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アトピー、心の病、腫瘍…奇跡をもたらす音の秘密はその“形状”にあった

前回前々回とお伝えしてきた、奇跡の音色を奏でるシンギング・リン。クリスタルボウルやチベタンボウルなど、似た楽器はあるものの、その唯一無二の音の秘密は、超合金でできたお椀型の形状にあります。本日の記事では、東工大を中心とした専門家がシンギング・リンに迫った研究結果と驚くべき体験談を『聴くだけで免疫力が高まる 全倍音セラピー』より抜粋してご紹介します。

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音響解析が示す シンギング・リンの「長く続く豊かな音色」

シンギング・リンと形状が似たチベタンボウルやクリスタルボウルとは、どのような違いがあるのか。不思議に思っている方もいらっしゃるでしょう。
シンギング・リンそのものの不思議な力に迫った実験の報告もあります。
2016年から現在まで、東京工業大学を中心とした振動工学の6名の専門家と一緒に、「制振工学研究会 振動音響解析ワーキンググループ」でシンギング・リンの特徴的な⾳響の仕組みの分析・解析・研究を⾏っています。
その中で、それらの音響の違いについて、2016年の研究で明らかになったことがあります。

チベタン、クリスタル、リン
チベタンボウルは、複数の周波数が出ていますが、それぞれの音が周期的に大きくなったり小さくなったりして、音が早く消えてしまうことがわかりました。
クリスタルボウルは、クリアな単音で、周波数は少ないですが、音は比較的長く続く傾向があります。音階が明確なのでメロディを奏でるのに向いていることがわかりました。
シンギング・リンは、複数の音が発生している、つまり、周波数が多く出ていて、突出して長く持続します。次のグラフから揺らぎが少ないことも見てとれます。一言で言えば、「豊かな倍音の音色が長く続く」ということで、特長としてお伝えしていることの根拠を示しています。
先ほどのデータは、上からシンギング・リン(宇宙)、チベタンボウル、クリスタルボウルです。
お伝えしておきたいのは、それぞれのよさがあり、シンギング・リンだけがすばらしいと言いたいのではないということ。私たちには選択肢が増えて、用途によって使い分けることができ、それぞれの恩恵を受け取ることができると解釈したほうが、自然なように思います。

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シンギング・リン漆黒・大地(上左)、漆黒・宇宙(上右)、瑠璃・宇宙(下左)、瑠璃・大地(下右)

シンギング・リンはどんなふうに振動しているのか。翌2017年、その秘密を解き明かす研究報告がありました。シンギング・リンは、水を入れて、バチで縁をこすると六芒星が現れます。それはどういう振動の元で起きているのか、細かい振動を調べたところ、シンギン・リンには主になる3つの音があり、その3つの音は偶然ではありえないほどきれいな整数比であることが判明しました。「整数比を構成する」とは、3つの音同士が打ち消し合わず、調和した状態で長く共存・持続できる状態になっているということを意味します。シンギング・リンが、長時間にわたって美しく鳴り続けることの理由のひとつが解明されたのです。
次に、「なぜシンギング・リンが出す3つの音は、きれいな整数比を構成するのか」、形状についての研究が行われました。シンギング・リンの「大地」と「宇宙」と同じ直径で、3つの音が得られるように設計された、円錐や円柱など異なる形状のものと比較したのです。
その結果、シンギング・リン以外はどの形状も「整数比を構成する」ことはありませんでした。つまり、3つの音が調和した振動を起こすという現象は、単なる偶然ではなく、 「シンギング・リンの独特の形状に加え、素材断面の厚みのバランスなど、いくつもの要素が合わさった結果」であるとし、「シンギング・リンと同じ⾳響を得るには、さまざまな設計要素が複雑に絡み合っており、単なる計算だけでこれと同じものを制作することはほぼ不可能」と考えられるそうです。

アトピー、心の病、トラウマ、腫瘍…喜びの声、続々!

アトピー性皮膚炎が3か月で劇的に回復!

⼀般の方を中心にお寄せいただいたシンギング・リンの奇跡のような効果の数々について、お話しさせていただきます。
⽪膚トラブルに悩まれている方もとても多いものですが、⽪膚というものは、実は音の影響をたくさん受けています。私たちの皮膚は音の振動を全身で浴びている。しかも、皮膚は⾯積が広いので、ダイレクトに影響が出やすいのです。
厚生労働省の調査によるとアトピー性⽪膚炎は、この30年ほどの間に30倍、約46万人に迫ろうとしているそうです。
前回の記事で写真を提供してくださった岡本雅美さんも、アトピー性皮膚炎に悩まれていました。シンギング・リンをとても気に入ってくださって、2016年11月からアトピー性皮膚炎が3 か月で劇的に回復! 
シンギング・リンのCDを3か月間家でかけっぱなしにしてくださったら、写真のように肌の状態が改善されました!

