【雑感】【結婚式】親への手紙について考える
(このNOTEは3分で読めます。約2,300文字)
結婚式では、新郎新婦から親への手紙を朗読することがあります。結婚式終盤に実施されることが多く、結婚式における感動的なシーンです。結婚式を実施された方は、親への手紙を読んだことがある方も多いのではないでしょうか。また、結婚式に参列したことがある方は、親への手紙のシーンをご覧になって感動した方も多いのではないでしょうか。
私も自分の結婚式で親への手紙を朗読しました。このNOTEでは、親への手紙を書く過程で私が考えたことを書きます。内容としては、ネットに載っているテンプレートを活用してしまうと、それがバイアスになってしまうためオススメしない、ということです。
あくまで個人的な雑感ですが、ぜひ、最後まで読んでみてください。
✅1、親への手紙を書くことを決意する
ウェディングプランナーさんと式の大まかな流れを決める打合せで、『ご両親へのお手紙はやりますか?』と質問を受けました。以前参列させていただいた結婚式では、全ての結婚式で親への手紙がありました。
そのどれもが感動的でした。友人の結婚式では感動しすぎて、友人の両親よりもこちらの方が泣いてしまうような場面もありました。
『絶対、親への手紙はやった方がいい!』と思い、『もちろん、やります!』とプランナーさんに即答しました。
✅2、親への手紙を考える
便箋を購入し、親への手紙を書く準備は整いました。しかし、いざ書こうとするとなかなか筆が進みませんでした。書きたい要素を色々と挙げてはみるものの、上手くまとめることができませんでした。
あまりにも書き進めることができなかったため、『結婚式 親への手紙』でググってみました。おそらく検索結果トップはゼクシィのサイトが出てくると思います。
ほぼ全文載せをしてくれているそうです。『これを参考にすれば、親への手紙は書けるだろう!』と思い、サイトにアクセスしました。
しかし、サイトを開いてすぐにブラウザごと閉じてしまいました。それは、『他の方の手紙を参考にすれば確かにクオリティの高い感動的な手紙を書くことができるかもしれないけど、それって自分が本当に伝えたいことなんだっけ?』とふと思ったからです。
✅3、ゼロから紡いだ言葉こそ自分の想いが表現されるのではないか
『サイトに載っていることを参考にしたらダメだ』と言いたいのではありません。ただ、サンプルを見てしまうとそのサンプルがバイアスや基準になってしまい、自分が本当に伝えたいことが薄れてしまう気がするのです。
私はパソコンを閉じて、手紙に向き合いました。
おそらく、サンプルを参考にすると、結構な長文の手紙が出来上がったと思います。私は、たった2文にしました。
これは、両親が私の結婚式を振り返ったときに『手紙で何て言われたっけ?』と回顧したタイミングで『選択できる環境について感謝されたんだ。』とすぐに思い出してもらえるようにしたかったからです。
実際の結婚式の両親への手紙では、手紙は出さず、マイクを持ってもう少し詳細に感謝を伝えました。『選択できる環境』というキーワードだけを頭において、あとは式当日に溢れてきた思いを言葉にしました。
原稿を用意したわけではないので、覚えている限りですが親への手紙ではこんなことを話しました。
ネット上に公開されている例文を見てしまったら、手紙には2文しかなく、両親への手紙では上記のようなことを話すということはなかったと思います。
もちろん、例文を参考に両親への手紙を書くことは良いと思いますが、ゼロから不器用なりに紡いだ言葉にこそ、想いがより表面化していくような気がしています。例文を参考にすれば、例文のような手紙を書くことができます。それを否定するつもりはありませんが、ゼロからひねり出す言葉もそれはそれでいいと思います。
✅4、まとめ
結婚式をされる予定がある方は、ぜひ親への手紙をやってみてください。両親に対して気持ちを伝える良い機会です。親への手紙の例文はネット上に溢れています。
ネット上にある例文を参考にすれば確かにまとまった文章を書くことはできると思います。しかし、そういったものを参考にせず、ゼロから言葉を紡ぎ出していくとあなたらしい、あなたにしか書くことができない手紙が書けるのではないかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。