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読書に関する偏見めいた話

こんな私でも「年にどれくらい本を読んでるの」と聞かれることがたまにあって、その都度適当に答えているのですが、それはたぶん聞いてくる人より私の方が良く本を読んでいると思っているからなんだろうなと推論しています。
年何百冊も読むような人が人に読書量を聞くのってイメージできない。

それにしてもそんなに気になります?ヒトの読書量て。

このへん突き詰めると読書に対するイメージとか、ちょっとした揶揄も含んでるのかなとか、いろいろ考えられそうですがその辺は置いておくとして。

そもそも「読書」ってどのくらいの範囲まで含めるのかによってかなり個人差があるように思います。

「本」なら雑誌とか専門書とか取扱説明書とかなんでもかんでも本の形態なら「読書」と言えるだろうし、人によっては電子書籍は含めず、紙の本のみ「読書」だと思っている場合もあるし。

私の場合は、歯科やFPの仕事の専門書は読書に含めないし、雑誌は種類を問わず含めないし、webやpdfでも読むのに数時間かかるような文書なら含めるし、みたいな感じですか。ああ、でも上場企業の有価証券報告書のpdfは読書じゃないな。

そもそも何冊読んだかなんてカウントしたことがない。

「年に何冊読むか」が意味無いなと思ってしまうのは、年単位の部分がピンとこないせいかな、と思っています。
例えば年に50冊読むとして、1ヶ月に30冊読む時もあれば、2、3ヶ月ほとんど読まないときもあって、週単位でも読む週読まない週があって……

そのペースが生活の状況を現しているともいえるけど、読書量を聞いてくる人は冊数を知りたいのであって、私のライフサイクルなんか興味ないよね。

そこであえて大雑把にカウントしてみると、昨年の本の購入量は多分年200冊くらいで、そのうち「積ん読」は1~2割程度。だから160~180冊ほど読んでる計算になりますか。8割は電子書籍ですね。

これが多いか少ないかは各人の判断に任せますが、じゃあ「本好き」「読書好き」「趣味」かといわれると、自分ではそう思ったことはないです。

あくまで「比較的安価なひまつぶし」としか思ってません。

この辺は音楽を聴くのも同じで、そこから何かを得ようなんてさらさら思ってなくて、ちょっとした快楽を伴った時間つぶしとしか意識してません。

だから読書量からその人が本好きかどうかは私は判断しませんが、人から本好きだと思われてもわざわざ否定はしません面倒なので。

あとたまにあるのが「読書したいけどどんな本を読んでいいかわからない。なにかおすすめある?」みたいな質問で、一番困るのだけれども、「そんな思いをしてまで本を読む必要はないだろ」と思いつつも、そのときのベストセラーを適当に教える私でした。


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