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令和トラベルCEO篠塚孝哉から学んだ大切な3つの教え(プロダクト編)

こんにちは!
あたらしい旅行を、デザインしたい令和トラベルでPMをしている藤沼です

2022年4月5日に僕が関わってから1年3ヶ月開発をしていたNEWTを無事にリリースし、それに伴いNEWTリリース物語と第してみんなの苦悩を綴っているのでぜひ他のお話も

ぼくのしのさんとの出会いは、2021年1月から副業PMとして令和トラベルに関わり始めた頃からはじまり、2021年6月には1人目PMとしてフルタイムでジョインし、先日の2022年4月5日に海外旅行をスマートに予約するアプリNEWTをリリースしました

今日は1年3ヶ月の中でしのさんから学んだ大切教え3つ(プロダクト編)をお送りできればと思います

めっちゃかんたんに概要
#1 徹底的にカスタマーファーストであり続けること
 - カスタマー価値の最大化→実現方法の模索の検討
#2 ベンチマークとして正しい研究対象の選定と学習
 - しっかりと伸びている会社を対象に正しく学ぶことで自分たちの検証をスキップしていく
#3 引き算の重要性
 - コアとなる体験、KGIを明確にしてそれが最大化されるために不要な要素を引き算する

#1 徹底的にカスタマーファーストであり続けること

まずしのさんを語る上で一番ぼくが影響を受けている学びは100%カスタマー目線で考え続けることになります。
100%のカスタマー目線といってもQCDとのバランスを最初に考慮しすぎて70%くらいのカスタマー体験で妥協しながらプロダクト作りをしていくケース多々あると思います

ある日のしのさんのSlack

しのさんの話を解釈した上でプロダクトの考え方のフローは下記のような形(文字に起こすだけだとめっちゃ簡単そう)

①カスタマーにとってのあるべき姿を描く
②カスタマーのあるべきを達成するためになにかしらの制約が存在するため、制約を整理する
③制約をなんとか突破する方法を考える
④実行していく

今までのぼくは②→①→③→④の順番で検討していたので

カスタマー体験を考えるときに自分でカスタマー体験のCAPを作ってしまいそこそこにまとまってはいるが、最高のカスタマー体験にはできていなかったです

反対にしのさんはまず、①→②→③→④の順番であるべき最高のカスタマー体験から逆算して考えるため打ち出しの発射角度が違うため、より良いカスタマー体験へと落とし込めています

とはいえ、プロダクトマネージャー、企画者としてあるべきカスタマー体験を描いただけでは意味はありません・・・

この機能、企画を現状の状況と制約を加味しながら最終の形に落とし込んで実行へと進めていく必要があります。

そのときに下記のような制約条件が発生してきます

制約条件の軸
・技術の制約
・予算の制約
・期日の制約
・リソースの制約
・法的な制約

(1つだけでなく複数や時には全部の制約が存在するから複雑さがある。。。)

あるべきカスタマー体験から逆算し、QCD(Quality、Cost、Delivery)のバランスと制約条件を考慮しながらその局面においてカスタマーにとって最適なものを検討し、実行しています

ちなみに制約条件への対処法はこんなイメージ

・技術の制約 → 難易度あるかもだがStep by Stepを刻む、ツールを使う、新しいテクノロジーにBetする
・予算の制約 → 全体差配を見てAを削減して分をBに寄せて工夫の余地がないか?を検討
・期日の制約 → 工程と最小のMVPスコープを見極めてコアなものだけを実現する道を模索する
・リソースの制約 → 外部や内部のメンバーの協力を集中投下して解決していく
・法的な制約 → 法律の解釈を徹底的に調査し、登り方を少し見直したり、場合によっては別の実現方法を検討していく

下記は1例ですが、1つの機能を考えるにあたって、仕様合わせた後にこのくらいはデザインベースでカスタマーにとって最適か?を考えながら日々プロダクト開発をしています

1機能だけでFigmaのスクショの限界値を超えてしまった。。。


#2 ベンチマークとして正しい研究対象の選定と学習

ベンチマークとしての研究対象は大きいサービス or 急激に伸びている会社(ユニコーン以上)を重視しています。

ここから学んだことは

①正しい出典から研究しないと正しいものに辿り着かない
②メガサービスが5年、10年、20年など大量の機能開発やABテストなど試行錯誤した結果を取り入れて学びをスキップする

①は言わずもがなで自分たちが令和時代を代表する会社を目指していく上で目指すべき規模感が違うサービス(少数の人に濃く愛されるなど)を模倣しても自分たちが得たいインプットを得られる可能性が低くなります

