教育資金全額用意しなければならないの?そんな必要ナシ!知っていれば怖くない教育費【前編】
こんにちは 愛妻FPの山内です。
今回は住宅購入資金と老後資金と並んで、
人生の【三大支出】とよばれている、教育費についてです。
教育資金の不安を漠然と抱えて不要な民間保険にはいっていませんか?
また、現在教育ローンの融資を銀行で受けようとしていませんか?
教育費の目安
現在お子様が高校生であれば、
どれだけの学費を追加でかけるかを検討するため、
高校の学費と将来の大学費用の目安を把握することが重要です。
【高校の学費】
そして次に学校教育費の内訳です。
そして次に学校外活動費の内訳です。
授業料無償化分を学費から引くと、
になります。
そして大学費用についてですが、
【大学の学費】
実はこのデータは授業料と入学金がメインです。
教材購入費や学校外活動費、
一人暮らし等の生活費などが含まれていないです。
結論から言うと大学費用はお子様の進路先に影響されます。
では大学費用の不確実な要素の代表例を上げます。
✅ 私立・公立の違い
✅ 学部による違い(文系・理系・医歯系)
✅ 自宅通い・一人暮らし
ほかにもたくさんありますが割愛します。
ではどのようにして大学費用の目安をつけてけばいいのでしょうか?
それは
「お子様と密接にコミュニケーションをとってその都度確認すること」
です。
コミュニケーションをとれば、ある程度の教育費の予算のめどが立ちます。
例えば、「○○市の私立○○大学の農学部に行きたい」
「自宅通いができそうだから、生活費は変わらなそうだ。」
「授業料は、入学金は、教材費は、通学費用合計で500万円くらいか。」
「じゃあ教育費として500万円用意して、
その他の学校などでかかる費用は子供の自己負担だね」
このようにして、
「お子様との会話で教育費の目安がわかり、不安が解消されます」
また、先ほど高校の教育費の平均は
公立高校では44万円、私立高校では69万円と言いましたが、
一年間の学費の差を計算すると
先ほどの4年間の学費500万円は年額で125万円。
私立高校を卒業してこの大学に通った場合は、年間56万円の学費が追加でかかるわけなので、56万円×4年分=224万円の学費を貯金から使えばよいということまでわかります。
奨学金(貸与型・給付型)
奨学金については給付型と貸与型があります。
給付型とは返さなくていい奨学金です。
貸与型とは返す必要がある奨学金です。
一昔前までは給付型がなく、貸与型がメインでした。
奨学金を返す必要がないと思っていた親御さんやお子さんがたくさんいて、問題になっていました😱
【貸与型奨学金】
「大学在学中は返済をしなくていい」
「返済猶予や減額制度がある」
「銀行よりも利率が低いケースが多い」
などのメリットがある貸与型奨学金ですが、ポイントが3つあります。
① 無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金がある
できれば無利子の貸与型奨学金をかりたいところですが、
有利子の貸与型奨学金もあります。
第二種の利率が知りたいかたはこちらです🔽
平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 | JASSO
② 家計の基準(収入と資産)によって支給の可否が決まる
こちらは日本学生支援機構に記載されている表です。
一番わかりやすいモデルケースでは、4人家族で両親が給与所得者で、
長子が大学に進学、次子が中学生。
表の数字は目安です。
気になる方は教育資金シミュレーターをご使用ください🔽
表を見ると、両親の世帯収入は803万円/年間までなら第一種(無利子)を借りることができます。
また、第一種が借りられなくても1250万円未満なら第二種(有利子)が借りられそうですね。
また、資産についての制限もあります。
ご本人と両親の金融資産の合計が2000万円未満です。ご注意ください。
③ 成績によって支給の可否がきまる
成績が有る程度の基準を満たしていないといけませんが、
第一種奨学金では、進学後1年次の在学採用の場合、高校最終2ヶ年の評定平均の基準が3.5以上(大学・短大)、3.2以上(専門学校)とありますが、
これは最低基準であり、これを満たすからと言って受給できるわけではないです。
また、国公立自宅通いなら、2万円か3万円、4.5万円の中から選べます。
【給付型奨学金】
次に給付型奨学金ですが、こちらは返済がいりません。
また、基本的に親御様の収入が少ない世帯、
住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯向けで、
とても夢🌈のある制度です。
給付型奨学金は
親御様が不遇なケースで収入が少ない場合に使いやすくなる制度です。
最後までお付き合いして頂き、ありがとうございました。
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それでは次回のお話しでお会いしましょう。