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【わざわざ馬が合わない人に話しかけない】人は話し方が9割 から思ったこと【勝手に同期と比べないで】

こんにちは!今日は最近読んだ本『人は話し方が9割』について共感したこと・ちょっと違うよなと思うことについてお話しします。


人は話し方が9割 について

2019年に発売された本なので少し古い本ではありますが、Audibeleのライブラリに眠っていたこともあり、引っ張り出して聞いてみることにしました。

2019年というと私は育休から復帰した年でして、残業なしでの働き方でいかに生産性高く働くか、また私はストレングスファインダーの最上思考という資質を持っているため、褒められることの多かった人様とのコミュニケーション力をより伸ばすには、という視点でこちらの本を手に取ったのだと思います。

【人は話し方が9割】共感できたこと

・苦手な人にわざわざ話しかける必要はない

『沈黙は良くないことだ』と考えて、馬が合わない人にもわざわざ話しかける人もいるのではないでしょうか?

私もかつてそうでした。

でも今回の本では沈黙は決して悪くない、話すことがないなら話さなくて良い(特にエレベーターのような公共の場では話さないほうが静かで良い)とお話されていたのが印象的です。

またどうせ話すなら話しやすい人と話して話し方のトレーニングをしたほうが良い、とも述べられていて、わざわざ茨の道(苦手な人と会話する)に行かなくても良いのか!、と肩の荷が下りました。

私の経験の話になりますが、頑張って嫌な人に話しかけたところでますます相手を嫌いになりませんか?

昔の職場で、私と物凄く合わない上司を含めた5人くらいの打ち合わせがあり、早く会議室に私が入室したところ、すでに苦手な上司が一人席に座っており、気まずいタイミングがありました。

意を決して私から「今日の○○(とあるイベント)、大変ですよね。」みたいな仕事に関連した雑談で話しかけたところ、彼からは「え、、?別にそうでもないけど。。」と会話は一往復で終わりました。

その後会議に参加する別の同僚が入ってきたところ、件の上司がノリノリでその同僚(仕事の話ではなく完全に雑談)と話し始め、先ほどの会話とのギャップに衝撃を受けたと同時に『部長のくせに相手によって態度をコロコロ変える、やっぱりどうしようもないオッサンだな』と彼のことがますます嫌いになりました!
(とはいえオッサンエピソードの一つに加えられたので当時の部長にはある意味感謝です)

このような苦い経験があるため、『苦手な人にはわざわざ自分から近づかない』『話すなら話しやすい相手と』という見解には救われました。

共感できなかったこと

・頑張っていない社員に対して、『〇〇さんと同期の✕✕さんは〜のプロジェクトで頑張っているよ』などと、本人の同期に言及する

共感できた点があったのと同時に、これされたら私は嫌だなぁというものもありました。それが『本人の同期社員を引き合いに出す』ことです。

本の著者曰く、管理職から見て『パフォーマンスがなかなか上がらない社員』に対し、本人の同期入社の社員の頑張りを伝えることで、本人がやる気を出してくれるとのことなのですが、個人的には引っ掛かります。

使い方のイメージです。
相手の名前がAさんとすると、
管理職:Aさんと同期のDさんは社内の○○プロジェクトで頑張っているそうだよ

私も以前の職場で、OJTや先輩から同期入社のメンバーを引き合いに出されたことがあります。
・(Kashiwaと同期の)B君は○○が出来てすごいよなぁ
・(Kashiwaと同期の)Cくんはさすがだなぁ

素直な方なら同期社員のすごさを先輩から見聞きして『よし、自分も頑張るぞ』とポジティブに受け止められるかもしれないのですが、私の場合はなんか白々しいというか、先輩の理想の姿(上記で言う同期B君、C君)を押し付けられて、『お前もそういう風になれ』と先輩から見たあるべき姿を強要されているような気がして苦手でした。

私の強みとか良いところはガン無視で、苦手なところを強引に伸ばそうとされている感覚です。個人的には『そんなにB君、C君が同僚として魅力なら彼らの部署に異動すればいいのに。公募制異動あるんだし』とすら思いました。

同期入社の人を引き合いに出すことは本に掲載されているテクニックなので、響く人には物凄く響くフレーズなのかもしれませんが、私のような人間には地雷になりうるフレーズです。そのため、本に書いてある対人関係のテクニックなどは表現を全方位へそのまま使うのではなく、日々の相手の観察から個別的に使い分けるしかないのだろうなと元も子もないことを思いました。

最後に

2019年発行の少し古い本ではありますが、人は話し方が9割 を読んで思ったことをお話ししました。

この本を最初に読んだ当時からは今は違う職場にいますが、今の職場でも展開できるエッセンス(苦手な人には無理に話しかけない・むやみに相手を同期社員など近しい人と比べない)が出てきたので、引っ張り出して耳読した甲斐がありました。

皆さんは私のようにわざわざ馬が合わない人へ話しかけてますます相手を嫌いにならないよう、私の屍を超えて頂ければと思います。

それではまた!

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