【新潟旅2日目】リゾート列車「越乃Shu*Kura」の旅
#20231008-251
2023年10月8日(日)
新潟県へ行った。
帰路は、家族3人で十日町駅から上越妙高駅まで走るリゾート列車「越乃Shu*Kura」に乗った。
むーくん(夫)も私もお酒を嗜まないので、テーマが「お酒を楽しむ」のこの列車は無縁に見えるが、地元の味覚と大きな車窓から眺める風景もごちそうとパンフレットにあったので、発車時刻が迫るにつれ、わくわくが増す。
なぁーんて、さも楽しみにしていたようだが、計画と手配は鉄道好きのむーくん。
私は相変わらずぽやぽやとむーくんが話す旅程を右から左へと聞き流しており、直前になってどんな列車なのかを知った途端、現実味が増し、興奮している。手のかかるノコ(娘小4)の子育てに追われていると、非日常的な旅行の話はなかなか頭が受け付けないのだ。
14時49分、十日町駅を出発。
食事付き旅行商品の1号車。席はテーブルを囲んだゆったりめのボックスシート。
2人で乗るなら、窓を前にした景色が楽しめる展望ペアシートや横並びに座ってバー状のテーブルに向かうくつろぎペアシートがおすすめだ。我が家のような家族連れはボックスシート。
ノコは鉄道好きのむーくんのおかげで、おそらく一般家庭の子どもより特別な鉄道とふれあう機会が多い。
大人には2つのコースがあり、お酒を楽しみたい「基本コース」とお酒を飲まない、または20歳未満の「ソフトドリンクコース」がある。それから、価格が大人より安い子どもコース。
ウエルカムドリンクは、むーくんは「発泡純米清酒 柏露花火」、私とノコは「雪男サイダー」を選んだ。
お食事は、四角い器に4品。本日のおしながきは10月に変わったばかりの秋の味。
・鮭の彩り野菜甘酢あんかけ
・ホタテのバター醤油パン粉焼き
・しらすと生姜のまぜご飯
・キノコとカブの新潟ソテー
・デザートにほうじ茶のパンナコッタ
ちょっぴりお酒もなめたいので、大人は基本コースとソフトドリンクコースに挑戦。
【基本コース】
・純米大吟醸 越路乃紅梅
・越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒(180mlの瓶で持ち帰り可)
・試飲の日本酒1種
【ソフトドリンクコース】
・緑茶のペットボトル
・雪室珈琲と雪国ドーナツ
・お土産に米粉クッキー2袋
【子どもコース】
・ル レクチエのジュース
乗車時間は4時間弱。
ゆっくり食事を楽しみながら過ごそうと思ったのに、目の前に並ぶとそうはいかない。お酒をちびりちびりやりながら、料理をつまむ人にはちょうどよい長さの乗車時間なのだろうが、こちとら下戸だ、パクパク食べてしまう。
久し振りに口にした日本酒は美味しいけれど、喉も胃もクーッと熱くなる。私は飲むとへろへろとご機嫌になり、にやけてしまう。それだけなら愉快なお酒といえるが、コップ1杯も飲まないうちにさっきまで火照っていたのが嘘のように寒くなってしまう。だから、むーくんと分け合うくらいが適量。
酔っ払いを見たことがないノコは、私が陽気に「ノコちゃーん、ノコちゃーん」とハグしようとすると、「酔っ払いママめ、近付くな!」と逃げてしまう。
ハグが大好きなくせに酔っ払ってのハグは別物のようだ。
乗車して2時間を過ぎた頃、柏崎駅から日本海が見えてくる。今日は曇天。海岸線を走る列車の大きな車窓の向こうに沈む夕日がぼんやりわかる。
海がすぐそこに広がる青海川駅では20分ほど停車。下車して、じっくり波の音がする景色を味わえる。車掌さんに写真撮影を頼めたので、家族写真もパチリ! カメラを手にしたノコはノコなりに工夫したアングルで撮っている。
新潟にいる従兄弟たちと遊んだノコは、すっかり遊ぶのが当たり前になってしまい、一人っ子の日常を忘れてしまったようだ。家族3人になった車内でも「遊んで遊んで」とせがんでくる。しばらくジャンケン遊びの相手をしたが、こちらも久々のアルコールと旅の疲れが出てきて瞼が重い。
海岸線を離れたあたりから、ノコも興奮するような遊びがないため、リュックを枕に眠ってしまった。日もすっかり暮れ、車窓は額でもつけない限り、鏡のように車内を映すだけ。
18時38分、上越妙高駅着。ここからは新幹線。
お酒が好きで、列車に揺られながらのんびり4時間弱を過ごしたい方にはおすすめです。
下戸の我が家でも楽しめたので、日常を離れ、スピードより車窓の景色を眺める時間を大切にしたい方も是非!
※ 新潟旅1日目もよろしければお読みください。
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