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【ドラマ 25時、赤坂で】最終回後、麻水さんの救済について考えた

人のこころが動く瞬間を見せてくれるドラマが大好きです。
過去にXに投稿した感想postを整理して載せていきたいと思います。
もとがXのpostで、短文を連ねる形だったので、noteにしたら読みづらくなっているかもしれません。ごめんなさい。  

2024年6月21日の連続post

【麻水さんの救済について考える】

#ドラマ25時赤坂で  最終回

まず結論から。
お二人おめでとうございます。お幸せに。
で、麻水さんの救済について、ずっと考えています。
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白崎くんを止めた時の麻水さんの表情にまずビックリしたんだけれど、ぜんぜんちがーう!今までとぜんぜん違う。
「自分の殻を破る」という表現があるけれど、ほんとうに、今まで薄いヴェールみたいな薄皮一枚かぶっていて、それを外したんじゃないかと思うぐらい。全てがハッキリして見える。
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表情とか表現とか色々あるんでしょうけれど、見ている側が突然ピントがあったように感じるってどういうことなんだろう。
麻水さんの表情が、突然鮮やかにくっきりと見えた(そう感じた)っていう感覚だけで、いまだに具体的には何が変わったのか分からない。凄くない?これって。
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そして大事なことは、麻水さんは白崎くんに受け入れられたから変わったんじゃないんだよね。白崎くんを止めようと、自分から動いた時点ですでに変わっていた。
受け入れられて変わるんだったら、それは変化を相手に委ねてしまうことになるからね。
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「帰らないで」と言った麻水さんは、痛々しく必死ではあったけれど、うつろではなかった。
自分の欲しいものを欲しいと認識し、欲しいと声をあげることを取り戻した。今まではそれが出来ないほど、麻水さんはたくさんのものを失ってきたんだろうな。
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「帰らないで」という麻水さんの表情が、若々しいというかちょっと幼くも見えて。
子ども時代の「お母さん行かないで」とか。
大学時代の「芝居の感想を言ってほしい」とか。
たくさんの「俺をちゃんと見て」とか。
一人でおさめてきた色んな言葉が昇華されたように思えた。
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「(好きな子を)追いかけてきちゃダメなの?」って、普通のカップルで言ったら甘々のセリフだと思うんだけれど。
好きな人/物/ことの追いかけ方を知らなかった麻水さんが「俺、何か間違ってる?」って聞くのって、とんでもなく重いことだと思うの。
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麻水さん、ほんとうに、好きなものの欲しがり方とか、追いかけ方とか、知らないんだ。「何か間違ってる?」って聞くのも、甘い台詞でも何でもなくて、ほんとうにこれでいいのか自信がなくて、どんな返答が帰ってくるのか怯えてるんだ。
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ハタから見れば美しく恵まれていて、欲しいものは何でも手に入りそうな麻水さんが。
誤解が解けて、白崎くんとほんとうに分かり合えた時のホッとした表情よ。
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服も適当で襟元ズタズタで、髪はボサボサで、いつもの戦闘力高そうなカツカツカツって歩くブーツもなくてサンダルで、アスファルトに直にへたり込む麻水さんが、桜と空を見上げて笑う姿は、ほんとうに美しかった。
どんなお衣裳とメイクの麻水さんよりも美しかった。
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ほんとうの「きれい」ってこういうことかもしれないよね。
「きれい」の呪いが解け、「きれい」が味方になってくれた麻水さん。白崎くんとどうぞお幸せに。
その後の彼らにいつか会いたい。
会える。かな。
11/11
#駒木根葵汰 #新原泰佑

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