幸せになれるヨガが誕生! 幸せホルモンの分泌量を驚異的に増やすヨガ
こんにちは。
フォレスト出版・編集部の美馬です。
これまで3回にわたり担当1作目の書籍づくりについて、ドタバタ具合をお伝えしてまいりましたが、先日無事に校了を迎えることができました。
こんなオフィシャルな場で、仕事の弱音を吐いて良かったのか……? ひと段落したと同時にそんな思いもこみ上げてきましたが、何はともあれ無事に1冊の本を仕上げることができました。発売日がとても待ち遠しい今日この頃です。
さて、今回担当した書籍、
『幸せホルモンあふれるセロトニンヨガ』
では、その名のとおり幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」の分泌量を驚異的に上昇させるヨガシークエンスの紹介、解説をしています。
著者は、「音ヨガ」や「呼吸の見えるヨガ®」の監修をはじめ、日本で最も多くのヨガ講師を輩出するスタジオで指導者向けトレーニングもご担当されている野村賢吾先生。
2021年、野村賢吾先生を筆頭に、ヨガ業界では世界的に初の試みとなる心拍変動や血液検査などの科学的な検証が行なわれました。この検証に立ち会われたのが本書の監修者でもある、セロトニン研究の第一人者の有田秀穂先生です。
「幸せホルモン」とは言っても、実際に私たちの心身にどういった効果をもたらしてくれるのでしょうか?
そもそも「セロトニン」は、脳内の神経伝達物質の1つにしかすぎません。しかし、とても重要な役割を担っています。それは、喜びや快楽で分泌される「ドーパミン」や、恐怖や驚きで分泌される「ノルアドレナリン」などの情報をコントロールし、精神を安定させるはたらきです。
つまり、「セロトニン」の分泌量が多ければ多いほど、ネガティブな感情が抑えられ、ポジティブな感情を豊かにすることができるというわけです。
そんな「セロトニン」の分泌量を驚異的に上昇させるヨガシークエンスのメカニズムと実践法を具体的にお伝えするのが本書です。
科学的な根拠に基づいた結果から、セロトニンヨガがもたらす心身への良い影響が多数確認されています。
◎「セロトニン」分泌量が最大で2倍も増加!
◎90%以上の確率でストレスホルモンの「コルチゾール」も減少!
◎ネガティブ感情「緊張・不安」「うつ気分」「怒り・敵意」「疲労」「混乱」が平均20%もダウン!
この春はじめてヨガに挑戦したいと思っている人はもちろん、鬱々とした気分からの解放、そして幸せな気持ちになりたい人、必読の1冊です。
本書の発売に先立ち、「はじめに」「目次」を全文公開しますので、ぜひ最後までお読みになっていただけるとうれしいです。
はじめに
幸せホルモン「セロトニン」の分泌量を増やすヨガ
多忙な日々を送る私たち現代人は、その価値観も多様化し、
「本来の自分とは何か?」
「何をしているときに自分らしくいられるのか?」
ということを見失いがちです。
たくさんの情報が洪水のように押し寄せ、自分の価値観が見えなくなり、心が不安定になります。
そこで必要になってくるのが、「セロトニン」です。
近年、ネットやメディアでも注目されているので、見聞きしたことがある人も多いかもしれませんね。
「セロトニン」とは、脳内の神経伝達物質の1つで、喜びや快楽で分泌される神経伝達物質「ドーパミン」や、恐怖や驚きで分泌される神経伝達物質「ノルアドレナリン」などの情報をコントロールし、精神を安定させるはたらきがあります。いわば、「幸せホルモン」の代表的な存在です。
つまり、「セロトニン」の分泌量が多ければ多いほど、情報のコントロールができるので、ネガティブな感情が抑えられ、ポジティブな感情を豊かにすることができるわけです。
そんな〝幸せホルモン〟「セロトニン」の分泌量を驚異的に上昇させるヨガシークエンスを開発しました。そのメカニズムと実践法を具体的にお伝えするのが本書です。
私は現在、日本各地のヨガスタジオで、一般のヨガレッスンはもとより、ヨガ講師向けのレッスンも行なっています。日本で一番多くのヨガインストラクターを輩出しているスタジオの指導者としても10年以上経験を積んできました。「セロトニンヨガ」を受講された方からは、
