ローランドと義父の比較で浮き彫りになる知識の重要性とは?
成島です。@freeowner171
人に影響を与えたければ、知識が絶対的に必要だと感じたエピソードがあります。
漁業・農業か。それ以外か。
妻の話なのですが、妻の実家は地方の海沿いにある田舎町です。
妻のお父さんが子どものときは、漁業、果物、鑑賞菊、行商などで生計を立てていました。
その仕事は妻のおじいちゃんの代で終わったので、妻のお父さんはサラリーマンになりました。財閥系メーカーの工場に勤めて、高校を卒業してからずっと同じ会社にいます。
妻のお父さんはあまり口数が多いタイプではありません。
ですが、お酒を飲むといつも昔の漁業と農業など行商を手伝っていた話ばかりします。
今も休日は、山や畑の管理をして市場に魚を買いに行きます。
そして、今でも漁業を続けている親族と話すのが趣味なようです。
この背景がある中で、妻が実家に帰ったときこんな質問をしてみました。
「(弟含む)私たちにどんな仕事についてほしかった?」
すると、こんな答えが。
「漁業と農業以外の仕事」
最初、何を言われているかわからなかったのですが、
漁業と農業以外
=サラリーマン
になってほしかった
という意味だそうです。
その答えに妻は更に混乱しました。
「サラリーマン???
サラリーマンって一口に言ってもいろいろあるし、広すぎないか?」
こうやって、話を深めようとしても、サラリーマンには具体的にどんな仕事があるか答えないそうです。
それは、妻のお父さんにとって、大きなメーカーの工場で働くことがサラリーマンだからですね。
ですが、サラリーマンと言っても、メーカーと僕が属したことがあるような金融業界、出版業界は全然違います。
当然、もっと業界、職種、ビジネス規模などいろんな分類ができて、それぞれに向き不向きがあると思います。
しかし、子どもたちにサラリーマンになってほしいと言いながら、サラリーマンには具体的にどんなものがあるか一切言えないのです。
その矛盾を妻が突くと怒りはじめてしまったそうです。
俺か。俺以外か。大事なのはどっち?
この話から、現代という知識社会において知識がいかに大事か分かります。
妻の父は言いました。
「漁業・農業か。それ以外か」
これと似た構文でこんなセリフがあります。
「俺か。俺以外か」
そう、ローランドさんの言葉であり、本のタイトルですね。
ローランドさんの意図としては、
●俺
●俺以外
という2つを比較して、俺に注目してもらうためにこういうセリフを言っているはずです。
それに対して、
●漁業・農業
●それ以外
という比較をして、妻のお父さんは子どもたちに「それ以外」であるサラリーマンになってほしかった。
なのに、「漁業・農業」の方の話ばかりしてしまった。
それでは、サラリーマンがなんなのか、具体的にイメージがつかないです。解像度が上がらないというやつですね。ぼんやりとしかサラリーマンとして働くということがイメージできない。
その結果、妻も妻の弟もサラリーマンにはなりませんでした。
苦労して自営業として自分の道を切り開くしかなかったのです。
それは結果的に良かったのですが、このエピソードを通して、「知識」の重要性がわかりますよね。
知識があればあるほど、サラリーマンという漠然とした概念を細かく具体的に分類することができる。
そうすれば、もっと興味が湧いたり、魅力に気づいたかもしれません。
ですから、他人に対して何かを興味づけするには、その分野に対する知識が必須なのです。
特に、今の時代はもう令和です。
▼この15年で日本の産業構造はどう変わったのか?
この記事の最後に書かれていますが、令和時代のキーワードは「知識産業のあり方」であるとのこと。
知識産業で生きていくのは当たり前。
その上で、どういうあり方を示していくのかまで問われてきます。
いずれにしても、僕がオススメしているコンテンツビジネスは知識産業のど真ん中です。
あなたがどんな仕事をしているにしろ、実は、コンテンツビジネスが時代の最先端であり、今後のメインストリームになると言っても過言ではないと考えています。
だからこそ、毎日少しでも知識をつけていきましょう。
それがあなたの人生を豊かにするはずです。
P.S.
漁業と農業のエピソードは、これから漁業や農業を始める人を否定するものではありません。令和側の新しいスタイルで漁業や農業にイノベーションを起こして活躍している方々もたくさんいらっしゃいます。
そして、その活躍している方々もやはり「知識」をフル活用しているのです。
P.P.S.
この話をnoteの題材にすることは妻や義父にも了承を得ています。
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