【雑色駅】雑色の暮らしやすさと街の雰囲気は?蒲蒲線の整備で資産価値上昇か!
「雑色」は東京の南側「大田区」の中でも神奈川寄りに位置しています。
駅周辺には生活に便利な施設(商店街やスーパーなど)が多く、一度住んだら離れられなくなるほどの魅力を秘めた街です。
今回は、京急本線「雑色」駅まで徒歩5分、投資用マンション「LUMEED蒲田南」の販売にともない、駅を起点として街の魅力について解説していきます。
最後までお付き合いください。
交通利便性
「雑色」駅は京急本線の各駅停車のみの駅ですが、ビックターミナル駅である「品川」駅まで22分(最短13分)で、他路線への乗り換えも容易なため利便性はとてもよいといえます。
また、隣駅の「京急蒲田」駅からは京急空港線が出ているため、羽田空港へのアクセスも便利なので出張などで遠方に行かれる方にも好立地です。
一方、横浜方面へのアクセスは、京急川崎まで4分(最短3分)、横浜駅には20分(最短15分)で移動可能で、休日のショッピングにも便利です。
都内(陸)・遠方(空)への交通利便性を持ち合わせているため、単身者から家族世帯まで、幅広い層から支持されているエリアです。
人口推移
つぎに、「雑色」駅周辺の人口・世帯推移を見ていきましょう。
「雑色」駅周辺(以下、駅周辺)とは、仲六郷1丁目から4丁目のエリア(赤枠内)となります。
まずは、大田区の人口・世帯数ですが、2024年6月1日現在での大田区の統計人口によると、大田区に住んでいるのは約74万人、約42万世帯で23区で3番目に人口が多い区です。
※1位:世田谷区(92万人)・2位:練馬区(74.5万人)
そして駅周辺の人口・世帯数は、下表の推移(5年間)となっています。
総人口は2019年(コロナ前)と比べて、この5年間で977人(△5.5%)減少し16,626人です。
一方、世帯数はコロナの影響を受け2021年は451人(前年比△2.6%)減少しましたが、その後、年々増加し現在はコロナ前までの水準に戻っています。
つまり、総人口が減り、反対に世帯数が増えていることは「単身者が増加」している地域だと読み取れます。
どんな人が住んでいる
前述より駅周辺では単身者が増えているとお伝えしました。
では、実際にはどの年齢層が多く住み、そして男女どちらが多く住んでいるのでしょうか。
下表は、各年齢層(男女数)を5つに分けたものです。
総齢層を見ると高齢者の方も多いことから幅広い年齢層が住んでいる地域だとわかります。
そして、全体の56%が「20歳〜59歳以下」で働き世代が占めています。
とくに「20歳~39歳」の年齢層が最も多いことから、居住性が高く、交通のアクセスも良好なため「現役世代」や「学生」にも「人気が高い地域」だと推測できます。
一方で、人口の男女比を見てみると「男性52:女性48」と男性割合がやや多い地域であることが伺えます。
つまり、女性より男性が多いということは、生活の利便性(スーパーやコンビニなど)が高いエリアだと推測できます。
駅周辺の治安
駅周辺の治安について確認していましょう。
下表は、令和6年5月累計の警視庁公表「犯罪件数」と、各地域の人口で割った「犯罪発生率」を算出しました。
仲六郷2丁目・4丁目は、他の地域に比べると犯罪件数が多いことがわかります。
この2つの地域に共通していえるのが「非侵入窃盗」が多く発生していることです。
その内訳(下表)は、「自転車盗」の発生件数が半分以上を占めていることがわかります。
「駅」や「自宅前駐輪場」などに駐輪する際は、施錠を確認するなど怠らないようにしましょう。
また、仲六郷2丁目は、商店街が充実しており、様々な人が集まるため、この地域へ自転車で買い物に行く際はとくに注意が必要です。
非侵入窃盗はあるものの「凶悪犯・粗暴犯」がほとんど発生していないため、総じて「治安は良好」な地域だとわかります。
参考元:警視庁「5月累計 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」
雑色駅周辺の魅力
都心の繁華街やビジネス街のような華やかなイメージはないかもしれません。
しかし雑色には、大田区最大級の店舗数を誇る「雑色商店街」があります。テレビでも取り上げられほど活気がある商店街です。
また、多摩川の河川敷では「野球」や「ゴルフ」、「花火大会」も開催されるので、スポーツや夏を満喫できる環境となっています。
ここからは雑色駅近隣の「2つの魅力」について見ていきましょう。
1:大田区で最大級の店舗数を誇る「雑色商店街」
アド街ック天国にも紹介された、大田区最大規模の商店街である「雑色商店街」です。※2021年5月22日放送
雑色駅(改札口より徒歩20秒)を中心に栄える下町ならではの情緒あふれる商店街です。
エリア一帯には昔ながらの個人商店からチェーン店まで、約200件の店舗が軒を連ねており、1日中多くの人で賑わっています。
大衆居酒屋やファミレス、そして洋服屋など幅広いジャンルを楽しむことができます。
また、昔ながらの手作りのお惣菜のお店も多く、何よりも値段が安いため学生や社会人にとっても住みやすい環境となっています。
■スーパーも充実
また、駅周辺には「オーケー」や「まいばすけっと」など比較的安く買い物ができるスーパーもあるため毎日の買い物にとても便利です。
その中でも、雑色を紹介するうえで外せないのが、庶民の味方で良心的な価格で有名なスーパーマーケット「オーケー」です。