「寝つきが良くなった」
「緊張しなくなった」
「集中力が高まった」
「不安症がなくなった」
「うつ病が改善した」
などなど、うれしい声がたくさん届いています。
ヨガを実践する目的や、手に入れられる効果は、人それぞれだと思いますが、私がお伝えする「セロトニンヨガ」は、世界初の試みとして医療業界でも、「幸せになれるヨガ」として注目を集めています。
実際、日本における「セロトニン」研究の第一人者である有田秀穂先生とともに、「セロトニンヨガ」の効用について実験・検証・研究を行ない、科学的根拠に基づいた結果が出ています。
詳しくは本書の中で解説しますが、最大で2倍量のセロトニンの増加、90
%以上の確率で、ストレスホルモンで知られる「コルチゾール」の減少も確認されています。
せっかくヨガを実践するなら、幸せホルモン「セロトニン」が増えるヨガシークエンスを取り入れてみませんか。
すでにヨガを実践している方はもちろん、ヨガをこれから始めたいと思う方も、「セロトニンヨガ」は誰でも簡単に実践できるものばかりです。ただそこには、ちょっとしたコツやいくつかの重要なポイントがありますので、本書ではそれらを凝縮して、わかりやすく解説します。
ヨガは、競争ではないので、誰かと比べる必要なんてありません。自分のペースでゆっくりと、自分と向き合う時間、自分とつながる時間として実践してみてくださいね。
目次
はじめに
◎幸せホルモン「セロトニン」の分泌量を増やすヨガ
◎セロトニンヨガとは何か?
◎セロトニンヨガと丹田呼吸法
◎セロトニンヨガの効果と実証方法
本書を効果的に使うために
◎シークエンスの流れに身を委ねる
◎呼吸のポジションを意識する
◎ヨガを始めるときの心得
Part1 モーニングタイム セロトニンヨガ
◎目が覚めたら真っ先に朝日を浴びる
◎セロトニンを分泌させる食事
◎美しくあるためにはストレスはご法度!
◎「今」を感じるマインドフルネス
◎座って行なう静的な瞑想
◎動きの中で行なう動的な瞑想
①背中の力みを取るツイストのポーズ
②肩や首まわりをほぐすポーズ
③骨盤の歪みを解消するポーズ
④股関節の不調を整えるポーズ
⑤背中と肩の緊張を緩めるポーズ
⑥もも裏の張りを取るポーズ
⑦腰の重だるさを解消するポーズ
⑧胸の詰まりを解消するツイストのポーズ
⑨腹筋と背中の柔軟性を高めるポーズ
⑩体側の伸びを良くするポーズ
Part2 デイタイム セロトニンヨガ
◎気分に合わせてヨガを行なう環境を変える
◎リズム運動で運動不足を解消
◎健康への第一歩はウォーキングから
◎三日坊主にならない秘訣は、モチベーションを上げないこと
◎5分間の休憩で集中力を鍛える
◎自分だけの「幸せ」の見つけ方
①しなやかな身体の軸をつくるポーズ
②呼吸を深めるツイストのポーズ
③お腹の詰まりを解消するポーズ
④血の巡りが良くなるポーズ
⑤胃腸の働きを活性化させるポーズ
⑥胸を大きく開かせる半月のポーズ
⑦体幹を強くする英雄のポーズ
⑧肩の力が抜けてリラックスできるポーズ
⑨リズムを意識する太陽礼拝①
⑩リズムを意識する太陽礼拝②
Part3 ナイトタイム セロトニンヨガ
◎「寝入り」を良くして睡眠の質を上げる
◎ぐっすり眠れるようになるセロトニンヨガ習慣
◎アイピローでリラックス状態をつくる
◎シャワーよりも湯舟につかる
◎ヨガの時間は音楽にも気を配る
①自律神経が整うポーズ
②心に安心感を与える赤ちゃんのポーズ
③腰をツイストさせて安眠できるポーズ
④クッションを使った呼吸を深めるツイストのポーズ
⑤下半身の疲れを解消するポーズ
⑥睡眠の質を高めるポーズ
⑦腰の重だるさを解消するポーズ
おわりに
ヨガシークエンスだけではなく、ふだんの生活で「セロトニン」の分泌を促すための過ごし方や思考法も盛りだくさんです。さらに、計20本分のシークエンス解説動画も、ページに掲載されているRQコードから視聴できるようになっていますので、書籍とあわせてご活用くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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