【女道】セクハラは、性欲の捌け口。DVは、イライラの捌け口。つまり、こちらは、ゴミ箱みたいな扱いを受けているわけで

おいら、リリック。
普段は、ノートに、仕事の愚痴をダラダラと書いているんだけど、今回は、女として生きてきた私の軌跡と、女の本音をここに記したい。

セクハラや痴漢、DVに合って、苦しんでいる人の本音を、テキストで叫び散らかすので、共感してくださる方は、一緒に共鳴していただけたら嬉しいです!
勇気ある人がたくさん声をあげて、1人でも多くの女性が、自分らしく、自分を誇って生きられますように。


<女道ーセクハラは、性欲の捌け口。DVは、イライラの捌け口。つまり、こちらは、ゴミ箱みたいな扱いを受けているわけでー>

私は、嫌だった思い出は、絶対に忘れない女だ。
名実ともにめんどくさい。

特に、男にされた嫌な思い出は絶対に忘れない。
新たに痴漢された時に、過去にされた痴漢やセクハラを走馬灯のように全て思い出しては、ガチでゲロりそうになる。
そんな走馬灯いやだ。

それは、生物としての防御反応として備わっている機能なのではないかと思う。
同じ目に合わないために、危険を覚え、次回に備える。
ああなんて人間は、賢い生き物。
なのに私は、何度も同じような危険に遭遇する。なんのための記憶やねん。

・チャリに乗っていたら、知らないおじさんに傘で殴られた
・男友達だと思っていた人に「お兄ちゃん」と呼ばされた、そいつに身体を触られた
・夜の公園で襲われた
・カラオケで首を締められた
・バイト先で椅子を投げられた


そんなことが2ヶ月に一回くらいの頻度で起きていた大学生の時、
あぁそんなことされるのは、私が醜い人間だからだ。
そう扱われてしかるべき汚い人間だからなんだと、全国のお母さんもビックリ、自分宛のヒス構文を確立させた。

世間は、被害者に厳しい。
被害者であるという確固たる事実があっても、被害を嘆けば、悲劇のヒロインぶっていると言われる。言われるんじゃない、自分がそう思い、自分がさらに愚かな人間のように思えてくる。

何度も吐きそうになりながら、ちょっとくらい嘆く場を与えてくれよと思いつつ、悲劇のヒロインシンドロームに悩まされた私は、心に誓った。

よし。次は絶対に、やり返そう。

被害者の憤りには、常に行き場はない。ずっと負の感情と、記憶を背負って生きていかなければならない。またふと思い出した時に、その記憶の中で、被害者としてしか存在できないのは疲れる。

加害者と被害者ではなく、やり返して、ただの喧嘩の思い出にしよう。
さらに殴り返される覚悟も必要だ。
でも、もう被害者はうんざりなんだ。

さすが、トラブル巻き込まれ師。
チャンスはすぐに来た。

飲み会で、赤くなるくらい強めに肩パンしてくる殴り癖野郎に遭遇した。
他の女の子は、その子の暴れ具合に泣きそうになっている。
男の子にビンタや、肩パンをしていたが、まさか私にも飛び火した。
女の子やで?わいも。

肩パンされながら、ビンタか頭突きどっちにしようかなー?とシラフで考えていた私は、我ながらサイコだったと思う。

でも、私は、殴り返さないことを選んだ。

殴るのが怖かったとか、殴る自分でいたくなかったとかではない。
ただ、女性でいたいと思った。

殴り殴られる男の友情みたいにすれば、加害者でも被害者なく、ただの喧嘩になる。それに憧れていたはずだった。
でも、最後は、殴るという(古典的な表現ではあるが)「男性性」を獲得することへの拒否反応が、思いとどまらせた。

殴ることはしなかったが、私なりに怒りを表現し、女性として反撃した。
「お前、まじ出てけよ。お金出したるわ。お前がこの場から消えるために、なんだってするから出てって?」と、その飲み会の空気を凍らせ、秒速でお開きになった。(ん?#女性性とは?#言葉遣い漢)

肩パン野郎は、記憶がなかったのか、会が開いた10分後、呑気に、俺を家まで連れて帰れだのと電話してきたが「知らねーよ。カス。」の一言とともに、歌舞伎町に捨てた。

その後もクソ男との遭遇は続いた。
友達の元彼が、アクシデントを装って胸を触ってきた。(アクシデントを装うタイプの痴漢ってよくあるけど、100%バレています。女の勘なめんな、まじで。)
彼は、カラオケで私の隣の物を取るふりをして、肘で胸を触ってきた。
友達の元彼だったので、友達の面子を立てながら復讐しなくてはならなかった。

体調が悪くなったふりをして、「タクシーで帰ります。。」と弱々しくいって、タクシー代を5000円もらい、元気に歩いて帰った。
帰り道、日高屋の野菜たっぷりタンメンを食べた。

私は、自分の器にみあった生き方をすることに味をしめた。
そういうクソみたいなやつを忘れたり、許したりできるほど、人間ができていない。
被害者になって自分が辛いくらいなら、嫌なことをふと思い出した時、あ、そういやそのお金で日高屋行ったなとささやかな勝利と、タンメンの味を思い出したい。

でもね。なんか虚しい。自分の器の狭さを思い知り、他人の悪意を知り、やり返したって、すごく虚しい。
セクハラは、性欲の捌け口。DVは、イライラの捌け口。つまり、こちらは、ゴミ箱みたいな扱いを受けているわけで、そんなの悲しくないわけなくて。

今後もやられたら、やり返すんだけどさ、
ガチで、知っておいてねとは思う。

めちゃくちゃこちとら恨んでいるよ、と。
私の憎しみで、お前の人生呪われているよ。
どうせ私だけがお前の被害者じゃないと思うし。
多分、女の狂った憎しみが魔法になって、その代償にお前の人生は、しょうもなくなるんだと思う。

くそ男の人生は、幸せな人生かもしれない。
不自由のない人生かもしれない。
でも、100%しょうもない。あーしょうも無い。

こんな長々と書いたノートのオチが「しょうも無い」でごめんなさい。
まだ、セクハラや痴漢とどう向き合ったらいいのか分からず、また、セクハラと向き合わなければ行けない社会ってなんやねん、と思いながら生きていて、考えを綺麗にはまとめられませんでしたが、

世界の全女性が、自分を誇り生きれますよーにとは、願っとります。


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