって近づいたのは有機ELをディスプレイに使用したテレビ。よく見ると宣伝映像を再生するためのモニターだった。
(有機ELはきめが本当に細かいなあ。)
それでもって発色も良い。
有機ELは僕の中で液晶画面がお化粧した風にも見える。ファンデーションを塗ったりとかそういうイメージ。
モニターの近所にホワイトの長袖のYシャツがハンガーにかけられた状態で販売されていた。
(そういえば、長袖Yシャツて持ってなかったな。)
僕が持ってる白のYシャツは半袖。しかもここにあるそれと来たら、なんだか味のある見た目をしていて魅力的だ。
ホワイトYシャツという素朴な服もなんだかこの店の世界観を映し出している。
(向こうに面白そうな小物雑貨がある。)
今度はそちらへ行くことにした。
次回へ続く。
機材代に使います