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【ぼっち起業】陰キャ・人見知りが起業するなら、コレがおすすめ

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
たとえ陰キャ、人見知り、コミュ障、いわゆる「ぼっち」でも、起業して成功することができることは、このnoteでも何回にもわたってお伝えしてきました。

※過去の関連記事を読みたい方は、この記事の終盤にリストがありますのでチェックしてみてください。

では、陰キャ、人見知り、一人でいるのが好きな「ぼっち」にとって、具体的にどんなビジネスや事業が向いているのでしょうか?
 
自らが「ぼっち起業家」にして、今までに多くの陰キャの方々を起業で成功に導いてきた「ぼっち起業コンサルタント」として知られる杉本幸雄さんは、杉本さんの新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』のなかで、ある事業をおすすめしています。今回は、その該当箇所を一部編集して、全文公開します。

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みんな○○○○業なら、ぼっち起業ができる

 この章では、ぼっち起業、一人でビジネスを始める場合、どのような事業を立ち上げるべきかについて詳しくお伝えします。
 私は「コンサルタント」業をおすすめします。別の言い方をすれば、スキルシェア業、教える業、コーチ業、つまり、誰かのために何かの〝先生〟になることです。コンサルタントは、クライアント(顧客)の目標達成を助けて、直接クライアントから感謝されるので、うれしさや幸福感を感じやすい職業です。
 なぜコンサルタント業をおすすめするのか?
 それは、誰にでもこれまでの人生の中で、他の人に教えられるだけの知識や技能が必ずあるからです。
 自分には「人に教えられるものなんか何もない」と、思った人も安心してください。私も同じようにコンサルタントになって、何をしようか、何を教えられるのかを考えたときは、強烈な不安に襲われました。陰キャの場合、これは通常反応ですし、あなただけでなく、みんな同じような不安な気持ちになるものです。
 そして、大袈裟さに考えすぎないように、落ち着いてください。
 教える相手さえ適切に選べば、コンサル起業して失敗する確率は、かなり低くなりますから。教える相手は、当然ながら、自分より習熟度が浅い人を選ぶことが重要です。私は小学5年生のときに6年生の子から掛け算を教えてもらったことを覚えています。
 そうなんです、何を教えるとしても、必ず格下という存在がいるので、教える相手は自分より格下を選べば良いだけです。
「三角形の法則」という考え方があります。

『「ぼっち起業」で生きていく。』132ページより抜粋。

 例えば、自動車学校の教官はF1ドライバーに対して、世界トップになるように指導するのは難しいでしょうが、運転免許証を持っていない運転未経験者になら楽勝で教えることができています。
 私はいつも何を教えるときも、必ず未経験者か初心者を対象にしています。
 例えば、ネット通販事業をやったことがない中小企業や実業家にネット通販コンサルを行なっていますし、マーケティングやセールス、ブランディングをほとんど学んでいない弁護士や医師にそれらを指導しています。さらに、TikTokを全然やったことがない士業やコンサルタントにTikTok集客を教えています。
 ちなみに、私の事例ではないですが、歌がうまい女子高校生のⅠさんは、音痴な経営者に、カラオケ指導をして、たいへん喜ばれているとのことでした。

