■ 高が(たかが)梅、然れど(されど)ウメ
梅ごとき・・・コンビニおにぎりは梅が好い!通常の生活の方にはスルーして下さい。
店頭に並ぶ美しいグリーンの梅を栽培するためには何種類もの農薬を散布します。全くの無農薬で梅を同じように育てるのは不可能と梅農家の方のお話です。
梅仕事は梅雨時期の年中行事です。雨によって熟すから「梅雨」と呼ばれるようなった。(中国由来)
近年「天然生活」が暮らしに浸透して、梅干しや味噌は自宅で作る方が多くなりました。良い傾向です。私はやっぱり農薬は気になって避ける方です。農薬・添加物・放射能さらにこの春からはウィルスに対する抵抗力(免疫力)をつけるにはと・・・ドンドン食の課題が増えています。
多少虫が食べても形がいびつでも、素性がはっきりした梅を漬けて来ました。手を掛けるわけですから材料はなるべく自然のものを探します。塩と梅それに赤しそだけです。器と重しは毎年使えます。
ついでに塩の勉強も一緒にやると後々助かります。日本海の塩がまろやかでよいと聞きます。(私にはわかりませんが・・・)
・グダグダと述べて・・・実は今年は10年来の梅の不作です。店頭の梅も高値です。自宅の梅も不作です。
理由は春先に暖かい日が続き花の開花が早かったところ雪が降って、さらに強風で乾燥しミツバチ頼みの受粉が出来なかった。ということです。
左程大きくもない木ですが10キロ以上取れていたのが500gに満たない収穫です。
幸いなことに知人にから貰って今年は間に合いました。梅干し用とジュースにしました。このジュースは夏に助かります。(夏バテなどに効用)
しかし、また来年!といえるほど楽観視は許されないと詳しい知人は説明してくれました。
ハチが激減して梅園などは人工的にミツバチを飛ばして受粉をしている。また他の果物も危機的だそうです。
しかし「経済と自粛は両刃の剣」と私は言っていましたが3ケ月の自粛で二酸化炭素の排出が激減されたといいます。産業革命以来と喜びました。それ以前は家庭内作業で暮らしを立てていました。
虫も経済も「適当」つまり「塩梅」(あんばい)が寛容です。 ジジ・ババ臭い表現ですが料理の塩加減・機械の調子・・・などの時使われるあんばいです。
・アジサイの葉をバリバリと食べているのは尺取虫(シャクトリムシ)です。真ん中のお腹の部分の足が退化した形で親指と人差し指が動いている感じです。2万種もいるそうですが蛾の幼虫です。
梅雨時植物の茎に泡が付いているのを見かけます。はて?と思ってネットで見ると「泡吹虫」です。自分の分泌液で高断熱高気密の泡の中で幼虫時代を過ごしています。
小さなミツバチのおかげで梅の実が取れる。また外来種の花にミツバチや蝶は止まらないなどついでに勉強をして・・・自然がフッと消えないようお願いするばかりです。
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