#この街がすき
【第1話】失意の底で出会ったカフェほど感動がでかいんだぜ。〜ゼロから始める異性交友生活〜
仕事もプライベートも散々だった。
嫌われる勇気で散々思い知ったことがある。
馬を水辺に連れていくことはできるが、馬に水を飲ませることはできない。
人生で散々それは思い知った。
だから、唯一信じられる自分だけは失わないようにした。
自分なりにはたくさん努力してきた。
特に、15年以上続けてきた、テニスだけは誰にも負けたくなかった。
しかし、
「第二シードなのに、1回戦で負けた。」
もち
女の子とみる墨田川の花火か?いとことみる宮城(地元)の花火か?
「そーいや、今日花火大会あるっちゃ。」
ばあちゃんが、急に言い出した。
いとこ「雨降りそうだけどなー、源ちゃん試しに行ってみっか。」
そう、花火開始30分前の会話だが、田舎だとこれが通用するのだ。ちなみに源ちゃんとは呼ばれていない。
花火会場までは、歩いて7分。
だが、いとこは車で行こうと言う。
「どうせ人いねえんだがら、その辺止めるべ」
しかし、会場近くまで来ると、ポリ公たちが交通整理を