狂人の真似とて大路を走れ!~逆張り人生論~
狂人になれなかった凡人
誰のことでしょうか?
わたしのことです。
なにかオリジナリティがほしい。
他の人と違うことがしたい。
なにか秀でたものがあればそれも簡単でしょう。
天才的な数学センス、笑いのプロフェッショナル、卓越したバイタリティ。
何一つ持っていない私は、狂人っぽいマネをすることしかできませんでした。
(このせいでどれだけ高校時代を犠牲にしたことか……)
LINEをインストールしない、授業中にライトノベルを読む、
校内放送でアニソンを流す。
これ以上は精神がもたないのでやめておきますが、結局、そういったことをしたって本当に個性のある人には敵わないんですね。
「狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり」とは言いますが、
私は狂人の成り損ないだったのです
(ここに実は一発逆転カタルシスがあったのですが、それは記事の最後に)
しかも先生に怒られないかビビりながら行動してるわけですから、
私はただの臆病人にすぎませんでした
そこで画期的なアイデアを私は導入しました。
順張りポイント
です。
私は凶行に走るたびに、ビビったり後悔する小物でした。
単に目立つ行動をするのでは小心者精神が耐えられないわけですから、
それを実行するためには、善行ならぬ順張りを重ねることにしたんです。
そして順張りした分だけ逆張りできる。
こうすればプラマイゼロになるという算段です。
このおかげでいろんな挑戦ができるようになりました。
たとえば大学受験。
例に漏れず、逆張り精神がむくむく湧いてきました。
私は数学センスが8月15日の広島レベルに壊滅的なのですが、
だからこそ、
塾? 行くわけねーだろ
受験 あえて教科の多い国立で〔笑〕
こんな感じで受験しました。
その結果、センター数学で30/200という
あまりにもカスみたいな点数でも無事合格できました。
それも順張りポイントを溜めてきたからです。
例えば応用よりも基礎を、授業も内職しないetc….
こうして地道に順張りして、先生にもやめろと言われながらも国立受験に特攻。無事合格できました。
就活生時代も、面接とかではっちゃけたり逆張りしましたが、そのおかげかエンタメ系の大手企業から内定をいただけました。
(ここでも逆張りを発動して、内定先で最も年収の低い会社を選んでしまったのですが……)
これが、凡人が狂人になる方法です。
こんなアホらしいこと、と思うでしょう?
しかし、かの秋元康さんはこう言っています。
流行なんかに流されたり、時代に迎合しては永遠に時代から5分後追いしてしまうというわけですね。だからこそ、自分の姿勢を崩してはいけない。
ここにカタルシスがあるわけです。
ネット上のスラングで、
狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり
とあります。
キ◯ガイの真似をしている人間も、またキ◯ガイなのだ。
そんなニュアンスで使われています。
その意味では、私は狂人の真似をしても狂人になれなかった凡人にすぎないかもしれません。
しかし
「狂人の真似とて~」の本当の意味は、
賢人の真似をすれば賢人に近づける。大事なのは形からでも入ることなのだ
ということです。
私の順張りポイント生活もまた、
形からでも実践に移しているという意味で、実は兼好法師の趣旨とはからずも合致していた…!!
実際このおかげで難関大や大手企業の内定というリターンを得られたのですから、ある意味私のしたことは間違っていなかったんですね。
最後に秋元康の言葉を。