鬼滅の刃では学べない真の呼吸の奥義
フォレスト出版編集部の寺崎です。
先日、娘が通う児童クラブ(学童)からこんな連絡がありました。
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DVDデッキと鬼滅の刃の映画版のDVDが届きました。来週から順番で見たいお子さんに見せたいと思うのですが、お家で「鬼滅の刃」を見たことがないお子さんがいます。見せたくない保護者の方もいらっしゃると思いますので、見せたくない場合は必ずクラブ支援員までお知らせください。
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悩ましいです。
『鬼滅の刃』はなかなか描写がグロいので、うちでは鑑賞を禁止していますが、娘は観たいというのです。
「マンガで読んでるから平気だよ」
「ぜんぜん怖くないよ!」と。
ちなみにマンガ版がどんだけ売れたのか、調べてみたらびっくりしました。
累計1億5000万部!(電子書籍含む)
『鬼滅の刃』コミック1冊当たり450円なので、印税10%とした場合・・・
450円×10%×1億5000万部=67億5000万円
なんと印税額は67億5000万円!!!!!
税金で半分取られるとしても、33億7500万円。
吾峠先生、一生遊んで暮らせますね。
すいません。いやらしい話で。
ちなみに鬼滅の刃では鬼をやっつけるために「呼吸法」を使います。全部で14種類あるそうです。
みなさんは「呼吸」という場合、つぎのどちらをイメージされますでしょうか。
(1)吸ってから、吐く
(2)吐いてから、吸う
おそらく(1)を選ぶ方が多いと思います。「おおきく深呼吸~!」なんてときには「おおきく吸って~!吐いて~!」なんてやりますからね。
ヨガやピラティスの海外の動画とかを見ても、必ず最初に「inhale(吸って)」から「exhale(吐いて)」とやります。
ところが、(2)の「吐いてから、吸う」のほうが、心身の健康にいいそうです。そんな呼吸の奥義をまとめた本が本日よりAmazon発売となります。
「吸って吐く」より「吐いて吸う」がなぜよいのか。
ちょっとだけ書籍から引用します。
質問
自然の中でいい空気を胸いっぱい吸い込むと、宇宙のエネルギーをもらったようでいい気持ちです。
そんなとき息を吐くと、なんだかそのエネルギーを捨ててしまうような気がします。それでも吸うより吐くほうが大事ですか?
答え
宇宙の法則に従いましょう
「自然の中でいい空気を胸いっぱい吸い込むと、宇宙のエネルギーをもらったようでいい気持ち」
それは本当です。
酸素の中に気があるのではなく、気の中に酸素があります。気という生命エネルギーが空気中に遍満してるからです。
宇宙のエネルギーのひとつである生命エネルギーを分量多くからだに取り入れると、からだの一つひとつの細胞が喜ぶようです。そして心は気持ちいいと感じるようです。
空気のいい山、海、とくに聖地では格別です。
ここまでは正常です。
「吐くと、なんだかそのエネルギーを
捨ててしまうような気がします」
これはあなたの神経、感覚がずれています。
はっきり言わせていただきますと、欲が深いです。
「吸う」は、「ためる」「独り占めにする」「執着する」。一方の「吐く」は「執着を取り払う」「心を浄化する」。
吸うより吐くほうが大事ということはそういうことです。
呼吸を通して宇宙エネルギーを取り入れると、人間は気持ちよくなるようになってますね。
人間は、我(エゴ)を捨てるのがこの世(地球)での修行です。呼吸という機能は吐いたら吐いただけ入ってくるようになってます。
損はしません。大事なのは、宇宙の真理というのがあって、その真理に準じるのが呼吸だということです。
その真理とは、いろいろな法則のことです。
そのひとつは「循環の法則」です。
「出したものしか入ってこない」
きわめて簡単です。
宇宙の真理に逆らうと痛い目にあいますから、法則どおり出して素直に受け入れるほうが得です。
吐くということは、空っぽにすることにつながります。空っぽは、「空」「無」の世界です。
心を空っぽにしてシンプルに生きるという意味です。
空っぽにして生きると楽なんです。
吐いてください。
出し惜しみしないで思い切って吐ききってください。
吐ききった分量だけ入ってきます。
この感覚を養ってください。
この感覚です。
ですから、吐くとなんだかエネルギーを捨ててしまったような気がする、という感覚から、出し惜しみしないで吐ききる感覚にきりかえてください。
今後は間違っても吐いたら損だと思わないでくださいね。よろしくお願いいたします。あなたの幸せのためですからね。
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『新版 呼吸の本』は詩人の谷川俊太郎さんが生徒役になって、呼吸の専門家である加藤俊朗先生にあれこれ質問を投げかけて、加藤先生が答えるというコンセプトです。
ぜひ、鬼滅の刃には出てこない「真の呼吸の奥義」に触れていただければ幸いです。