結局のところ、クラブ軌道の改善とは、何をするの? その2
左打ちを本格的に始めて1ヶ月程度、劇的にアウトサイドイン及びスライスする弾道を変えてみようと、意気込んで見たものの、小手先だけの改善は出来たものの、どうもしっくりこない。
どうせやるなら、振り切っても真っ直ぐ、遠くへ飛ぶドライバーショットを叶えるため、更なる指導者及びプレーヤーとしての両目線から多角的にスイングを検証し始めた結果、前回少し触れた通り、クラブ軌道の改善は、フェースのコントロールが関係しているのでは、と理論的な予測、仮説を立てて進んだ結果が出ました。
やはり、フェースの向きのコントロールは、大正解でした。
それどころか、そこからスイング全般へと繋がり、人それぞれの感覚の違いにより見えてなかったところ迄も、全て明確になってきました。
我ながら、過去に例の無い程、覚醒が起こったと思っています。
詳しくは、レッスンにお越し頂いた方へ直接説明していきますが、ゴルファーの大多数に起こっている、
アウトサイドイン軌道、ドライバーショットがスライス、ハンドレイトインパクト、芯に当たる確率が低い、アプローチが寄らない、、、
などなど、出来ていない方の半数程度(本当は8割と言いたいけど、辛く見てます)を、ほぼ1ヶ月以内(理解と、反復練習量による)に改善できるノウハウを掴んだと言えます。
その結果、ボールは改善前より「思った方向へ」、より遠くへ飛ぶ事にも繋がって来ます(飛ばすだけなら前述のことが出来ていなくても飛ぶ場合もあります)。
今迄、自分の左打ちもそうでしたが、ハンドファーストインパクトになるため、シャローになるため、クラブ軌道を良くするため、タメを作るため、捻転するためなど、スイングの部分的な、映像や測定機器から見える、「結果」に対してどう身体やクラブを動かせば良いのか?に注目しすぎて、ゴルフクラブと言う道具の構造や力の作用をもっともっと理解し、それを持っている腕(手)の動きとの関連性を分かった気になっていた(思い込みで進む事の矛盾さに気付かない、気付けない)から、全体も見えてこなかった。
今回自分が左打ちを始めたことにより、こうすればアウトサイドインが治る、フェースが開いているのが閉じてくれる。己の「感覚」と言うのは相当ズレていた、感覚だけでは無く理論を知ることがゴルフにはどれだけ重要かを再認識出来た経験値は、今後の指導に大きく生かしていける良い機会であったと思います。
とは言え、安定感や再現性の高さはまだまだ。この後更に左打ちのバージョンアップと共に新たな気付きへと進んで行けそうです。
つづく、、、