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こどもは生きているだけで学んでいる

かのこには、スタッフ会議とは別に、大局的な会議体として心強いブレインさん達がそろっています。

かのこ会議体

もともとNPO法人を目指していたこともあり、正会員さんを総会のメンバーとして、建て前でなく、本当に意見を伺いたく一緒にこの会を創っていってもらいたいと思う方にお願いしてきました。
今は、一般社団法人を目指しているので、理事会に入っていただく方の人数はNPO法人ほどには多くは居なくても大丈夫なのですが、もともとの正会員さんのまま総会をしていきたいと考えています。

そして、総会でなくても、それぞれの方に、何かあるとご指南いただきます。

新しい局面を前にして

新しく拠点として学び舎を借りられることになりました。
場所があるというのは、大きな変化です。より良く変えていけることがいくつもありそうです。
どんな良いことがあるかを考えていくうちに、取らぬ狸の皮算用じゃないですが、理想が大きくなってきていました。
あれもこれもできる可能性がある!と。

ただ、まだまだ限界もあり、無理は禁物だと思って、この岐路に際し、ブレインさんに相談しました。

こどもたちのニーズと枠組みの中の最適解を求めて

1年10ヶ月の活動を経て、こどもたちが参加したいと思った時に参加できることのメリットがとても大きいことがわかってきました。
そのことが、自分で決めて自分でやってみる、ということを後押ししていたようです。
ただ、こちらとしては、誰がいつ来るのかわからない中で、対話に基づく合意形成を大切にし、個別にあった内容をいつでも準備できるようにしておく、ということは、かなりレベルの高いことでもありました。
そして、探究サイクルを活動の中でまわすアプローチや、学びの連続性を担保していくことの手応えみたいなものは、なかなか感じられずにいます。

悩みは言語化できてはじめて相談につながる

この間、その私の葛藤をああでもないこうでもないと語り続けてきました。
ブレインさんにこのことを話した時に、
「学びって単発的なことの中にもいっぱいあるからね」と言ってもらった瞬間に、目の前がクリアになりました。
そうか!私は探究サイクルのことばっかり考えていたのかもしれない、と。
それに、実際、かのこのメンバーたちは、いろんなシーンで学んでいる姿を私たちに見せてくれていたじゃないか!とも。

こどもって生きているだけで学んでいる

さらに、そのブレインさんが、こう言ったのです。
確かにっ!!!!!って本当に腑に落ちる瞬間でした。

肩の力が抜けただけでなく、
この想いが、こどもたちを信頼することにもつながっている実感がわいてきます。

そして、イモニイが本の中で語っていた、ある生徒とのかかわりのエピソードも、想い出したりしました。
いつの間にか、こちらが責任を負い過ぎて、本人の主体性をうばいかねないことについて。
私もそれをやりそうになっていたな、と。

新年最初のスタッフミーティング

そして迎えたミーティング。

ミーティングの板書の一部

スタッフの一人が、連続性がその子の中に見出せているか、それによってその子の自信につながるといいのでは?という話も出てきて、私は、そうだそうだ、とうなづきました。

発達支援の視点を交えながら@かのこ学び舎

こどもたちの様子も、多角的に話し合うことができ、この先も、いろんな姿を見せてくれるであろうことが本当に楽しみになってきました。


スタッフお手製の学び舎の看板

この看板も、間もなく玄関先に取り付けられる予定です。

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