あなたが見ていることは、外部から見ているものと同じでしょうか? 自分の見たいように見ているものではないですか?[事業編 #17]
市場の現実からいえることは一つだけである。すなわち、事業にとって重要なことは、顧客の現実の世界、すなわちメーカーやその製品がかろうじて存在を許されるにすぎない外部の現実の世界を知ることだということである。
『創造する経営者』第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
第6章 顧客が事業である p129より
市場の現実を見るとき、「企業目線」で見ていますか? 「顧客目線」で見ていますか?
大切なところなので、佐藤先生の解説を引用します。
「マーケティング分析に入る前に「市場と顧客の現実」を知る必要があります。以下、教授の言う八つの現実を二つにグルーピングしました。
顧客の行動の現実
①顧客と市場を知るのは、顧客のみである(顧客は市場を知っている)
②顧客は合理的である(顧客は正しい)
③顧客の企業に対する関心は些細なものである(顧客中心主義)
「われわれの顧客は誰か」「顧客にとっての価値は何か」に関する現実
④顧客とは決定権をもつ者、拒否権をもつ者である(顧客の意思決定プロセス、そもそも顧客は誰か)
⑤市場や用途から顧客を特定する(顧客は誰か、市場や用途という顧客)
⑥顧客は満足を買う(何を買っているか)
⑦競争相手は同業者にとどまらない(競争相手は誰か)
⑧質を決めるのは企業ではない(支持される理由は何か)
大事なのは、企業目線ではなく、顧客目線です。私たちは普段、何の違和感もなく「商品コンセプト」「顧客ターゲット」といったマーケティング用語を用いていますが、これらの言葉は知らないうちに企業目線を強化していないでしょうか。顧客のために考えを尽くすことがマーケティングの基本です」(本書 p40)
今回はこちらの番組のご紹介です!!
放送終了しててごめんなさい!!
分量だけではなく全体的に表現が独特で、神宮寺勇太さん(King & Prince)が「こういう料理番組を観たかったんですよ僕は!」と叫んでいるシーンに、わかるわかる、と相槌を打ってしまいました。
失敗してはいけない呪縛に捕らわれている感覚があります。
料理だって、きれいに形をそろえて刻めなければいけない、分量を間違えてはいけない、焦がしてはいけない、失敗したものを誰かに食べさせてはいけない……そんな呪いにあふれている気がします。
でも、カレンさんは「失敗してもいい!!」と断言されていました。
やり直しがきくんだと、教えてくれます。
失敗したとしても、それは次回、よりおいしく作れるきっかけでしかありません。
この番組は、食べる方のびっくりした感覚とか、口に入れないとわからない美味しさとか、カレンさんの「顧客目線」がたっぷり詰まっています。
カレンさんのレシピ本も気になっています。
興味を持っていただけたらぜひ!!
きっと食べる人にとっての新しい未来を作り出そうとしているカレンさんを知ることができるのではないでしょうか♪
読んだ方の感想の記事をお借りしました( *´艸`)
顧客が本当に購入しているものは何でしょう。
それはあなたが提供しているモノ・サービスではありません。
そのモノ・サービスが提供している価値を購入しています。
自らのモノ・サービスについて、適切に価値を説明することはできるでしょうか。
その商品を購入した人だけが得られる価値について、直接顧客に聞いているでしょうか。
口コミよりも、目の前の顧客に直接お話を聞いてみましょう。
その方から得られる「ここが良かった、ここが残念だった」という情報はとても貴重なものです。
その商品に込められた想いが、きちんと目の前の顧客に届いたなら、それがそのモノ・サービスの本当の価値ではないでしょうか。
売りたいものではなく、目の前の方を大切にするために作られたモノ・サービスであるかどうか。
目の前の方を大切にするために込められた想いは、誰かの共感を呼び、そんな方々から「これいいよ!!」と紹介されるモノ・サービスへと変化していきます。
そんなモノ・サービスがあふれる社会になってほしいですよね♪
あなたが提供しているモノ・サービスは誰のために生まれたものですか?
その想いは、大切にしたい誰かに届いていますか?
その想いに気づいた顧客にとって、そのモノ・サービスの価値は何ですか?
『実践するドラッカー【事業編】』
PART1 理論編 chapter2 顧客が事業である p40 #17
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サークル開催しています♪
事業編、誰よりも記事を更新しているわたしにぐさぐさ刺さってきています……(´;ω;`)
実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【事業編】は、時間軸を意識し、自らを変革させていく姿勢と方法を習得するため、自らの事業を明確に定義するための補助線として書かれています。