東海道五十三次徒歩チャレンジ 4日目
東海道五十三次完歩の備忘録。
概要は下記。
4日目は盛りだくさんなので1記事で。
4日目(6/4)
晴れのち小雨
泊まったビジホで朝食を取って4日目スタート。
無料でついてくる朝食の割には結構種類あった気がする、けどいつもは朝食取らない勢なのでこれだけでもおなか一杯。
このパンの緑は何味だろと思ったけど、食べても分かんなかった。
昨夜は暗くて見つかんなかったけど、ちょくちょく沼津宿の看板などはあった。
旧東海道ルートではしばらく住宅街ゾーンを歩くエリアだけど、せっかくなので少し寄り道して海岸通りへ。
千本浜海岸といえばまぁまぁ高名な観光地だけど、平日朝ということもあってかあんまり人はいなかった。
真横の千本松も一瞥して元のルートへ。
この先は東海道本線に沿うようにひたすらまっすぐ道。
地図を都度都度確認しなくていいルートだと、比較的景観や周辺建物を気にしながら歩ける気がする。
沼津を出発して7km程で原宿へ。
なんか東海道歩いてるときは全く考えないかったけど、渋谷区の”原宿”と同じ漢字なのか。この時は宿を勝手に”やど”一択で読む状態になってるな。
突然の広告ですが、趣味で”かわいい看板”を集めるインスタやってます。
良ければフォローしてくだせぇ。
えっちらおっちら歩いてたら富士市へ到着、ちなみに今回の旅で一度も富士山を見ることはありませんでした。(意識してなかった)
この日は気温が28,9度くらいあって、とにかく暑い日だった。
かつ前日温泉やサウナに行けなかった(これめちゃ大事)のもあり、お昼時点で疲労がMAXまで来ており、水分と休息を求めコンビニやらドラッグストアにしょっちゅう寄りながら歩を進めていた。
ちなみに店はままあるものの、休めるようなベンチや公園はほぼない(家ばっか)エリアなのでこれから歩く人は要注意。
とは言えなんだかんだ原宿を出発して10kmほどで𠮷原宿へ到着
𠮷原駅のすぐ横にあるこの立派な建物。
実は元地主だった方の民家をリノベされて作られたカフェなのだが、本当に本当におすすめ。東海道五十三次やるひとだけでなく、静岡や三重に住んでる人は是非行ってほしい。
完全に疲労MAXだったのでようやく見つけた休憩所に嬉々として入ろうとするとこんな看板が。
地図でこのカフェを見つけたときは、ここで30分くらい休憩でも取ろうかと考えていたので、くそぅと落胆しつつまぁ一応店内どんなかんじが見てみるかとは入ってみると、びっくりするくらいのおしゃれ空間が。
あまりの素敵空間にひとりで感嘆詞をぼやいていると、40代くらいの男性と30代くらいの女性が話しかけて来て下さった。
なんでもその方々がこの店舗のオーナー(社長)さんと店長さんで、色々お話を伺わせてもらった。
築100年近いお家を1年以上かけてリノベして作ったカフェ。
オーナーさんが元々このあたり出身で、前々から何か地元のための施設を作りたいと考えていた。
カフェのスタッフさんは、心が疲れてしまってフルタイムで働けなかったり、お子さんがいて決まった時間のお仕事が難しい近隣の方が中心(この日の臨時休業もこれが理由とのこと)。
オーナーさんの本業は電気屋さんで、店長さんも元々は電気事業をやっていた社員さんとのこと。
社長さんも店長さんもとてもフランクにこのお店のことをお話くださり、結局臨時休業中にも関わらず20分ほど滞在してしまった。
素敵なコンセプト/佇まいのカフェで体力気力ともに回復し、次の蒲原宿までまた歩き出す。
吉原宿の近くにはちょっとした商店街もあり、結構東海道五十三次を推してる街並みだった。
この時点で14時過ぎ、まだ今朝のビジホ朝食以降何も食べてなかったので近くにあったkamilion cafeへ入店。
