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うつからの一歩


体験談のような、過去の整理のような、
いつもとは違うことを少し書いてみます。



1.過去の出来事


もうずいぶん昔のことのようにも感じられますが、
今から6年ほど前にうつ病になりました。

最初は眠れない日が続きました。
そして、息抜きの好きなことが楽しく感じられなくなり、仕事のミスも連発、終いには働きに出かけることがどうしようもないほど辛く、防衛反応なのか身体が動かなかったり声が出なかったりしました。

すがるような思いで心療内科に電話をして、最初1ヶ月待ちと言われたところをキャンセル待ちをして、1週間後に受診できました。

診断結果は 重度なうつ病 でした。

その後は数ヶ月から半年単位の休職と

復職を3回繰り返して、


今は最後の休職から3年3ヶ月経ちました。


薬ももう1年半以上飲まずでなんとかやれています。


2.辛さには2種類

休んでいるとき、仕事をしているときに感じた辛さには2種類ありました。

一つは原因が特定できる辛さです。

仕事の事、人間関係、将来への不安、お金、体調不良などの原因が概ね特定できる辛さ。

もう一つが原因不明の辛さです。

正直私はこれが一番辛かったです。

何か理由があるわけでもない、辛いことを強いられているわけでもない。

でも、辛い。
消えてしまいたい。


理由がある辛さのほうがまだ救いがあるようにさえ感じるほどでした。


3.私なりの対処方法


※原因不明な辛さに対するあくまで私の考えであり、私の場合の話になります。

私の性格は、自己犠牲精神が強く、心配性で、人の感情を察しやすく、影響を受けやすく、なのに気持ちの切り替えが下手というものでした。


それをこの6年で、主に5つの考えを吸収して自分の考えを少しずつ広げていきました。

吸収した考えは以下のとおりです。

①心は動物。刺激に対してよく動くし反応するけど、私は温かく見守るつもりで心の動きを観察する。
(私は心=イノシシだと想像して、「生きているかさえ分からない先の将来のことを考えて不安になって庭を暴れ回っているなぁ」など、客観的に心の動きを観察するようにしました。)


②人はみな孤独。広い砂漠の中をただ1人歩いているようなもの。そして、誰しもが生きている中で苦しみを経験し過ごしている。

③人を助けるには余裕が必要。救えないときも往々にしてある。(精神的余裕が特に必要)

④生きる意味がわからないときは、自分でとりあえず決めたらいい。
(とりあえず〇〇を見るまでは死ねない、どうせなら〇〇してやりたいなど)

⑤「ま、いいか。」「なんとかなる。」と思うこと、そして口に出すことを心がける。
(気持ちの切り替えにもすこし役立ちます)


昔に比べて、ずいぶん冷たい人間になったかもと思うこともありますが、

結局、私は困ってる人を見たら声をかけたくなる性分ですから、

これくらいでちょうどいいんだと最近は思えています。



色々な本を参考に実践して、今私の中で残っていった主な5つの考え。
もし、世界のどこかに似たような人がいて、もし使えそうなものがあればいいなぁと思い書いてみました。

自分の気持ちを書ける場所があることに感謝です🍀


それではまた。