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【目からウロコ】なぜあなたはダイエットに何度も挫折するのか?
この記事を読んでいる方の中に、お腹周りの脂肪を落とすためにダイエットに励んでいるのになかなか成果が出ないという方はいませんか?
ショックを受けるかもしれませんが、あなたが本当に痩せたいのなら、激しい運動や食事制限はしないでください。残念ながらそれが通用するのは代謝の良い20代までです。30代になると自然と脂肪が落ちにくくなり、それが病気の原因になってしまいます。
実は私、昔は体重80kgでした
特にいわゆるぽっこりお腹の原因である内臓脂肪は様々な病気を引き起こし、かかった時の死亡率も倍に跳ね上がります。
実は私自身も20代後半には体重が80kgありました。平均体重が60kgくらいと考えると、重いペットボトルを何本も抱えて生きているような状態です。毎日暇を見つけてはお菓子をかじって、コンビニ弁当とビールで生活していました。
20代中盤まではそれでも平気でしたが、20代後半になって徐々に体の機能や代謝が低下する一方で忙しさやストレスで過食を続け、どんどん太っていったのです。
その後私はフランスでハーブに出会います。博士課程の指導教授に薦められた研究に取り組むなかで薬草学の世界に触れ、ハーブで全身解毒を達成しました。健康を取り戻し、身体を若返らせたことで私の人生は大きく変わりました。
なぜリバウンドしてしまうのか?
この経験から私が強く思ったのは、ダイエットは我慢をしてはいけないことです。当時私も痩せるためにウォーキングや筋トレをしましたが、効果は全くありませんでした。食事量を減らし炭水化物や糖質を抑えましたが、少し痩せてもすぐリバウンドしてしまいます。
ある程度以上体重が増えてしまうと、短期間の我慢だけでは痩せることは出来ません。ですが、私は大学の教授にヒントをもらい、あることに気づいてから劇的に痩せていったのです。
この記事の冒頭で代謝という言葉が何度か登場しましたよね。年齢によって低下していく基礎代謝を上げるためには運動をして筋肉をつけることが一般的ですが、要因はそれだけではないんです。代謝が落ちるもう一つの理由、それは内臓機能の低下です。
例えば毒素を取り除く肝臓に脂肪がついていたり老廃物が溜まっていれば、当然働きは悪くなります。代謝を改善するというのは、働きが鈍ってしまった私たちの細胞そのものにアプローチしなければいけないということなのです。
もう一つは腸内環境です。多くの人は腸内に老廃物やデブ菌を溜め込み機能が低下しているので、腸を綺麗にしてそういった菌が繁殖しにくい土壌を作る必要があります。
これらの根本的な問題を解決しない限り、いくら頑張ってダイエットをしてもリバウンドしてしまうというわけです。そのために、私たちの体内の老化した細胞を取り除く毒出しという作業をしなければいけません。
身体を内から作り変える「毒出し」
そのためにフランスで教授が教えてくれたのが、ハーブによるファスティングという手法です。これを腸、肝臓、腎臓という順番で行っていき、楽しみながら毒出しや体質改善をすることができます。私が住んでいたフランスを初めとしたヨーロッパでは「ファスティングで治せない病気は医者でも治せない」と言われているほどです。
体内の汚れは、台所の油汚れと似ています。油汚れは水だけでは落ちませんが、専用の洗剤を使ったらどうでしょうか。あら不思議とばかりにきれいになるはずです。
台所の掃除をするときに洗剤を使うのと同じ理屈で、胃腸の掃除にハーブという道具を使います。
この時、3つの臓器に対して同時にファスティングをすることがポイント。なぜなら、台所を掃除するときも掃除以外の作業は一度ストップすることが大事だからです。
毎日肝臓も腎臓も働きっぱなしです。この仕事を一度止めて、掃除の専門業者を使ってがんこな汚れを落とす。これが、ハーブを使いつつファスティングをして臓器の蓄積毒を出すイメージです。
ファスティングをすると、体内の古いタンパク質などを破壊して、それをリサイクルする機構にスイッチが入ることが知られています。これを「オートファジー」と言います。
毒出しファスティングではスープを中心にカロリーを摂りつつハーブティーなどを組み合わせ、ハーブの力で個々の臓器が自己再生するオートファジーの状態を覚醒させます。
こうして3つの臓器を月に4日間洗浄するだけで、劇的に身体が変化します。「歳のせいだ」などと言われる様々な不調は、実は体内に蓄積した毒のせいであることが多いです。ファスティングをすればただ体重が落ちるだけでなく、
肌のハリツヤがよくなる
白髪が減って、黒髪が増える
夕方になると疲れていたのに、1日中全力が出せるようになる
いつもの不調、モヤモヤが消える
といった効果が出てきます。このサイクルを最低3ヶ月続ければ、あなたの身体は別人のように若返っていることでしょう。
また、ファスティングというと空腹感と戦わなければならない「精神修行」というイメージがある方も多いと思います。しかし、私が紹介しているファスティング法では空腹状態は避けてほしいとお伝えしています。
空腹を我慢して市販の酵素ジュースを飲むのではなく、スープをベースに生搾りジュースやハーブティーを組み合わせてファスティングを行うのがフランス式です。
そして、驚く方もいるかもしれませんが、ファスティング中も1日3回しっかりと食事をしてください。固形物を食べて消化吸収のスイッチを入れるとオートファジーがストップしてしまいますから、「液体」としてカロリーを摂ればよいのです。家族と暮らしている方は夕飯に豚汁を作ったらその汁だけ飲むといったように、無理に生活スタイルを変える必要はありません。
「まんぷく感」を感じ、楽しみながら行う方が、飢餓感に耐えておこなうよりはるかに簡単に最短で結果を得ることができますし、リバウンドのリスクも低くなります。
例えば、実際に私がつくった毒出しの夜のスープは次のとおりです。
1日目:豚汁
2日目:伊勢海老のビスク
3日目:鯛のあら汁
4日目:鶏ガラ味噌スープ
一般的なファスティング食のイメージと違って美味しそうだと思いませんか?毒出しファスティングを経験すると4日間はつらく我慢するものではなく、待ち遠しいものに変わります。一度やったら楽しくなって何度もファスティングした結果継続的な健康につながるのです。
このファスティングと合わせて趣味として続けられる程度の適度な運動や生活習慣改善を行えば、心も身体も魔法のように若返ること間違いなしです!
さらに具体的な方法やレシピは「『毒出し』のトリセツ」(すばる舎)で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。