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子どもの習い事。思い悩んじゃうけれど、ただまっすぐ気持ちを叶えることが大事なのかも。
#20230519-111
2023年5月19日(金)
ピアノのレッスン日。
新型コロナウイルスが5類感染症に位置づけられたこともあり、レッスン室へ入ることができるようになった。
だが、今日は入らない。
先生がノコ(娘小4)にピアノをやめたい理由を尋いてくれるらしい。
もしかしたら、私たち里親に対してとは違うことをノコがいうかもしれない。
レッスン後に迎えに行くと、ノコは先生に挨拶もそこそこ、外で待っている次のレッスンの子のところへ駆けていく。2学年上でノコにとってはお姉さんっぽい存在なのだろう。
後で先生が連絡をくださることになっている。だから、ここでは何もいわない。ノコにもレッスン中のことを質問しない。
「はい、帰るよー」
そう声を掛ける。ノコが私の手を取り、ぶんぶんと振る様子を見る限り、機嫌はよさそうだ。
ノコが寝た後に、先生と電話でお話する。
意外な理由は飛び出さなかった。ただ情報が増えた分、ノコの本音がよりわかった。
毎日の練習が嫌。弾けないとイライラしてしまい、気持ちを落ち着かせるのに時間がかかる。
発表会のドレスは着たい。
レッスン日が移動図書館の巡回日と重なるため、借りる本を選べなくてつまらない。
友だちと遊びたい!
移動図書館の件はノコの勘違いだ。
ノコが学校からテキパキと下校すれば移動図書館に間に合う。それがお友だちとぺちゃくちゃお喋りをしているから、間に合わない。目の前で移動図書館が去っていく。
先生によると、小学生の中学年までは家で練習をせず、レッスン日を迎えるお子さんも結構いるとのこと。
とにかくだましだましであっても続けることが重要で、6年生――もしくは中学1年生まで教室へ通っていれば、次第に自分の意思がはっきりしてくるという。やめてしまえば、また戻ってくる子はまれで、あっという間にピアノから遠ざかってしまうそうだ。
ノコは先生にやめてもピアノは好きだから「毎日弾く」といったと聞いた。
だが、ここ数日ノコはピアノを弾いていない。
家で練習をせずレッスンに通うことに私はとても抵抗がある。だが、先生とご相談した上で、もうしばらく続けることを第一にするのならば、先生に対する申し訳なさが軽くなる。
こんなことをしてまでピアノを続ける――というか続けさせることでどうなるかはわからない。
練習が嫌ならば、毎日練習をしなくてもいいということを話し、ノコに再度ピアノを続けるか、やめるかの意思を確認しようと思う。
結局ピアノをやめたいというノコの気持ちを叶えないことになるかもしれない。
正直この行動が適切なのか悩ましい。
「やめたい」というノコの気持ちをただまっすぐに受け止めて、あっさりきっぱりやめることがノコと向き合う私たちがすることなのかもしれない。
揺れる。
惑う。
悩む。
――結局、私ノ気持チハキイテモラエナインダネ。
ノコがそう感じませんように。
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