【天狗の台所】ドラマseason2の前に、コミックス5巻について語る※ネタバレ含
人のこころが動く瞬間を見せてくれるドラマが大好きです。
Xに投稿した感想postを整理して載せていきたいと思います。
もとがXのpostで、短文を連ねる形だったので、noteにしたら読みづらくなっているかもしれません。ごめんなさい。
【天狗の台所】ドラマseason2の前に、コミックス5巻について語る
『天狗の台所』コミックス5巻、発売日の今日に読ませていただきました
なんかもう素晴らしすぎて呆然としています。なんも言えねー。
1/5
読後すぐで、まだ全然深く考えられていないし文章もまとまらないんだけれど、ドラマ2期よりも前に、とにかく今の気持ちを残しておきたいので、バーっと殴り書きみたいなメモを残します。
わたしは、
ドラマ1期
→コミックス1〜4巻
→コミックス5巻(イマココ)
→ドラマ2期
の順で鑑賞しています。
2/5
最初にドラマの1期を見た時は、美しい風景やお料理、優しい人たちに癒されながら、何かを選んで生きることの痛みみたいなものも感じていました。「だから駄目」という訳ではなく、痛みを引き受けて自分で決定して生きていくそのものが、いのちの強さ・美しさなのだろうと。
3/5
コミックスを4巻まで読んでいて、選択して生きる痛みとともに、だんだん「寂しさ」について考えるようになりました。
そして今日の5巻。今まで「ふぅ」っと感じていた痛みや寂しさがはっきり形を現して、そしてそれが救われたような。
呆然とするような感動でした。
4/5
ネタバレせずに気持ちだけ書き残すのは難しい💦
ここはオープンな場なので、ただこの感動だけを記録します。
note の方には、もうちょっと細かいことまで書き残します。
5/5
#天狗の台所
#天狗の台所2
#田中相
#駒木根葵汰
ここまではXに載せました。
※この先はコミックス5巻の内容も含まれます。これからまっさらで読みたい方は避けてください※
ドラマ1期で基さんが、オンくんをかわいく思いながらも今後のことには絶対に自分の意見(「ここはいいよー、楽しいよ」的な誘い)を言わなかったこと、送り出す痛みを徹底的に自分の中だけに留めていたことが、心が痛くもあり感動的でもありました。
自分の寂しさを、相手の行動の枷にしないというのは、実際とても難しいことで。
コミックス5巻で基さんが、初めて言葉にしてオンくんに伝えたところがとてもよかった。基さんの寂しさが、オンくんの寂しさが(あまりに何も言われないのも放り出されたみたいで寂しいよね)救われていくみたいでした。
ドラマ1期でのオンくんが、「天狗の子だから」大事にされているように感じて寂しくなる場面は胸が痛かったし、基さんが気づいてくれているのがほんとうに救いでした。
直接繋がっているお話でなくても、「寂しさ」というテーマも『天狗の台所』の根底に常に流れているように感じられます。
ドラマ1期を見た時に「選択する痛み」に対して感じたのと同じように、コミックスをここまで読み進めて、「寂しさ」もまた生きることとは切り離せないものなのだと感じました。痛みも寂しさも「あって当たり前」ただそれだけなのでしょう。
その中で、日々目の前のやるべきことをやって、その時点での最良を懸命に考えることが大事で、美しい生き方なのかなと。
『天狗の台所』は、そうやって生きる者たちへの賛歌ですね。
今後のコミックスも、ドラマseason2も、とても楽しみにしています。
大事なものを教えてくれて、生きる力をいただいております。ありがとうございます。