シンギング・リンの癒しの音色で「心の病」も改善

先日、神楽坂のサロンに⼀人の精神科医の方がお越しになりました。
担当されていたパニック障害の患者さんが、シンギング・リンで症状が改善したので、薬をやめたいと言われたとのこと。先生ご自身がシンギング・リンを知らなかったため、それは⼀体⁉ということで体験をしにいらっしゃったのです。しかも、そういう患者さんは複数いらっしゃるとのこと。シンギング・リンが心の病で苦しんでいる方にも光明があるという、非常にうれしい出来事でした。
医師や医療関係者の方がシンギング・リンの音響療法を学んで、実際に、治療の⼀環としてシンギング・リンを使ってくださっている方が増えてきています。
そこでの主な意見をまとめると、まず、「睡眠の質の向上」「催眠誘導」に活用できるということ。ただ寝ればいいというわけではなく、ちゃんと深い睡眠を得て、すっきり目覚めることに、シンギング・リンが役に立つと考えられています。
精神科や心療内科では、「薬の代わりに音を活用できないか」「薬の軽減ができないか」と考えられ、シンギング・リンを活用してくださる事例も増えています。これは、患者さんのほうから申し出があったお話をお伝えしましたが、他にもそのような事象が生まれているということです。
たとえ病院に行くほどではなくても、悩んで心が疲れてしまうことは、誰にでもあると思います。
私はいつも元気にしているので、「和さんは悩みがなさそうでいいね」と言われたりするのですが、人並みに悩んだり落ち込むこともあるんです。でも、シンギング・リンにだいぶ助けられていると日々感じています。
自分が心配性や不安症だと、感じている方もいらっしゃるでしょう。
実際、そのような自覚がある方が、シンギング・リンを楽しんで奏でたり、聴いたりしていただけで、気づいたら心配すること自体が減ったそうです。
心配や不安よりも、「日々感謝が増した」「自分に自信がもてるようになった」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。

シンギング・リンは〝痛み〟を軽減する

私の父はがんで亡くなったのですが、最後はホスピスに入院していました。ホスピスでは、通常、痛みの緩和には、最終的にモルヒネなどの麻薬を使うというお話を医師から受けるのですが、私はホスピスに通って父にシンギング・リンを奏でていました。
「宇宙」と「大地」の1セットをもっていき、体に当てて振動でマッサージをしてあげると、父も非常に喜んでくれました。病室で、自分のリラックスのために奏でていると、父が「もっと奏でて」と言ってくるようなこともありました。
驚くことに、なんと最後まで父から「痛い」という言葉は出ず、麻薬を使うことがなかったのです。それを、医師たちがとても不思議がり、「〝痛い〟と言わない患者さんは、はじめてです」というふうにおっしゃられました。
まさに、シンギング・リンに痛みを軽減する力があることを、私は父の闘病からも教えてもらったのです。実際に終末医療で、使ってくださる医師の方もいます。

戦争体験のトラウマ、50年間の不眠が治った!

シンギング・リンのハッピーな声は、海外からも届けられています。
中でも、オーストラリアでシンギング・リンを使っている方たちは、障がい者施設であったり、青少年のサマーキャンプで瞑想会を開いたりしてシンギング・リンを紹介してくれるなど、積極的に活動しています。
あるサウンドセラピストの女性が、シンギング・リンを使って74歳の退役軍人の男性のセラピーを行ったところ、驚くような変化があったと、体験をシェアしてくれました。
彼はベトナム戦争で恐ろしい体験をしてそのトラウマを抱えていました。また、耳の鼓膜をダニに嚙か まれて、ずっと耳鳴りがする状態でもありました。さらに義父による暴力のトラウマもあるなど、戦争体験だけでなく、常にストレスのある人生で彼の心や体はさまざまな痛みでいっぱいだったそうです。
これまでも精神科や代替医療のセラピーをたくさん受けていた方でしたが、50年もの間、1時間おきに目が覚め、朝までぐっすり眠ることができなかったそうです。
彼が、シンギング・リンの6回目の施術を受けた夜、劇的な変化が起こりました。
その夜、彼は就寝して、いつもと同じように1時間後に目が覚めたそうですが、なんとその後、朝までぐっすり5時間も眠ったそうなんです。50年ぶりに朝まで連続睡眠が取れたのです。
彼にはヘッドヒーリングがとても効果があり、彼の抱えていたたくさんの〝痛み〟がどんどん消え去って、本来の彼の姿に戻っていくことを、本人もセラピストさんも感じたという、なんとも胸を打つ報告でした。

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(編集部 杉浦)

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