駅周辺には、「オーケー サガン店」「オーケー 仲六郷店」の2店舗があります。なかでも、駅のすぐそばにある「サガン店」は、2016年まで長らく本社を置いていた地です。
ここでは「お弁当」や「お総菜」、「市販品」を安く買うことができ、仕事帰りに立ち寄りやすい立地なのもうれしいポイントです。
普段の日常生活に申し分のない環境が整っており、忙しい社会人にとっては毎日の買い物にも非常に便利です。
参考元:「雑色商店街振興組合」マップ
2:多摩川緑地(スポーツ・花火大会)
雑色駅より隣駅にある「六郷土手」駅。改札口から徒歩2分にある多摩川沿いに広がる憩いのスポット「多摩川緑地」。
河川敷は整備されており、「野球場」や「サッカー場」、「ゴルフ」(打ちっぱなし)などさまざまなスポーツを楽しむことができます。
また、平日・休日問わずジョギングやサイクリング、散策なども楽しめるので、日常的に運動する人には最適な環境です。
■花火大会「平和のつどい」
そして、これからの季節といえば、プールや海、キャンプなどもいいですが、やっぱり夏の風物詩といえば花火大会ではないでしょうか。
夏になると全国各地で開催され、その美しさに魅了される方は多いと思います。
毎年8月15日、多摩川緑地では花火大会「平和のつどい」が開催されます。
今年の夏は、多摩川の夜空を彩る数々の花火を見に、デートや友人達と一緒に日本の夏の風情を感じてみませんか。
参考元:大田区HP「令和6年大田区平和都市宣言記念事業「平和のつどい」について」
新空港線(蒲蒲線)計画いよいよスタートか
JR蒲田駅と京急蒲田駅をつなぐ新空港線(通称、蒲蒲線:以下表記)の計画が実現に向けて動き出しています。
概要は、東急多摩川線を延伸し、「東急蒲田」駅から「京急蒲田」駅の地下を経由し、「京急大鳥居」駅に至る計画です。
このうち東急蒲田と京急蒲田間について、2030年代の開業を目指して事業が進められています。
現在、JR・東急「蒲田駅」から羽田空港へのアクセスは、バス利用、もしくは800mの距離を約10分かけて歩いて「京急蒲田駅」まで行き、そこから京急空港線に乗り換える必要があります。
蒲蒲線が開通すれば、この800mが鉄道で結ばれることとなり、大田区内から羽田空港へのアクセスが便利となります。
また、蒲蒲線と東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能になれば、渋谷・新宿・池袋、埼玉県方面から大田区及び羽田空港へのアクセスの利便性も良くなります。
大田区試算:初年度で2,900億円の経済効果
4月16日付で、大田区は「蒲蒲線」の整備による、区内の経済波及効果は開業初年度で約2,900億円、開業後10年間では区内の経済波及効果は約5,700億円に上ると試算しました。
また、対象地域を都内や埼玉県、神奈川県の一部まで広げると、10年間で約1兆200億円になるといいます。
つまり、広範囲の地域に大きな経済波及効果が見込まれるということです。
2030年代の開業を目指す蒲蒲線の整備にあわせ、アクセス向上を最大限に生かすための魅力ある街づくりにも力を入れていくとしています。
「交通網」や「都市整備」をすれば、そのエリアに人やお金が集まることで利便性が高まることが期待できます。
将来、蒲田の街がさらに繁栄することの波及効果で資産価値の上昇要因にもつながります。今後一層発展が期待されるエリアになるのではないでしょうか。
現時点(6月13日)の情報なので、今後の計画の行方に注視していきましょう。
【参考元】
■大田区HP:「新空港線(蒲蒲線) メインページ」
■大田区HP:【プレスリリース】新空港線(蒲蒲線)の経済波及効果を算出しました!
■大田区HP:新空港線(蒲蒲線)整備促進事業に関するよくある質問(Q&A)
■TOKYO MX「「蒲蒲線」経済効果は初年度で約2900億円 大田区試算」
■日本経済新聞 2024年4月18日
公示地価推移は堅調
駅周辺の公示地価平均を見ると、コロナ前の2019年から2024年の5年間で約18%(7万6,466円)も上昇しています。
年別で見ると、2021年・22年はコロナの影響で横ばいで推移、その後は右肩上がりとなっています。
一方、前年比で見ると2021年・22年は減少傾向であったが、その後は急激に上昇しているのがわかります。
つまり、2023年以降はコロナ禍の収束に伴い都心回帰による人口増加となり、「交通」や「住環境」の利便性の高いエリアは、需要の増加により地価が上昇したと推測します。
土地価格平均:「仲六郷2・3丁目」、「南六郷2・3丁目」、「東六郷1丁目」より算出
まとめ
まとめると以下となります。
年齢層は「20歳~39歳」が多く占め、単身者が多い
交通の利便性がよく、生活利便施設が充実・治安は良好
多摩川河川敷でスポーツや花火大会を楽しめる
新空港線(蒲蒲線)の整備で利便性の向上が期待できる
下町の雰囲気が残る穏やかな住宅街。駅周辺で買い物や食事などを済ませることができ大変暮らしやすい街となっています。
また、用地取得が難しくなってきている昨今、駅から徒歩5分圏内の物件は稀少性も高いといえます。
将来、「蒲蒲線」が開通すればさらなる資産価値が期待できるエリアとなります。日々更新される情報に目を配りつつ、今後の計画の行方に注視していきましょう。
WEBパンフレット:「LUMEED蒲田南」