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日常とは遅々として。スピーディーな展開なんてない。そして、里親としての不安。
#20231012-258
2023年10月12日(木)
今日からノコ(娘小4)の学校での居残り宿題がはじまる。
日が短くなってきた秋のはじめ、暗くなるのが日に日に早くなる。
担任教諭にはノコが学校を出た時点で連絡をくださるようお願いした。そこから帰宅時刻を予想し、あまりにも遅かったら通学路を探しに行くつもりだ。
居残りといっても教員会議や用事があるため、ノコの宿題が全部終わるまでではない。それでも宿題のスタートを切るきっかけにはなる。
居残り宿題初日。
ノコは帰宅すると、漢字1文字の練習が残っているといった。
「それ書いてから遊びに行く!」
立ったまま、ドリル用ノートを広げて書くと、おやつも食べずにノコは外へ飛び出して行った。帰宅時刻がいつもより遅いので遊ぶ時間が惜しいのだろう。
宿題としてはまだ音読が残っているが、それだけならやりそうだ。
ノコの帰宅時刻が遅くなった分、私の「ひとり時間」が増えた。ノコも音読を済ませれば、夕飯と入浴のみ。あいまあいまに大好きなTVを見たり、本を読んだり、踊ったり、と思うままに過ごせる。
まだ初日だからわらかないが、なんだかいい感じ!
軽く興奮してしまう。
だが、これはずっと続くわけではなく、担任教諭によると「家庭で宿題ができるようになるため」のステップとのこと。10月いっぱい続くのか、2学期中なのか、それはわからない。
放課後、図書室を勉強に使うことはできないのだろうか。
いや、本に囲まれてしまうと、ノコは宿題どころでなくなるのだろうか。
教室で、先生のいる空間でするからこそ意味があるのだろうか。
もし毎日更新される私のnoteを読んでくださる方がいらっしゃるとしたら、最近はどうやって心穏やかにノコを「見守る」かという話題ばかりでつまらなく感じていると思う。
私も「こうやってみたら、こう改善されました!」とスピーディーな展開を書きたい。
でも、日常ってそうじゃない。
すぐに結果は出ないし、予想外のことは起きるし、同じような毎日に見えても意外と違う。授業が5時間の日、6時間の日、行事がある日、習い事の日、先生に予定が入る日。ノコの機嫌がいい日もあれば、学校で友だちとトラブルがあって引きずる日、なぁんにもないけどなんとなくやる気が出ない日。
淡々と、淡々と、日々を過ごして、長い目で見て、それでようやく変化が見える。
一朝一夕はありえない。
ノコの学校での居残り宿題も初日がよかったのは嬉しいが、これがノコに向いた勉強方法なのかはわからない。
ノコのおかげで私は毎日毎日noteに書くことは事欠かないし、書くことによって私の気持ちや考えが整理される。
誰かに読んでほしいと思いつつも、誰かのためになるのかもわからず書いている。
書き残すことで、せめて私が私なりにもがき、あがいている足跡を残したい。
ノコも私たち夫婦も一緒にいることが苦しくて、しんどくなれば、児童相談所がつぶれる前に委託解除を選ぶかもしれない。そうでなくとも、ノコが「この家、嫌だ」といえば解除もありうる。まだ幼い子どものいうことだから、1回いっただけで即解除になることはないと思うが、それはその時の児相のケースーワーカーさんや職員さんの判断によるだろう。
いつか、いつか。
ノコが我が家を安心安全の場所だと思う日が来ることを願っているが、そのいつかが来る日まで一緒にいられるかはわからない。
だから、ノコとの日々を少しでも残しておきたいのかもしれない。
先が見えない不安を私はここでちょっとでもぬぐいたい。
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