店内はカフェと手芸店?が併設されており、なにか体験教室的なのもやってそうだった。
cafeをあとに、また更に歩き続ける。
道中渡った長めの橋、ここは“富士川”を横断する有名スポットでもあると同時に、東海道五十三次の中で一番富士山を綺麗に見れる重要観光地でもあるのだが、この時筆者は
羽を乾かしてる鳥に夢中で、まったく周りを見てませんでした。
他の人のブログとか東海道五十三次の歴史に纏わる知識をほぼ入れずに歩いてしまった弊害の一つ。
後から「あそこってそんな重要スポットだったの?」みたいなことが結構ある。
なんやかんやで吉原宿から13km、蒲原宿に到着。
この”次の宿まで何km”看板、この先もちょくちょく出てくるけど全部の宿に置いてほしいな。目印にもなるし、テンションあがるし。
蒲原宿には観光案内所兼cafeみたいなのがあったので、休憩がてら入店。
アイスコーヒーを頂く。
お客さんは自分だけだったので、思わずスタッフさんと長話。
”4日目で蒲原は相当早いペースだよ”と言われニンマリ。
江戸当時の蒲原宿はもう少し海沿いだったらしいが、津波などの影響もあり今の場所は本来より大分内陸寄りであるとのこと。
今日は興津宿の方まで行こうと思ってますと伝えると、近くにあるスーパー銭湯(宿泊も出来る)をお勧めされる。丁度今日の宿候補だったため、貴重な意見を頂きカフェを後にする。
なんかこの駅見たことあるな、、新海誠の作品に出てきた駅では⁉と思ったけど全然違った。
4kmほどなのであっという間に次の由比宿へ到着
由比宿もちょっと広めな観光案内所(交流館)があり、カフェとかも併設されてるので休憩にも最適。
ただし確か17:00とかには閉まっちゃうので要注意。
由比宿は町全体で”由比宿!”を押し出していて、観光スポットも多い。
交流館のほかに”東海道由比宿おもしろ宿場館”なんておもしろそうな場所もあったけど、時間の都合上行けず。どこも閉まるのが早いので、訪れる方は要注意。
由比宿あたりから旧東海道ルートがだいぶ海岸近くになってくるため、潮風のにおいを感じながら歩けて楽しい。
由比宿を抜けると知る人ぞ知る“薩埵峠”。これで”さったとうげ”と読む。
昔から東海道指折りの難所と言われるくらい傾斜がきつく、一歩一歩踏み出すだけで体力を持ってかれる。途中上からみかん?ぽいやつが転がってきたけど、角度のせいでスピード早過ぎて目視するので精一杯だった。
あと地元の方と思われる車も頻繁に通ってくるので、その旅に脇に避けたりするのが地味に大変。
そんで普通に今年、熊の出没ニュースとか出てるので気を付けて。
(上るのに精一杯であんま写真撮ってない)
薩埵峠を越えると辺りは暗く、小雨も降りだしていたため雨宿りがてらコインランドリーへ。
ここで靴下1足と下着を1枚紛失。なんかコインランドリーが異世界とつながってるみたいな作品あったよね。異世界先の人、大事に使ってあげてください。
洗濯終わり、少しルートを外れて近くの健康センターへ。
24時間営業の結構大きめな温浴施設で、ホテルもついてるので寝泊まりもできる。(節約のため仮眠室みたいなとこで寝たけど)
サウナも複数種類あったり、プールみたいなのもついてて、蒲原宿のおばちゃんの言う通り疲労回復にはもってこい。
けど手と首の日焼けが痛すぎて、慣れるまでは地獄だった。あとサウナ室のテレビで男子バレーやってたので、見入ってたら思わず脱水症状になりかけた。
ご飯どころもいくつかあったけど、がっつり食べたい気分だったので焼肉屋さんへ。
けど肉焼いてるより早く寝たい気持ちもあったので、ささっと食べれそうな豚丼と馬肉ユッケを注文。馬肉はユッケは未解凍だったのかシャリシャリだった。