山ぶきの
先日の日曜日に、近所の方達と出掛けまして、パワースポットに行きまして、上の方に上がらせて頂きました。
その前に、本を読んでいたら、山吹の出てくる和歌が載っていました。高市皇子の作られた一首で万葉集2-158
やまぶきの たちよそいたる やましみず
くみにいかめど みちのしらなく
とても美しい和歌です。
私の心には、深く染み入るものがありました。
若くして亡くなった美しい恋人を思って、読まれた詩と、説明されていました。
そんな昔から、人の心には、定番の様な、深い気持ちがあり、自然と重なっていたのですね。
パワースポットの上の方で、素晴らしい景色や、何故か鶯の鳴き声や、ゆったりとした雲や柔らかな風を満喫していました。
目の前の斜面の岩間には、山吹が咲いていました。
岩間には湧水が流れ、下の方に溜まった山清水を汲んで飲みたいと思いましたけれども、砂混じりで、飲めそうにないなと、やめておきました。
何処かで聞いた様な情景だなと、思いながら、パワースポットを後にしました。
持参したお水が無くなりそうだったので、自販を探して購入したら、赤富士のイラストのボトル。買ってから気がついたら、他のペットボトルより、少しお高かったみたいでした。
縁起良さそう〜と機嫌良くなりながら、帰路についたのでした。
わりと鈍い私にも、数日してから、じわじわと、先に見た和歌と、パワースポットで見た光景がリンクしていきました。
そして、気がついてから、なにやらふつふつと、湧き上がってくるものが。
和歌には和歌をば。。。
山ぶきのたわわに咲き揺れる優しい岩山の 下に貯まる山清水を
飲んでみたけれ砂混じり
自販で手にする赤富士の水
お後は宜しかったのでしょうか。
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