【本選び】おもしろい本と高確率で出会っている人がやっている3つのこと
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
読書以外にもネットや動画など、読書の可処分時間がますます減っている私たち現代人。読書の失敗はできるだけ避けたいものです。それには、読書のための「本選び」はとても重要であることは誰もが納得するところでしょう。
では、おもしろい本と高確率で出会っている人は、どんなことをやっているのでしょうか?
これまでに4800冊超を読破し、Instagramでも人気の読書案内人として知られ、Voicyのパーソナリティもしている、人気の読書系インフルエンサーの「名もなき読書家」さんは、新刊『失敗しない読書術』の中で、おもしろい本と高確率で出会っている人がやっていることを具体的に解説しています。今回は、同書の該当箇所を一部編集して全文公開します。
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たくさんの本を見る(=情報を得る)ことで、おもしろい本と出会える確率が上がることは間違いありません。
そこで、私が日頃から欠かさずにやっている「ルーティン」を3つ紹介します。
①週に一度、書店パトロールをする
〝書店めぐり〞という表現のほうがマイルドでいいのかもしれませんが、「おもしろそうな本は絶対に見逃さない」という思いを込めて〝書店パトロール〞としました。私はどんなに忙しくても、週に一度は必ず書店パトロールをしています。もはや無意識のルーティンと言ってもいいくらいです。
それも、紀伊國屋書店やブックファーストのような大型書店と、自宅の最寄り駅にある書店、あえて規模の違う2つの書店に行って、それぞれの棚がどんなふうに変わっているかを毎週、定点観測しています。最寄り駅の書店は売り場の面積が狭いため、大型書店に比べると本の回転が速く、「売れない本はすぐに店頭から姿を消してしまう」という厳しい現実を実感します。
②Kindle Unlimitedの「今月の新着タイトル」をチェックする
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供している書籍・マンガ・雑誌などの定額制読み放題サービスです。月額980円で200万冊以上の本が読み放題ということで、私はもちろん利用しているのですが、毎月更新される「今月の新着タイトル」はすべての本をくまなくチェックしています。
月初めのルーティンとして、「日用品の在庫チェック&まとめ買い」をされている方もいらっしゃるでしょう。私は「新着タイトルのチェック&おもしろそうな本をまとめてダウンロード」をしています。
③図書館の「今日返却された本」のワゴンをチェックする
私は、住んでいる区とその隣の区で2つカードを作って、図書館を〝ダブル使い〞しているのですが、図書館に行ったときにいつもチェックしているのは、「今日返却された本」のワゴンです。
おそらくどこの図書館にもあると思うのですが、ここは本当に宝の山です!
このワゴンを見ずに素通りしている人は、確実に人生損しているんじゃないかと思うぐらいです。ついさっきまで、誰かがいいなと思って借りていた本、読み終えたばかりでまだ熱量が残っている本がジャンルレスに並んでいる。これは言わば、知らない人の「選書コーナー」のようなもの。自力では絶対に見つけられなかった本も多く、眺めているだけでもすごく楽しいです。図書館ユーザーの方は、これからぜひチェックしてみてください。
当たり本を引き当てるためには、「選書のセンス」を身につける必要があります。これは決して生まれ持った才能ではなく、日々の情報収集の賜物です。常にアンテナを張り巡らせて、たくさんの本を見る。その手間を惜しまないようにしましょう。
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いかがでしたか?
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