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ピンチを乗り切る方法とはーー謎の独立国家ソマリランド

怒られたり、寝坊したり、締め切りギリギリになったり、人生は日々ピンチの連続なので(私の場合は特にトラブルメーカーならぬ「ピンチメーカー」)、いつの間にかピンチを乗り越えるマインドセットのようなものが出来上がってしまった。(そもそもピンチを減らせという話なのだけれども。)

私のピンチの乗り越えるマインドセット、

それは、「他の誰か」になってみること。

前に書いた「急に飛び込み営業しなきゃいけなくなったので、できる営業ウーマンのコスプレを着た」の話と似ているから多分、私のメンタルは、実は妄想力で保たれているのかもしれない。

今日書く話は、その「思い浮かべる対象」の話。

思い浮かべる人のバリエーションに、色んな国が混ざると、もっと面白く(エキサイティングに)なるのだ。

例えば昨日、朝からお気に入りのお皿を割ってしまったのだが、本来の私なら「もう!なんでえええええええええええええ!」と一人身悶えるところ、そうするとストレスがたまるだけなので、フランスにいるあの子をイメージして「あぁ〜それはしょうがないねぇ〜C'est pas grave.」というテンションでやってのけた。(文化と言語が変わると、よりなりきり感が増し、面白くなる。)

そんな私にぴったりな国(?)に、この8月はゾッコンであった。


「ソマリランド共和国」という国家をご存知だろうか?

ソマリアではなく、「ソマリランド」

正式に国とは認められていなく、アフリカ東北部のソマリア連邦共和国内に位置する。驚くべきなのは、内戦のイメージが色濃いソマリアとは対象的に、十数年も平和を保っている民主主義国家だということ。

残念ながら、この夏のバカンス費用は全てフランス語学習費に消え去ったため実際に行ったわけではないが、この576ページもある素晴らしい本が、日本にいながら私をソマリランドに連れて行ってくれた。

彼らのドライでエキサイティングなカルチャーからこの夏、学んで社会生活で活かせそうなことを記しておく。

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①ソマリランド料理、名物というのは、いまひとつ存在しないようで、食堂でオーダーするときも「ヤギ肉くれ」「魚ひとつ」という頼み方なのだそう。(でもビックリするほど美味しいらしい)

手の込んだ手料理を作るプレッシャーや呪文のようなおしゃれネーミングのインスタ映え料理を食すプレッシャーに遭遇したときは、ぜひとも思い出そう。

②隣国の南部ソマリアは平和とは真逆で、みんな当然のように銃を肩からさげて歩く。当然すぎて、著者は「現地で流行っているユニークな肩掛けカバン」に見えてきたらしい。

受け入れられないものを大量に見たときは、「流行中のおソロ」と思おう。

③ソマリランドは資源もなければ経済も発達していないので、主な経済基盤は仕送り。仕送り。海外に住む親戚や家族からの仕送りです。

ないものはあきらめよう。

④計算も時間もぴったり、レストランでオーダーしようとするとウエイターが飛ぶように瞬間移動してくるらしい。しかし快活なのは午前中だけで、午後1時から5時は、誰も働かない。(そして宴会を開く。)

長期休暇前日など、死ぬ気で仕事を終わらせたい日はソマリランド人になりきろう。「短期集中型」

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夢は毎月海外旅行に行くことだけれども、

自宅からアフリカに想いを馳せた夏でした。

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