本にはそれぞれ独自の波動がある
フォレスト出版編集部の寺崎です。
8月に刊行した『新版 呼吸の本』(加藤俊朗・谷川俊太郎)が静かにコツコツ売れています。おかげさまで重版もかかりました。
超個人的な話で恐縮なのですが、私は担当新刊の見本が届くたびに1冊を自宅に持ち帰り、娘に手に持たせて撮った写真を写真共有サービス「みてね」にアップして家族にも宣伝しています。
で、たまに気になったものは両親が購入して感想を寄越してくれたりするのですが、母親(70代)がこの『新版 呼吸の本』どハマり。周囲の友人に購入を勧めまくっているようなのです。
それはそれで嬉しいのではありますが・・・過去にも『聴きながら眠るだけで7つのチャクラが開くCDブック』(永田兼一)という担当書を出した時も、ある日、唐突に電話がかかってきて・・・
「あなた、これ、お肌にも効果あるの!?夜寝るときに毎日聴いてたら、お肌ツルツルよ!」
・・・さっそくキャンペーンで「読者の声」として使わせていただきました笑
とまあ、どうでもいい内輪ネタなのですが、『新版 呼吸の本』はサンガさんの旧版のときから不思議な魅力を放っていた本でした。
これは書籍の編集者ならば理解してもらえると思うのですが、書籍にはその本独自の「エネルギー」があります。スピリチュアルあるいは量子論でいえば「波動」といってもいいかもしれません。
猛々しい波動。
静かに興奮した波動。
お日様のようなあたたかい波動。
優しく包み込むような波動。
そっと背中を押すような波動。
『呼吸の本』は根底にとてもやさしいエネルギーが流れているのですが、なんとも形容しがたい波動も感じるのです。それは「加藤俊朗」「谷川俊太郎」というふたつの強烈な個性のぶつかりあい、エネルギーの交流が生み出した不思議な波動なのかもしれません。
そんなお二人がふたたび集い、お話していただくオンラインセミナーを開催することが決定いたしました!
11月20日(土)14:00~15:30
『新版 呼吸の本』
発売記念オンラインセミナー
「呼吸すること、生きること」
加藤俊朗×谷川俊太郎
~基本の呼吸体験レッスン付き~
▼『新版 呼吸の本』発売記念オンラインセミナー開催決定!
※申込期限は2021年11月19日(金)までです。
お二人の対談を間近に観れる機会はめったにありません。谷川俊太郎さんもTwitterで告知してくださっていました。ありがたやありがたや。
この本の不思議な魅力はもしかしたら「加藤俊朗さんによる新版あとがき」を読んでもらったらわかるかな。なんて、ふと思い。今日はそれを公開してみたいと思います。
新版あとがき 加藤俊朗
『呼吸の本』は2010年にサンガさんから発売されました。あれから11年が過ぎました。今回また別の出版社から再販されることになったんです。
とても不思議に思ってます。
私の想像を超えたところで物事が進展してたようです。
当時と今を振り返ってみます。
11年前に『呼吸の本』で世に出していただきました。本の勢いに乗って私の肉体と魂は元気づくんです。どこまでも勢いに乗って突き進み、気づいたら「呼吸家」になっていました(笑)
勢いのおかげは谷川先生です。
『呼吸の本』によって人生を一気に駆け上った感じです。
幸福の道へ足を突っ込んで邁進です。
あっさり言えば「ツイてる」ってことです。
はっきり言えば「人生はツキひとつ」。
谷川先生にツキをもらったね(笑)
あれから10年、今は……
一番感じるのは年をとったなー(笑)
この感覚は、なってみないとわからない。
谷川先生は今年90歳、僕は75歳です。
谷川先生はすぐにお迎えがきます、僕もです。
あの世でまたお会いするのですから本当のことを書きます(笑)
呼吸のおかげ
「10年間何をしていたか?」
呼吸です、呼吸ばっかりです(笑)
『呼吸の本』に書いたことを、どんどんやりました。「息」を整えて「心」をきれいにする……をやり続けました。
呼吸の力が心に豊かさをくれたんです。
豊かさは感謝を連れてきましたね。
仕事に生活に環境に感謝です。
感謝の気持ちを持って生きていたら少しずつ魂が成長したんです。
感謝は魂の言葉だったんです。
呼吸は魂とつながっていたことに気づいたんです。魂に、生命エネルギーを供給していることにです。もちろん、肉体の生命も支えています。(当然だね)
魂(私)は「呼吸の秘儀」によって目覚めるんです。
「吸う息を太く深くして
下腹に吸った息を溜めて
吐くとき静かに長く出す」
宇宙エネルギーを下腹に溜めることで
神秘機能が活性化して神人合一の準備ができる
簡単にいえば、神に近づける……と。
神はね、
人間が息を吸い込んだときは離れていくんです。
息を出すときに神は近づいて来るんです。
出す息は神に供えるいけにえなんです。
ですから、人間の呼吸は吐くのが大事です。
10年間で成長したのは魂です
一番の成長は魂が神に近づいたことです。
魂は心を開いて肉体と会話するようになったんです。魂の会話です。
魂の会話は一人芝居に似てます。
自分と自分が会話する、「魂」と「肉体」です。
普通にいうとあやしい会話に聞こえますが、本気です。
【魂と肉体の会話】
魂:仕事はどうですか?
肉体:面白くありません。
魂:何かあったのですか?
肉体:上司の要求が多すぎてついていけません。
魂:なんとかしないとね。
肉体:なんとかしたいです、どうしたらいいの。
魂:ヒントは感謝です。
こんな会話です。
魂との会話を繰り返すごとに
肉体は自分勝手な考えに気づいて心を入れ替えていきます。
狭い思考を超えた魂の世界へと進んでいきます。
肉体は成長し意識に目覚めていくんです。
呼吸を深めていくと
こういうことがわかってくるんです。
呼吸と魂はつながっていることに気づきます。
深い呼吸を続けていると魂と神の関係に触れてきます。
神の影武者が魂です。
昔から魂は神の似姿と言われています。
魂が自分の本体です。
肉体は魂の執事で心は魂の召使いです。
魂と肉体が手を握るとね
肉体の心、潜在意識に眠っていた直感が出てきます。
六感……直感力です。
直感は人の潜在意識に存在する超能力です。
超能力は誰の心にも秘められています。
呼吸は直感力を引き出して奇跡を起こすんです。
奇跡の源泉は呼吸なんです。
これをすごいと言わず何をすごいと言います(笑)
呼吸――魂――直感力――奇跡
この直感力を使わないと大損ですよ。
アインシュタインも言っています。
「私たちの生き方には二通りしかない
奇跡など全く起こらないかのように生きるか、
すべてが奇跡であるかのように生きるかである」
私もアインシュタインと同じです。
人生最大の奇跡は「呼吸」を仕事にしたことです。
そして「呼吸家」になったことです。
私は呼吸で自立しました。
誰がこんなことを予測できますか。
私の中では想定外、夢にも出てきません。
呼吸は生命を支配するだけでなく
幸福のカギを握っているのです。
人生に必要なのは……呼吸です。
呼吸と仲良くなるんです。
仲良くなるには、毎日、やること。
やっているって……それは「呼吸」じゃない。
呼吸は……吐いてから吸うんです。
呼吸ができればあなたも奇跡が起こせます。
一人ひとりが奇跡を起こせば
世の中がもっと明るくなります。
あなたと一緒ならできます。
奇跡を起こしたいね!
加藤俊朗
▼オンラインセミナーの詳細はこちら
▼関連記事はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?