Fichronicle #52『都会的な店で その2』
(窓際の方に本棚がある。しかも席まで。)
ここはいわゆる雑貨屋。しかし、そこにはたくさんの本が並んだ棚と、実際に使用されている席があった。
僕の中における、雑貨屋の概念を越えた存在が、そこにはある。どんな本があるか気になるし、見に行くことにした。
(昔以上に木目を意識したデザイン。)
そこへ向かってる時に思う。最近はこういったデザインが建築界ではブームのように見える。ショッピングモールもそんな感じだし。
テレビで見かけた個人商店も、最近はこういうのが多い気がする。
到着して僕はある事に驚かされた。
(えっ、ここの会社、出版業してたの!?)
本を販売している以上の驚きだった。確かに近年は、IT系の企業も出版業をしてたりするから、商業の世界では普通(?)の事なのかな。
本の装丁や帯のデザインはこの店の世界観に沿ったもので、帯からはなんだか、厚紙特有の良い香りが漂って来そうだ。
(子ども向けの本ってビジュアルが魅力的。)
僕は20歳を既に迎えている。けど、子ども向けの本て表紙の見た目に力を入れていて、それが美しい。
いいカメラで撮ったんだろなって、年相応のことを思ったりもする。読みたくなってきたな。
僕が魅力を感じた本は、たぶん図鑑みたいなものだと思う。
あっちの方も何だか面白そうだから行ってみる事にした。
次回へ続く。
機材代に使います