ぼっちは、自宅で利益率70%のコンサル起業

 ぼっちが起業するなら、「コンサルタント」をおすすめしています。
 理由の第一は、先述したとおり、誰にでも教えられる〝何か〟があるからですが、これは商品を何にするか、何を売るかという切り口での話でした。
 でも、別にもっと大切な理由があります。
 それは、初期費用(イニシャルコスト)や運転資金(ランニングコスト)など、「お金」の面からのことです。
 起業して大失敗しないための秘訣は何だと思いますか?
 それは、無駄な支出を極限まで少なくすることです。毎月の売上の変動には関係なく、一定金額の支出となる固定費を抑えられると、資金繰り(キャッシュフロー)を非常に「楽」にすることができます。
 固定費で最も代表的なものが家賃(事務所費)です。
 法人を設立するにしろ、個人事業主で起業をするにしても、事務所をわざわざ借りる必要は特にありません。一人暮らしであれば、今住んでいるアパートなどをそのまま事務所として活用すればいいですし、家族と同居していても、リビングやダイニングでだって仕事はできます。それに、もちろん図書館やカフェでも、コンサルタントとしての勉強や資料作成、連絡業務をすることは可能です。
 私も自宅で起業して、一度も事務所専用スペースを借りたことはありません。私の知人は自宅で、小学生の頃から使っている学習机で仕事をしていて、年1000万円を稼いでいますし、他の友人は自宅の台所で仕事をしていますが、そんな彼女は月50万円以上を稼いでいます。
 起業して、すぐにダメになる会社は、事務所に行けばわかります。起業したばかりなのに、真新しい部屋を借りていて、カラーコピーやFAXなどの機能も搭載しているマルチコピー機があると、私の経験則からですが、ほぼほぼ1年か数年以内に潰つぶれてしまっています。私は、起業して約20年、110億円売りましたが、これまでコピー機をリースしたことも、購入したこともありません。
 固定費を抑えることは、起業して経営を持続していくためには、本当に大切な基本です。毎月の運転資金は、少なければ少ないほど経営を楽にします。売上が少なくても赤字になりにくいからです。
 コンサルティング業は、利益率を高くできます。
 品物を仕入れるのではなく、勉強が仕入れで、支出は、勉強のためのものと、交通費や宿泊費、飲食費や外見を整えるための費用で、利益率は70%も可能です。
 ちなみに、参考としてネット通販業なら30%、転売ヤーは20%、飲食業では10%くらいかなと私は推察します。コンサルタントで起業する場合、初期費用も他と比べて破格に少なくて済むことが大きな利点です。

他人の劣等感を理解できるから、「愛」のコンサルタントになれる

 世の中には偏った価値観がありますよね。
 例えば、
 
 ◉明るい性格が一番。
 ◉友達は多いほうがいい。
 ◉孤独は寂しいもの。
 ◉無口は辛気臭いもの。
 
 というような決め付けのことです。
 今までこういう価値観を押し付けられてきたので、ぼっちや陰キャ、人見知りの人たちの多くは、劣等感を強く感じている時期があります。もしかしたら、今現在も強い劣等感を感じている人もいるでしょう。
 でも、考え方をちょっと変えてみると、とても強い武器になります。
 ぼっちは、人の気持ちがわかるから、愛のあるコンサルタントになれます。陽キャな人よりも、繊細に人の顔色を見ながら、人の気持ちや状態を考える癖を持っているからです。
 実は、私のTikTokで最も視聴されている動画は「成功コンサルタントには愛がある」というタイトルのもので、14万回以上も再生されています。
「愛」とは、平易に表現すると、思いやる心です。それに待つことですし、許すことです。そして時には、適切な方向に仕向けることも含みます。
 人の劣等感を理解できる愛の持ち主がコンサルタントになると、クライアントに寄り添い、彼らの感情やニーズの理解に自然と努めて、適切なアドバイスをしようとします。
 時には、一緒に泣くこともあるでしょうし、また別のときには、激しく叱責することもあるかもしれません。そして、時にはただ話を聞くということに専念することもあるでしょう。でも、これらはすべて、クライアントへの愛があるからできることです。
 ぼっち出身のコンサルタントの先生は、クライアントの気持ちを受け取り、理解し、愛をもって接することで信頼関係をつくり、効果的なサポートができます。
 愛のあるコンサルタントは、特定の専門知識を一方通行で機械的に教えるだけでなく、クライアント個人の能力や抱えている事情を考え合わせる配慮もできます。これも愛の現れの1つです。相手の気持ちと事実に寄り添い、それらを踏まえてアドバイスをします。
 ところで、クライアント(client)の本来の語源をご存じですか?
 意外と、ほとんどのコンサルタントの先生も知らないことなのですが、「他者の保護を受ける者」という意味があって、転じて「顧客」になっています。
 だから、コンサルタントの先生は、クライアントを守る、保護するのがその役割です。つまり、失敗しないように守る、うまくいくように守るということです。コンサルタントの仕事とは、「誰かの幸せの一部分の役に立つこと」だと私は理解しています。クライアントを守るには「愛」はあったほうがいいのです。

