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花釣り / 音楽帳工房さん・ふみ

音楽帳工房さんとのコラボ曲です。
歌詞は私が、随分前に書きました。
泉鏡花さんの天守物語に出てくる、異界での一コマ。
糸を垂らして花釣りを楽しんでいる女性たち。
とても、優雅で摩訶不思議です。
舞台ではここで、三人の子供を呼ぶシーンがあったのですけど、何故か、二人の子供の名前を呼んで、
「〇〇さん」
「〇〇さん」
「達」

え?
三人を三回呼んでいるのに、何故に?
三人目だけ

「達」

?????名前、呼ばなくて良いの?

三人の子供たちは、まったく気にすることもなく、
「あいあいーーーーーーー」
と元気にお返事をしています。

え?こちらが、可笑しいの?

流石、泉鏡花さん。それとも。。。役者さん?


音楽帳工房さんの記事は、こちらです。


私の書いた、歌詞はこちらです。


坂東玉三郎さんの舞台を、改装前の歌舞伎座で観る幸運に恵まれました。
目にも美しく、やはり摩訶不思議。
玉三郎さんの朗読にも、足を運ばせていただきました。
その美意識と世界観。表現の奥深さ。
日本というか、宇宙というか。
とっても、ステキでした。
ほんの少し、手を動かしただけで、空気が変わる。

それで、ふつふつと沸いてくるものがありまして。
そのまま詩にしたのが、この歌詞です。随分ねかしてから、書きました。

花の名前とかは、私のオリジナルです。


泉鏡花さんの天守物語は、こちらです。


泉鏡花さんは、とても清潔好きで、あちこち消毒しまくっていたみたいです。

昨今、消毒液を手にするたびに、そのエピソードが頭に浮かび、クスっとなってしまいます。


泉鏡花さんの冊子を手にして、そこに書を見つけました。

早々、それを臨書して某公募展に出品するべく、事務所に問い合わせをしました。許可を得るためです。

記念館の方は、快く承諾してくださいました。

臨書作品はみごと当選し、展示していただきました。
そして、その書体が、かなり珍しかったのでしょう。
その期の研究作品としていただきました。

研究会で、スライドに登場した自分の泉鏡花臨書を、まるで他の人の作品の様に、かなり冷静に見ていました。

その反面、心躍る喜びもあり。
楽しい思いをさせていただきました。

今一度、その原点にかえるべきかとも思えます。


優れた作家さんは、生産性も凄いですよね。
物作りの叡智を、たんまりと戴けます。
そうやって、何かを受け取って、次の世代へと継承されていくのですね。

そうありたいですね。



歌詞はこちらに掲載されています。会員さんは無料で読み放題です。


曲は、こちらで配信されています。会員さんは無料で聴き放題です。


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