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文章を書かない人のための文章の書き方

文章を書こうとすると、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまう。

普段から積極的に文章を書かない人の中には、そんなふうに思ってる人も少なくないと思います(巳年なのでヘビに関する慣用句を使ってみました!)

私のnoteの読者の方は、基本的に絵を描く人を想定しているんですが、絵を描く人で文章を書くのが好きとか、得意って言ってる人ってあんまり見たことがない気がします。

文章も絵と同じように、「書き方」みたいなものがあるんですが、文章って誰でも書こうと思えば書けてしまう分、その書き方を学んだことがある人も決して多くないんじゃいでしょうか。

私自身、noteを始めてからの数ヶ月は一本の記事を書くだけで5時間くらいかかっていたのですが、この書き方を身につけてからは、30分〜1時間くらいで文章が書けるようになりました。

今回はそんな基本の書き方を身につけよう!という記事です。

なので、この記事を読めば、ふだん文章を書かない人でも最低限、人に「伝わる文章」は書けるようになると思います。

「言葉で伝えるのが苦手だから、絵を描いとんじゃい!」

という声もありそうですが、絵ってめちゃくちゃ強力なコミュニケーションツールです。なので、わざわざ文章を書いたり、言葉にしなくても絵で伝えられてしまうから、ある意味どうとでもなってしまうんですよね。

私も以前、オンライン英会話でのマンツーマンレッスンを受けていたのですが、相手の言葉に対して、なんと英語で答えればいいか分からなくなった時は、フリップに絵を描いてコミュニケーションを取っていました。せっかくの英会話なのにまったく意味ないですね。

ただ、最近は自分のことや、世の中のこと、絵描きなら作品や活動であったりを「言語化」できることがトレンドになっているのも事実です。

特に日本は元々、ハイコンテクストなコミュニケーション文化と言われています。

これは、背景や文脈を多く共有していて、言語以外の表現に頼るコミュニケーション方法のことです。
つまり、暗黙の了解とか、場の空気とかのアレですね。
京都人よろしく、口ではこう言ってるけど、実際の意味はそうでないというようなことも少なくありませんでした。

ですが、コロナ禍を機にそれが一変。

リモートワークやチャットツールなどが一気に普及し、非言語的なコミュニケーションは鳴りを潜めます。

しかし、今までの非言語的コミュニケーションに慣れた日本人からすると、背景や文脈を共有していない人に対しても、正確に言葉を届ける必要なローコンテクストなコミュニケーションは不慣れです。

そこで、トレンドになったのがさまざまな事象や物事を体系的に「言語化」することです。

最近だと、M-1グランプリを2連覇した令和ロマンも、もともと体系化されていなかった「漫才」を分析、言語化し、それを自分たちの漫才に落とし込むことで2連覇を達成したということも話題になりましたね。


先日公開したnoteでもお伝えしたのですが、文脈や背景を共有していない人とコミュニケーションを取る必要があったり、SNSがいつハシゴを外されてもおかしくない不安定な状況の今、自分の考えていることを明確に文章化できる人は強いんじゃないかなと思います。

ですが、『言語化』難しいですよね。

最近はできる限り文章を書いてはいますが、私も文章を書くのは結構苦手なほうです。

どれくらい苦手かというと、小学生の頃に「句読点」の授業を風邪をひいて休んでしまい、いまだに句読点をつける場所に自信が持てないくらい苦手です。

とはいえ、なんだかんだnoteという文章がメインのプラットフォームで収入の柱が作れるくらい「文章」で稼がせてもらってます。

でも、それは自分の価値が「文章」にあるからだとは思っていません。

私が提供する価値自体は「情報」にあるのであって、私にとっての文章は「器」にすぎません。

その「器」が使い捨ての容器だと、価値が無くなるどころか、見向きもされません。

逆にいうと、どれだけ中身の薄い内容であっても、綺麗な皿に盛り付ければ、見栄えもしますし、何倍にも良い文章に感じられるということもあるかもしれません。

今回のnoteは、伝えたいことはあるけど盛り付け方が分からない、普段はスーパーのお惣菜をプラスチックの容器から直喰いしてるけど、せめて100均の器でもいいから盛り付けてみよう!というような記事です。

なので、文章力に自信ある!って人はわざわざ読まなくても大丈夫です。

あくまで、文章に苦手意識があったり、伝えたいことがあるけどどう書いていいか分からないという方に読んでほしい記事となっております。

内容は以下の通り。


本編どうぞ。

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