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「価値を生む力」が次の時代のカギ

今日は「価値を生む力」について。

といっても私は成功者とか
経済の専門家とか
儲けのプロとかではない。

ここ数年様々な書籍を読んで
私なりに気づいたことを綴っていきたい。





予測不能で変化の激しい時代。

1つの企業で定年まで従業し続ける、
やれと言われたことだけを
素直にやり続けるだけではリスク

そして、その素養を育てる
学校教育がリスク

そういわれてもう数年。

頭ではわかっている。
だけどシステムは変わらない。

社会システムも、自分が属する組織も。
子どもが通う学校も。

だから、変化が必要なのは分かるんだけど
まだまだ先のことだよな

そうやって先延ばしにしていたところ
追い討ちをかけるように
chatGPTの出現
その進化は倍速。

そのため、本当に
自分の仕事の価値を見直すタイミングが
やってきている。

知識検索分野、情報処理分野については
もう人は代わられようとしている。

何かに属していれば安心。
大きな船に乗っていれば安泰。

そんなことが胸張って言えない時代。

じゃあどうやって生きていく?


答えは価値を生み出す力をもつこと。


この結論に至るまでに、
心理学、経済学、ライフハック、未来予測、
社会学、いろんなジャンルの本を読んできた。


伝え方や角度はそれぞれだけど、
最終的にはどれも同じ結論。

価値を生み出す人になろう。


1,今の時代の在り方

私なりにまとめた文章のため、
専門家の深い知見から
外れた部分もあるかもしれませんが
色々と学んで感じたこの時代の在り方を
この章では触れたいと思います。

ちなみに私は心理分野が専門なので、
まずはその目線からスタート。

人の脳の特性はそれぞれ。
遺伝も環境もそれぞれ。
故にビリーフ(信念)もそれぞれ。

だけど、

これまでの学校教育のあり方は、
その「それぞれ」を統制し
統一した価値観に向けて、
一括した教育方法
をとってきた。

それは、国の生産性を高めるために
そうした人材が必要だった
から。

幼少期、青年期の
学校(環境)という存在は
人の人格形成に大きな影響を及ぼす

しかし、この時代。

物質が豊富になり
生産競争がそこまで必要ではなくなった。

みんながある程度飲み食いができ
必要な生活用品の中で不自由なく生きれる

ようになった。

また、インターネットによって
多様な情報が手に入るようになった。

新聞やテレビなどからしか得られなかった
統制された情報から解放され、
多様な情報が手に入れられるようになった

つまり、人の価値観も多様になってきた。

そうなれば、学校教育での一括教育に
疑問をもつ人、馴染めない人が
多く出てくるのも必然。

つまり社会のニーズと
これまでの学校の在り方に
ズレが出てきた。

文部科学省も時代の形にあった
多様性や個性の尊重を踏まえた
教育の方針に大急ぎで転換
しようとしている。


しかし、学校という組織は巨大。
国、という中央からの号令の元
それぞれの自治体に方針が降りてくる仕組み。

だがそれぞれの自治体、学校で
これまでの教育方針を信じてきた先生たちと
これからの教育方針を推したい先生たちが
せめぎ合っている
のが現実だろう。

それが人情というもの。

だから次の時代に望ましい教育が整備されて
スタンダードになるのはおそらく先の話。

(今では学校自体も多様になってきている)


そうして、揺れるのは教育現場だけではない。
会社、自治会など、どんな組織でも同じ。

組織が大きければ大きいほど、
変化へのスピードは遅い。

その狭間で
悩んだり、病んでしまったりする人も
多く出てきている。

これまでの成功にしがみつく人
これからの展開に舵をきった人
どちらに進めばいいのか分からなくなっている人…

今の混沌。
新時代はその先に待っている。

また、インターネットの出現で
我々一般市民にまで
細かな情報が行き渡るようになったと
話したが、

政府や財界など力をもった組織の闇も
露呈されるようになった

既得権益、裏金、利権…
そうした、一部のえこひいきに
社会全体が厳しい眼を向けるようになった。

そして、そうした裏側の闇をリークするのも
全ての人にできるようになった。
(内部の人でも)

