想うだけでは理想の未来は近づいてきません。明日始めようと思った行動は、今この瞬間に行動に移してしまいましょう!![行動編 #19]
未来を築くためにまず初めになすべきことは、明日何をなすかを決めることではなく、明日をつくるために今日何をなすかを決めることである。
『創造する経営者』第Ⅱ部 機会に焦点を合わせる
第11章 未来を今日築く p230より
佐藤等先生の解説を抜粋しますね。
「理想の未来に向かってとるべき行動は、三つあります。
第一に、理想の未来を実際に描くこと。(中略)
第二に、一歩踏み出すこと。(中略)
第三に、行動を検証すること。」
(本書 p48)
計画を計画通りに進めることについては、言及されていないんですよね。
「ドラッカー教授は「計画の達成度は三割できれば上々」といいます。」(本書 p49)
数字で測定できることしか比較することができないから、勉強でも仕事でも、計画したものを100%達成することで成果をあげた気になってしまいます。
テストの点数が良ければ、勉強による知識を習得することができたと言えるのでしょうか。
売り上げをあげれば、社会に対してよい影響を与えたと言えるのでしょうか。
理想の未来を大きく描いて、その未来を実現するために行動してみて、うまくいったかいかなかったかを検証し、次の一歩を踏み出すことを繰り返す以外に、理想の未来を実現する方法はあるのでしょうか。
数字だけを追いかけていても、理想の未来に近づくことはできません。
行動と修正を繰り返すから、理想の未来との距離を測ることができるのではないでしょうか。
理想の未来を数字で達成できるものとして描くことが難しいよなぁ、と思うのです。
数字では描けない未来、どんな未来を描きますか( *´艸`)
再度のご紹介です♪
『成果をあげる力が身につく!こどもドラッカーのことば』 ( 齋藤孝 著 日本図書センター)
成果をあげるための、24のドラッカー先生の言葉を紹介してくださっています。
成果をあげるということは、行動をしているということです。
行動をしなければ何も変わりません。
考える前に行動する方もいらっしゃるでしょうし、じっくりじっくり考えてから行動する方もいらっしゃるでしょう。
どちらに優位性がある、ということではなく、行動につながれば、変化を生み出せれば、どんな思考経過をたどっていてもいいですよね。
行動してみてうまくいってもいかなくても、振り返って考えてみる、そして次の行動を踏み出してみる。
一歩踏み出してみると、何かを知ることができます。
ひとりで進むのが難しい時は、こんな本をお供にいかがですか(*'ω'*)
先にこの本をご紹介していた記事も再掲します♪
今度のテストで終了した時点で、こんな自分でありたいな、と描いたとします。
明日からテスト勉強するぞ、と決めたとして今日何もしないのであれば、理想とした未来に近づくことはできません。
今日という大切な一日が、一日何もしない日になってしまいます。
明日には明日の事情があります。
明日になれば状況は変わってしまうことがあります。
……もしかしたら、毎日「今日はできないけど、明日から勉強するぞ」と決意表明するにとどまってしまうかもしれません。
それでは、本当に近づきたい未来は遠ざかってしまいます。
テストの範囲を確認し、テストの日程までに全範囲を理解できたといえる段階までの道のりを描き、目標とする到達点までの準備をしておかなければ、明日やみくもにテキストを開いても、理想の未来に近づくことはできません。
毎日の仕事も同じですよね。
日々の仕事がルーティンワークだったとしても、その作業を続ける先の未来を描いていなければ、成果はあがっていきません。
停滞は、社会の変化に後れをとって後退してしまうことを意味します。
今日の自分の行動がどんな明日を生み出すかを思い描きながら、何をするか考えていく必要があります。
1週間後、半年後、1年後……あなたはどんな自分になっていたいですか?
その未来の自分に近づくために、今日何をしますか?
今日何をするかを決めたなら、どのように行動に移していきますか?
『実践するドラッカー【行動編】』
chapter2 意思決定が未来をつくる p48 #19
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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【行動編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような行動が必要なのか、成果を出すための行動の仕方がまとめられています。