特に②については、本来は小さくMVPをリリースしながら数値を見て改善していくのがスタートアップのセオリーです

ただ、NEWTは新型コロナウィルスの影響を判断しながらプロダクト自体は完成していたもののリリースをプロダクトを磨き続ける意思決定をしました

そのため、数値やデータに頼ったプロダクトの意思決定ではなく、センスに頼った意思決定をする背景もあり、メガサービスを研究して機能実装していくことを非常に重視してました

例えば、検索機能を考えるときに、Figma上で他サービスを並べてIAの整理や挙動を整理し、カスタマーに必要で初期のNEWTとしての最適解を検討していました

いまはリリースしたので今後はセンスに加えて、データや数値と組み合わせながら最適な一手を打ち続けていく開発になります

ここからの開発はまだまだリソース不足なのでぜひぜひお力を貸してくださいmm

#3 引き算の重要性

しのさんのこのnoteや社内でも度々、引き算できるところはないか?は常に問うてきます

足すことは誰でもできるのですが、足しすぎた結果、当初よりも機能が膨大になり逆に使いづらくなってしまうケース多々あります

海外のメガサービスほど、出来ることが引き算されていて非常にシンプルで使いやすいですよね

メガサービスの引き算の例
・Twitter:140文字を投稿 → 長文の文字を引き算
・Instagram:写真を投稿 → テキストを引き算
・Booking.com:ホテルを予約する → 
・Amazon:ワンクリックで購入 → 購入までのフローを引き算
・Tiktok:動画を投稿 → テキストやその他情報を引き算
・メルカリ:気軽に出品 → 出品までの煩わしさを引き算
・Netflix:動画のサブスク → DVDを買うことを引き算
・Snapchat:メッセージが消える → タイムラインにメッセージが残ることを引き算
・Zoom:オンライン会議サービス → リアルで対面してMTGするという行為を引き算(物理的な移動なども含めて)
・Slack:チームコミュニケーションツール → ビジネス挨拶などの煩わしいコミュニケーションの引き算

これらのメガサービスに共通することは今までの当たり前を引き算して、コアの価値を磨き続けることで新しい価値を生み出しています

ちなみにNEWTにおける引き算は一般的な海外旅行サービスで取る情報やUIなどを引き算しながら「かんたんで使いやすい」を目指しています

海外旅行はたくさんの手続きや手間が発生する
デジタルトラベルエージェンシーを目指しながら必要な情報のみに引き算

社内ではかおえあとは合言葉を重要視している

・かんたん:一本道の迷わないUI/UXで海外旅行はじめて&その国はじめてでも旅行にいくのをサポートできる状態の構築
・おとく:価格がおとくであること & おとくさがしっかりと伝わることでNEWTに来たら海外ツアーの商品はオトクだから間違いないと思ってもらえる状態の構築
・えらべる:意味ある粒度で選択できるようにすることで適切にえらべる状態の構築
・あんしん:タビマエ・タビナカ・タビアトの不安の解消とちょっと気になるなどがシステム&人力MIXで解消できる状態

#4 番外編:ネーミングへのこだわり

しのさんはネーミングに対して非常にこだわりを持ちます

メルカリの小泉さんやサイバーエージェントの曽山さんのICCでのお話でもあるように非常に重要視しています

しのさんも例外なくネーミングにこだわり、ぼくもたくさんのインプットをいただきました。。。
その結果、社内でもこだわりぬいたたくさんの造語が存在しています

ネーミングの一例
・PUをGDする
・NEWT Mate Pass
・ベローズPjt
・マゼランPjt
・ポラリスPjt
・FAMトリオ
・あずさすべる
などなど

ちなみに社内でネーミングを付けるときの要諦のベースの部分だけちょっと公開しちゃいます

2021年12月6日にNEWTというサービス名を発表したときのプロジェクト名はベローズで下記のような意味を込めて付けていました

こんな形でネーミング1つとっても非常にこだわれたからこそ、ベローズ自体は2週間の短期Pjtでしたが、362メッセージとメンバーに浸透し、駆け抜けきれたはず


#5 最後に(恒例のあれです)

令和トラベルはデジタルの力とメンバーの創意工夫を用いて、「あたらしい旅行を、デザインする」ぞ!と5年以内の上場を目指して全速力で挑戦している会社です。

こんな方とご一緒に働きたいです!!!

・0→1、1→1000までの一貫したものづくりを成し遂げたい
・チームで働くのが好き
・組織を作っていく過程をしたい
・なんか良い人と気持ちよく働きたい
・海外旅行なんだかんだ好き

ちょっとでも令和トラベルに興味を持っていただけた方は、採用ページをご覧ください。

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Twitterも細々やっているので、ぜひフォローいただけたら泣きます!!

Twitter:https://twitter.com/fuji6q

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Junya Fujinuma / 令和トラベルPM
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