これまでの組織体制や
経済の在り方が改めて見直されてきている。

同時に、組織とはリーダーとは
人とは、お金とは、暮らしとは…
幸せとは。

それらがもう一度見直されてきている。

縦構造のパワーバランスが崩れはじめ
個と個が横つながりでバランスを取り合う。

そんな構造に変わりはじめている。

「大人たちは信用できない」と
多くの若者は思うようになった。

国に頼っていられない。
自分の人生は自分で守らなければいけない。
自分で作らなければいけない。

そういう気づきのもと
動きはじめた人たちも多い。

物を豊富に持つことが、金を持つことが
地位を得ることが、幸せだとは限らない。

自分のもつ信念に沿って生きることこそ
幸せではないか…

そうした考えを多くの人が
持つようになってきた。


2,「価値」とは何か

こうした混沌の中で、
冒頭で述べた「価値」の存在が
出てくる。

「価値」とは何だろう。

これも色々学んだ上での私なりの見解。

「自分にしか提供できない
他者が求めるもの」

だと思う。

これはとてもバランスが必要。

自分にしか無くても
人から喜ばれず
独りよがりに終われば価値があるとは
言い難い。

一方で、人が求めることばかりを
追加していれば、
いつしか自分の尖はすり減って
いくらでも、代わりのきく存在になる。
(没個性)


つまり、この2つのバランスが
絶妙であることが大事。

うまいバランスを見つけるか、
このバランスを自ら作り上げるか。


さらに、長くそれを維持し続けるためには
本当に好きなことか
嘘偽りのないありのままの自分であること
がとても重要になる。


まとめると
自然体で大好きなことを通して
人に喜んでもらえる

   
価値を生む

ということだと考える。

社会の中で
人と人が集えば
ある程度の対人スキルを駆使して
お互いを尊重し合いながら付き合っていく。

だから、人と付き合うということは
ある程度自分を抑えつつ、
相手とバランスを取りながら成立
する。


しかし、1人になったときの
人の頭の中は、千差万別。

感覚も、健康状態も
思考も、嗜好も様々。


インターネットでの発信は
こうした自分だけにしかない素養を
ワガママに叶えてくれる場所。

そして、同じ素養のある人が
惹かれあい、共感し合える場となり得る

その後に、リアルでの関係に
発展していくことも
今では当たり前の光景。


つまり、自分にしかない要素を
インターネットを通して発信し
共感し支持してくれる
仲間を見つけていく。

ということがとても重要に。

その発信が歌やダンス、イラスト
などのパフォーマンスでもいいし
エッセイ、詩、コラム、トーク

などでも良い。

インターネットで発信するものが
浮かばなくても、

人当たりの良さ、
笑顔、
見た目の美しさ、
見た目の個性

など、
リアルの世界でも
「あの人にまた会いたい」という
印象を他者に残すだけで
十分な「価値を生む」行動だと思う。


あの人に会いにあの店に行きたい。
あの人から商品を買いたい。

そう思われる人は
属する組織にとっても
価値のある存在といえる。


3,まとめ

これまでは、価値を生み出すのは
企業や組織
そして
その価値を享受するのは
一般市民の私たち。

というイメージだった。

それが、
一人ひとりのもつ価値を
一人ひとりが発信できる。

そんな時代になった。

もちろん自分の価値が
どうすればうまく伝わるのか
というスキルについては

それぞれの試行錯誤が必要だと思う。

しかし、それを乗り越えて
自分の価値を認めてもらい
「価値を生み出す」ことに
成功したと言えるのならば
その力はこれからの財産になると思う。


AIにもとってかわれない、
自分という人間にしかない価値を
生み出して届ける。
そんな人になりたい。

その価値を受け取るのは
同じ人間なのだから。

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