今回の記事では紹介しませんでしたが、書籍『「ぼっち起業」で生きていく。』では、「自分に合った事業の見つけ方」「その事業内容の解像度を上げる方法」なども、具体的なメソッドを使いながらわかりやすく解説しています。また、ぼっち起業の具体的な成功事例も豊富に掲載しています。興味のある方は同書をチェックしてみてください。

〈著者プロフィール〉
杉本幸雄(すぎもと・ゆきお)
ぼっち起業家。起業コンサルタント。国内唯一無二の陰キャや人見知りの経営者向け交流会「KIO 陰キャ×自由が丘支部」支部長。
1969年1月生まれ、明治大学農学部出身。幼少の頃から虐待やイジメに遭い人生の前半はドラマのようなどん底人生。人見知りであまり話さず、話してもどもってしまい、小学生の頃のあだ名は「障がい者」だった。独りぼっちでいることをむしろ好み、寂しいとか孤独だと感じることはなかった。社会人になってからは、正社員だけでなくアルバイトや派遣スタッフでも、どこで働いても長続きしないダメ人間。1カ所で最長で3年、最短では午前中2時間だけで辞めて帰ってくるほど。正社員だけでも10社以上に転職した結果、ついには、もう履歴書を書くのも面接に行くのもめんどくさくなったという理由で、ぼっち起業を決意し、およそ20年前にコンサルタント業で起業。日本で随一のぼっち起業コンサルタントとして、ぼっちや陰キャ経営者からのコンサル依頼が絶えない。逆境を跳ね返して幸せを得るコツは「片手間ダメ! ど根性®」の姿勢で、目標達成のために必要な努力を少しずつ着実に消化していくこと。好きな動物は、ガリガリに痩せ目つきが鋭い、野良猫。

今回ご紹介した新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』の著者、杉本幸雄さんが、「ぼっち起業」に向いている人として、次のような人を挙げています。
 
◉会社で働くのに窮屈さを感じている人。
◉ぼっち・人見知り・コミュ症と自認しているが、起業したい人。
◉集団行動するのが苦手、一人で自由に稼ぎたい人。
◉就職に抵抗感がある学生。
◉とにかく自分のペースで仕事がしたい人。
◉飲み会とかの付き合いが苦手、めんどくさい人。
◉会議で自分の意見を発言するのが苦手な人。
◉人に指示されたり、管理されて働くのがツラい人。
◉会社の給料に不満があり、収入を自分で自由に決めたい人。
◉複数の人といるより、一人でいるほうが好きな人。
◉実際に対面で会ったり、電話で人と話すのが苦手な人。
◉社内政治とか根回しがめんどくさくて仕方がない人。
◉ライフスタイルや趣味を重視した人生を歩みたい人。
◉オタク気質がある人。
 
陰キャ、コミュ症、人見知り、オタク、集団が苦手……。
 
一見、起業に向いていない性格だと思ってしまうかもしれませんが、本書を読めば、その価値観は180度変わります。むしろ、起業に向いている武器である、と。
 
では、武器にするためにはどうすればいいのか、その武器をどのように活用していけばいいのか、そのときに注意すべき点など、ぼっち起業コンサルタントとして、今まで多くの「ぼっち起業家」を成功に導いてきた著者の杉本さんが培ってきた経験や知識、知恵を余すことなく盛り込まれた1冊が『「ぼっち起業」で生きていく。』(杉本幸雄・著)です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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▼新刊『「ぼっち起業」で生きていく。』の「はじめに」「目次」を全文公開中

 
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