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『期待値無限大の法則』やって後悔よりもやらずに後悔する方が後悔度合いが大きいことを説明する
(このNOTEは2分で読めます。約1,300文字)
『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。』という言葉をよく耳にします。みなさんも言われたことや言ったことがあるかもしれません。
このNOTEでは、『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。』という言葉が正しいのかについて私の造語『期待値無限大の法則』を用いて説明します。
✅1、『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。』?
何かに挑戦しようとしている人が目の前にいたとします。どうやら挑戦するか否かで迷っているようです。
『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。だから挑戦してみようよ。』と背中を押す言葉をかけるシーンは想像に難くありません。
私も誰かに対してそういった言葉をかけた記憶があります。では、実際には『やらずに後悔する』よりも『やって後悔した』方がましなのでしょうか。
感覚的にはそうなのでしょう。しかし、それでは納得できないので説明を試みてみます。数値的な説明ではなく、思考実験でそれを説明してみます。
✅2、『期待値無限大の法則』
まず、私の造語である『期待値無限大の法則』について説明します。『期待値無限大の法則』は、実際に経験しない限り、想定時の期待値は無限大に膨れ上がる法則のことです。
例えば、ホラー映画を想像してみてください。怖いと有名なホラー映画があったとします。実際にホラー映画を観る前の期待値はいかがでしょうか。恐怖がどんどん膨れ上がっていくような感覚はありませんか。
しかし、一度その映画を観てしまうと『あれ、確かに怖かったけど、思ったほどではなかったな。』と思うことの方が多いのではないでしょうか。
実際に経験していないことに対する想定は、頭の中で上限なく膨れ上がってしまいます。これが『期待値無限大の法則』です。
また、他人の物差しで測った結果は参考にはできますが真に正確ではないため、経験は自分の中の物差しで測るしかありません。自分自身が物差しになるので、自分で測るしかないのです。経験を客観的数値で測ることは難しいため定量的データはありません。これも期待値が無限に上がっていく要因の一つです。
✅3、やって後悔しましょう
『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。』を『期待値無限大の法則』を使って考えます。
まず、『やって後悔した』について考えます。これは、実際に経験したため自分の中で何かしらの評価があるはずです。
一方で、『やらずに後悔する』は『期待値無限大の法則』からそれに対する期待値が上限なく膨らんでいきます。
『やらずに後悔する』という無限に膨らんでいく期待値と『やって後悔した』という実際の経験を比べているため、『やって後悔した』の方が後悔度合いが小さいのです。
✅4、まとめ
無限に広がっていく想像と実態としての経験を比べたとき、想像は無限大に続くため後悔度合いも大きくなります。その意味で『やらずに後悔するよりもやって後悔した方がまし。』は正しいと考えています。
転職などの場合、新しい仕事への期待値は無限大に広がっていくでしょう。現職にとどまり転職しなかったときの後悔よりも転職したときの後悔の方が小さくなるのではないでしょうか。
皆さんはどう思いますか。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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