
たった一人の男子部員。
皆様こんにちは。
だいぶ間が空いてしまいすみません。
今回は女子の強豪校、岡山興譲館高校にいた頃に
一人だった僕はどういう生活や練習をしていたのかを
話していこうとと思います。
今回も最後まで読んで頂けると幸いです。
強豪校と渡り合う為に
ただがむしゃらに
自己紹介の記事でも書いた通り僕は
高校1年生の間だけ男子部員が1人でした。
そんな僕を何とかひとりでも面倒を見て下さったのが、
現在、大分東明で監督をされている
藤井裕也監督でした。
若くてとても熱量がある監督でした。
ひとりでも短いインターバルやjogのスピードなど
かなり僕に合わせた練習を考えてくれていました。

そしてもう一人、僕の練習パートナーとして
高1の間はお世話になった先輩がいます。
現在はDAISO陸上部で競技を継続されている
ムワンギ・レベッカ先輩です。

高校から陸上を始めた僕はレベッカ先輩と
実力はどんぐりの背比べ状態でした。
どんな練習も緊張感を持って高校1年の間は
ほぼ一緒に練習していました。
同じように成長していき、
女子の先輩ということもあり絶対負けられないと
強く思っていました。
入学して少したってから
国体予選で3000mに出場しました。
そこで初めて県内最強である倉敷高校の選手と
同じレースになりました。
走る前は
この日まで手を抜いて練習はしてないからいける
と本気で思っていました。しかし結果は惨敗。
そして僕はこの負けをきっかけにこういう結論に
たどり着きました。
言われた練習だけやっていても
元から速い選手にはちっとも近づくことは出来ない。
周りが止めるほどの量と質をこなして追いつくしかない。
そこで自分なり試行錯誤して始めた練習を紹介します。
オーソドックスな興譲館高校
(監督交代前の当時の物)の練習は
ポイント練習では無い日
朝練:各自40分jog(土トラック)
午後練:補強+40分jog(土トラック)
ポイント練習の日
朝練:各自40分jog(土トラック)
午後練:補強+400m×12(72")
例にはなりますが、これが高校の時に行っていた
練習メニューです。
これだけ見ると特別なことはしてないなという印象だと思います。
では何が僕をここまで強くしたのか。
それは練習の質です。
まず走りで質を追う場合は例えば40分jogであれば恐らく多くの高校生であれば、4'00〜4'40くらいで行うと思います。
しかし僕はここを3'45入りの3'30までビルドアップしていました。
これが良いかと言われたら人それぞれ違うので一概に良いとは言えません。
ですがこのようなjogを行う場合の準備はしっかり静的ストレッチ、動的ストレッチを行わないと出来ないと思うようになるはずです。そうすると自然と故障の防止につながります。
強度を高くすると言うことはそれだけウォーミングアップ、セルフケア、リカバリーが重要な要素になります。
結果的に最大心拍のアップデート、スピード持久力、ストレッチによる柔軟な筋肉、ペース走への適応力など様々な部分の質が向上し成長へと繋がります。
このように単に"強度を上げると故障をする"ではなく、それに適応していく為には何を改善するのか、どこをどう強化していくのかを考えることが質の向上につながりタイムにも直結すると思います。
だからと言ってすぐこれを明日からやれるわけないというのが当たり前の考えだと思います。
では走りで質を追うための準備は何をすればよいのか。
僕が最も大切にしているトレーニングである
補強トレーニング(体幹トレーニング、自重トレーニング)
です。
多くの中高生はこの段階を飛ばして走りでタイムを上げている為にスランプや故障などのトラブルを抱える原因になっていると僕は思います。
じゃあ補強トレーニングって何やるの?ってなっていると思います。
では次に補強トレーニングのメリットと僕が行っていたメニューを話していきたいと思います。
補強トレーニングのメリットですが、ランニングフォームの向上、辛くなってからの体の軸の維持、腹圧を入れ差し込みの防止、左右差の均一化によって故障リスクの低下などが挙げられます。
一朝一夕には結果が出にくいですが、走りの練習メニューを変えなくても補強トレーニングを継続して行うことでタイムは向上します。
次に僕が行っていたメニューですが
至ってシンプルです。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?