【バレットジャーナル】to doリストからwant toリストに
1月2月はbujoもサボり気味で…毎日は記録できていなかった。「手で」書くバレットジャーナルは、自分の日々の熱量を表しているようだ。
手を動かして書かなくなってしまうと、目の前のこと(仕事も楽しいことも)受け流しながらなんとなく生きているのだなと思った。一日一日を大切に、濃密にしようとした時、bujoに触れ合う時間は減らしたり無くしてはいけない。思いっきり遊んだ日も、遊んだ証をbujoに記しておきたいものだ。
バレットジャーナルとは(コクヨ社の紹介ページ)
to doリストはいらない!?
そんなちょっと停滞気味だったなか、以前買ったこの本をふと読み返した。
様々な仕事や会議の進め方を提案しつつ、より良いアウトプット、良い仕事ができるよう、行動や考え方についてのアドバイスが書かれた一冊だ。
その中の第二章「to doをこなそうとがんばっていませんか?」にハッとした。to doリストがないと仕事ができない私の心にぐさっと深く刺さる一言……出血が止まらないんじゃないかと思った。笑
この本を最初に読んだときは、おそらくまだbujoをはじめておらず、さらっと読み流していたのだろう。
具体的にどんなことを言っているのかというと、まず前提として「より良いアウトプットのために、「インパクトが小さく(目立たない)学びも小さい仕事はできるだけ捨てて、自分にしかできない仕事や、学びの大きい仕事に集中しよう」と書かれている。言われてみればおっしゃる通りの内容だ。誰だってその領域の仕事に力を注ぎたいはずだ。
そのうえで、to doリストの危険性として「インパクトが小さく学びも小さい作業ばかりを書き連ねて、それをこなそうとがんばってしまう」ことを挙げている。
自分にとってプラスになりにくいカテゴリの仕事ばかりをせっせとこなして達成感を得たところで、本当は何も得られていない……という恐怖があるのだ!
わたしは過去の記事で触れているように、一時期精神的に疲弊してしまった時期にbujoに出会った。その頃は些細なタスクも敢えてリストにして「完了」印をつけることで、「ここまでできた自分、えらい!」と自分で自分を褒めることで、自分に自信をつけていた。
その効果に関しては心から魅力的だと思っているし否定したくない。でも現在のわたしは気分に波はあっても基本的に毎日しっかり働いているわけで、昔ほど自分に甘々になりたくなくて、むしろもっとレベルアップさせるために自分を鼓舞していきたいと思っている。
できることや心境に変化があったのに、未だに些細な作業ばかりを書き連ねて(どれも大事な作業だけど)レベルアップと言えるような作業ができずに停滞しているのでは、と気づいたのだ。
著者には複数の部下がいることもあって、わたしたちより簡単に「自分にしかできない仕事や、学びの大きい仕事」に集中できる環境があり、「仕事の捨て方」については本の内容をそのまま真似することは難しい。(メールチェックや日々の会議スケジュール調整、資料作りを他者に任せられる人って、今の所は役員とか経営者くらいまでにならないと現実的じゃない気がする……)
さらにあまり気の進まない「作業」も、どうしても自分がやらなくてはいけないからto doリストに入るんだよなあ、という葛藤もある。本には「to doリストはもう捨てましょう」とまで書かれているけど、少なくともわたしには、現実的なことではないなあというのが本音である。
to doリストは捨てられないけど、want toリストに置き換えてみる
そこで、この本の教えはそれとして念頭に置きつつ、せめて考え方を変えることにした。「to do」……「やること、やらなければいけないこと」ではなく、「want to」……「やりたいこと」と捉えて、リストにしようと思ったのだ。
楽しいことや自分にとってプラスにつながることはもちろん「やりたいこと」だと思えるし、仕事についても、「ちょっと面倒だけどこれをわたしがやったら、他の人が楽になる! 前に進む!」と、考え方を変えればなんとかwant toに置き換えることができる気がしている。
今キャリアスクールのSHElikesでコーチングを受けているのだけど、その中で身に付けようとしている考え方も自然に身につくような気がしている。
「〜しなければならない」ではなく、「〜したい!」で生きよう。キャリアチェンジや副業も「〜したい!」軸でチャレンジしよう、という考え方だ。
want toをbujoに書こう!と考えられるようになると、自然と書くことをサボらなくなるような気もする。だってワクワクすることしか書かないってことだから。内容は泥臭い仕事のことだったとしても、ますますbujoが自分だけの素敵なノートになるような気がしてならない。
まとめ:ふたつの気づき
・bujoの書き方以前の課題として、「インパクトが小さく学びも小さい仕事はできるだけ捨てて、自分にしかできない仕事や、学びの大きい仕事に集中」するために何ができるのか、常に意識を持ち、試行錯誤していきたい。
・bujoは「todoリスト」として作業をこなした記録をつけるだけで満足するのではなく、まずは「want toリスト」と捉えてみる。その上でより良いアウトプットができるためのツールとなるよう、書く内容を日々検討する。
例えば、本にあるように「not to doリスト」を別途設けてもいいし、仕事の分類も控えておいて、どれだけ短時間で作業はこなして、プラスになる仕事に注力できたのか記録できるようにしてもいいかもしれない。
bujo以前の仕事への取り組み方への話も含んでおり、まとまりがなくなってしまったかもしれない。
わたしの中でも明確な正解が出ないまま、とりあえず気づいたことを記すまでとなったけれど、もしなるほどと思っていただけることがあったら嬉しい。