見出し画像

2025年度版の業界地図3冊を読んでみました

みなさん業界地図はご存じですか?
お好きですか?
私は結構好きです。

業界地図とは、特定の業界や分野における企業や組織の相関関係を示した図表や情報のことです。市場シェアや競合関係、企業の強みや弱み、提携関係などを視覚的に理解しやすくするために使われます。ビジネス戦略や市場分析において、業界全体の構造や各企業のポジションを把握するための重要なツールとなります。

chatGPT

個別株投資やっているので、それの情報源として……のつもりで毎年買っているのですが、じゃあ投資にすごい役立てているかというとそんなことはなく、単なる暇つぶし用の読み物になっています。

自分のよく知る分野はもちろん、知らない業界をながめるのもおもしろい。

毎年違う会社から何冊か出版されていて、例年どれか1冊は買っています。2024年版は紙の本では四季報、電子書籍で日経を購入。

比較するのが楽しかったので2025年度版は主立った3冊買ってみました。
同条件で比べられるように今年はいずれも紙の本です。

ホントは1つは電子書籍にしたかったんですけれども。


会社四季報 業界地図 2025年度版

B5サイズ。
値段は昨年より220円上がりました。

売り上げNo.1 シェア75%とあるので、そうなんでしょう。
小さな書店でもコレは平積みになってますよね。

今回の3冊の中では一番カラフル。
情報量も多いと思う。

巻頭は時価総額ランキング、年収ランキングなど。

視認性が良く、ちょっとパッと見派には一番しっくりくる気はしますが、隙間を埋めるようにコラムが書かれているので長時間読もうと思うと疲れる気がする。

それぞれの業界についての解説を会社四季報の記者が記名で書いております。短文での要約は読みやすい。

未来予想も多い。
このあたりは賛否分かれるかな?私はいらん。

関東とか九州とか地方で区切ったまとめは好きです。
今年も最後は宗教団体。非新聞社系の良いところ出てますね。

日経業界地図 2025年版

会社四季報版と同様B5。値段も発売日も同じ。
この辺は合わせに行ってるのか、カルテル的な何かなのか。

会社四季報版と比べると、この日経版の方がページ数は少ないのですが、たぶんちょっと重いです。紙が分厚いんだと思われます。

巻頭は世界シェアの円グラフ、IT業界新卒就職人気企業ランキングなど。

記事はこれまでの業績のまとめが読みやすくて、未来予想は抑え気味。

レイアウト的には余白が多い。目に優しい気がする。
年寄りの長時間リーディングには向くんじゃないか?

ただ図解があまり凝ってない分あっさりしすぎている感じも。まあこの辺は好みですね。

最後に今年も三菱とかイオンとかのグループ図があります。好き。

図解!業界地図2025年度版 ハンディ

大手書店以外だとなかな見かけませんが、ここも昔から出してます。
購入は初めて。

四六版、普通の単行本サイズで他の2冊より小さい。
サコッシュに入るかも!?
値段も220円安い。

表紙も中身も赤と黒の2色です。
今 amazon のページを見るとなぜか青黒2色になっていますけども。

巻頭特集は自動車業界を始め「日本経済を支える業界と企業グループ」

パラパラ読んでいくと……他2冊と比べるとシンプル。地味とも言える。
図解の部分も最小限のデータですっきりしている、が、物足りなくもある。

通読するには読みやすいと思います。
「図解!」っていうほど図解か?とも思いましたけど。

まとめ

就職にしろ投資にしろ情報自体はwebで集まるので業界地図に何を期待するかでどれを買うか、そもそも必要かどうかは変わってくるのでしょう。

来年は1つ本、1つ電子書籍に戻したい。紙の方が疲れる……



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?