【ドラマ 体感予報】「食」といえばそういえば
人のこころが動く瞬間を見せてくれるドラマが大好きです。
過去にXに投稿した感想postを整理して載せていきたいと思います。
もとがXのpostで、短文を連ねる形だったので、noteにしたら読みづらくなっているかもしれません。ごめんなさい。
(2024年2月6日のpost)
体感予報のキャッチコピーは
「明日は晴れなので この男は俺を抱くだろう」
なんだけれど、ダヨちゃんの独白は
「明日は晴れだ。晴れなので、この男は腹が満ちたら俺を抱くだろう」
この「腹が満ちたら」って。
すっごく良い。
すっごく良いよね!
(突然の語彙力の喪失)
2/11
この言葉のチョイス天才的です🥹漫画からだから、ニッケ先生かな?
「食事が済んだら俺を抱く」でもなく、
「今夜は俺を抱く」でもなく、
「腹が満ちたら」。
3/11
頭で考えるのではなく本能から求めている感じとか。
性急さ切迫感とか。
カッコつけも取り繕いも削ぎ落とした生々しい感じ。キッチンから食事までのお芝居の緊迫感も相まって、目が離せない。
4/11
ここの食事シーン、大好きです。
愛しい人とのお食事のはずなのに、この緊張感。「ソース」以外の会話なく、無言のまま視線だけが行き交う。
スプーンがお皿や歯に当たる音が大きめかなと思うんだけれど、これは沈黙の中で五感が研ぎ澄まされた2人に聞こえている音なのかな?
5/11
ダヨちゃんを求めていることを隠す気もない瀬ヶ崎さん(これは捕食者の目や。さいっこう)と、そんな瀬ヶ崎さんの様子を伺うダヨちゃん。こっそり様子を見たいのに、瀬ヶ崎さんは100%ダヨちゃんを見ているから、顔を上げるたびに捕まり、泳ぐ視線。
6/11
ダヨちゃんが大きく右に視線を逸らして、ちょっと体を揺すりながらモグモグするんだけれど、ここが色々こらえているように見えて。
瀬ヶ崎さんの様子を気にしていることを悟られたくないし。
自分が求められていると感じていることも、知らんぷりしておきたいし。
7/11
自分だって本当は瀬ヶ崎さんを求めているっていうこと、そぶりにも出したくないし。っていうか自分でも認めたくないし。
でも瀬ヶ崎さんは全部分かってて、葛藤する姿も含めてダヨちゃんを目に焼きつけ、噛みしめる。
8/11
もうこれ闘いじゃないですか!真剣勝負!
そして「やらしい」。
この水面下の攻防、「セクシー」でもなく「エロい」でもなく、すごく「やらしい」と思うんです。(お願い伝わってニュアンス)
9/11
この食事の場面って、確認してみたら1分ちょっとなんですね。
1分ちょっととは思えない内容量。凄い濃密。
集中して世界に浸って、見終わってからも何度も反芻して考えてしまったり、繰り返し見たくなったり。
10/11
ドラマを見る醍醐味ですね。
体感予報に出会えてよかった。
11/11
#ドラマ体感予報 #こへあつ #せがだよ #樋口幸平 #増子敦貴
番外編
『愛人ーラマンー』という映画を思い出しました。
ヒロインの設定がすっごく若いし、演じた女優さん御本人も若くて、確か当時は若い女優さんが大胆な演技をしたことばかり取り上げられていたような記憶があるんだけれど。
番外編2
わたしがいちばん「やらしい」と感じたシーンは,そのシーンじゃないんです。
熱く語りたい気持ちがすっごくあるんだけれど、ネタバレしたらいけないのかしら。
服の一枚も脱がず、身体の接触も小指の先ぐらいの場面です。こんな表現!とビックリした思い出。
番外編3
きれいな愛ばかりじゃない。欲も打算も絡んだどうしようもない関係なんだけど、ラストシーンで感じたものは、
「業」としか言いようのない、どうしようもなく惹かれあってしまった二人の物語であったな。
ということでした。
ただ思い出しただけ😁