言葉かわれば文法かわる!~デンマーク語編 第2話 名詞の性~
先日、デンマーク語の定冠詞が独特だという記事を書きました。
そのときは全く予定していなかったんですが今日、鈴木雅子(2017)『デンマーク語のしくみ《新版》』(白水社)を読んで、思わず第2話を書いてしまいました。
p52に「デンマーク語の名詞には『性』があります」とあるので、「はいはい、男性名詞と女性名詞でしょ」と思うと、さにあらず。
「共性」と「中性」の2種類とのこと。
目が点になりました。
もともとは「男性」「女性」「中性」の3種類だったのが、男性と女性が区別されなくなり、「共性」となり、現在の2区分になったとあります。
(なお、これは決して男女平等という理念からのことではないそうです。)
そのような経緯なので、名詞全体の75%程度が「共性」だそうです。