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言葉の羅針盤【第11話】
花を眺めては、
その時の情景を言葉によって膨らませる。
また、深い山々を見上げながら、
その荘厳な自然の営みを人生と重ね
言葉で表現する。
平安時代には歌人は和歌に言葉を託し、
また別の時代には、遥か大陸の山深くで
漢詩として表現し続けた隠遁者や官僚もいました。
そうした古来の言葉があるからこそ、
今、目の前の何気ない自然も、
そうした言葉によって世界を膨らませ、
豊かな景色として眺めることができるのだとも感じます。
僕自身、
そんな「言葉と自然」の関係を大切にしてきました。
今回は言葉としてだけではなく、
「生き方の羅針盤」として、
僕が大切にしている言葉との向き合い方を
お話させていただこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。