富田孝久 フードビジネスコンサルタント

外食産業研究家。大手ベンチャー企業にて新規事業企画、組織開発、教育担当。レストラン経営…

 富田孝久 フードビジネスコンサルタント

外食産業研究家。大手ベンチャー企業にて新規事業企画、組織開発、教育担当。レストラン経営、料理教室講師、食品専門商社勤務経験を活かし「業界の発展と問題解決のためにサポート」お問い合わせ▶️https://tomikici-monte.amebaownd.com/

最近の記事

「問題解決」

「飲食店経営問題解決は〇〇○○でほとんど解消されます」 それは、原点回帰です。 多くの経営者は、知らず知らずのうちに時が経つに連れて「初心」を忘れてしまう。 私もそのひとりでした。 今日がいよいよ「開店日であり、スタート日」との思いで日々の経営に取り組んでいるならば、必ずや問題点に気づかされることでしょう。 モチベーションも、やっている事も変わっていないのに…何故? だとしたら、それはお客様や従業員に対して感謝の心が薄れているのかもしれません。 感謝の心からリスタート

    • やり抜くモチベーション

      現在、郊外や地方からの飲食店経営相談が多く寄せられております。年末年始に向けた秘策や不安を解消したいのだと感じます。 しばらく今後も「コロナ禍の新たな経営術」を模索しながらも円安による諸々の影響を受け入れて凌いでいかなくてはなりません。 皆様に共通した思考は、リアルタイムな都市部の経営手法を入手し自社との現状差異を確認した上で今後の方向性、問題解決の糸口を見つけたいとのことです。 彼の松下幸之助さんは次のようにおっしゃっておられます。 「商売は成功するものです。成功して

      • 「求人の理想」

        店舗数を増やす経営スタイルが多くなっています。 そのため、どうしても人材確保が必要です。 高額な求人広告費を捻出しても、なかなか応募が集まらない状況ではないでしょうか。募集が来てもなかなか良い人材に巡り会えない…。 人事の方々もご苦労されています。昔と比べて面接内容に制約があるためです。 相手へ「法律違反」「人権侵害」「差別」などの可能性があると法的、倫理的に聞けなくなっているので、杓子定規的なことしか聞けない。そして、企業側が求めている正解の応答ができない応募者は残

        • セルフコントロール

          セルフコントロール!「したいこと」と「すること」は別! 結論…「したいこと」を優先するは利己主義。 「すること」を優先するは利他主義。 飲食店経営の舵取りに必要なメンタルは「公平無私」の精神です。 どういうことかというと、自分の利益や欲などはあるが、それに対して感情を挟むことなく公平に接していく振る舞いのこと。 「公平無私」では自分の利益や欲を一番重要と捉えるのでなく、主観、感情を判断基準から外して、物事を公平に進めようとする態度や生き方です。 これらは経営者にと

          経営が行き詰まる原因

          結論…企業理念がない。 ミッションや経営理念や社訓とも呼ばれます。 いうまでもなく会社の目的や存在意義です。 社内外の信頼構築の為にも必要なもの。 レストランを経営していく上でも、とっても大事なことです。 新規事業の相談で特に感じることなのですが、 事業目的をお聞かせ下さいとたづねますと、 ほとんどがビジョン「目標」を語られるのです。 (本来なら理念ありきのビジョンですが…。) このくらいの規模でこのくらいの売上げで〜デザインはこうで〜場所はこの辺りで。希望

          勝つ経営とは

          「柔よく剛を制す」は「三略」という兵法書にある有名な言葉です。 柔は剛に勝ち、弱は強に勝つ。三国志の「官渡の戦い」や「赤壁の戦い」などの中国の戦史の例があります。 弱が強に打ち勝つためには、それを可能にする戦略戦術がきちんと立てられなければならない。 勝つことや増やすことばかり考えてはいけません。負けないこと、減らすことを考えることが経営の秘訣です。勝つための戦略戦術は水物です。野球で言うところの打線です。やはり守りが大事。相手に点をやらなければいいんです。引き分はあっ

          いらっしゃいませ!

          「いらっしゃいませ!」は…要約語。 真意は、 「ようこそおいで下さいました!当店を選んび、わざわざ足を運んでいただきありがとうございます。」です。 言葉に心を添えてますか。 しっかりお客さまの目を見て微笑んで会釈できてますか。 これ「基本の基」です。 顔はどこを向いて言ってるのか。 作業しながら…。 手を止めて、お客様の目を見て、丁寧にお出迎えしないと。 現場の人は、経営戦略において、どうやったら多くのお客様に来店していただけるのかを考える前に、お客さまから

          飲食業界の人手不足

          私が業界に入ったのは33年前。昭和60年頃。 現場の環境は現代と比べると天と地ほどの差があります。 私が高校生時代ファミレスの時給は550円だった。育成も厳しかった。福利厚生もままならない。営業時間は長いし残業手当てなどつかない。求人媒体も雑誌と人からの紹介のみでSNSなど無い時代。育成の仕方も上からモノを言われ、ゲンコツと蹴りは当たり前。教えてもらった記憶よりも、見て盗んだ時代。 今は全て解消されていて、当時に比べ改善が進み天国の環境にも関わらず、人手が足りていない…

          上司と部下の距離感

          先日、部下との関わり方について相談がありました。 自分なりに日頃から気を遣って接しているが、部下の方が距離をとってくるとのことでした。「技術」指導が主な関わり内容になっているようです。 双方からヒアリングをして、さらに実際に現場見学させていただきました。 2人がどのようなコミュニケーションを取っているのかこの目で確かめてみました。 ※コンサルは多角面から情報を収集し、そこから思考の領域に展開していく作業が根本になります。その後、検証を繰り返しゴールに導きます。 「結

          行き詰まる経営

          「結論…」 先ずは、トップと「ハブ」である各部署のリーダーから変われ!部下を責めることは簡単で二の次です。人材育成、開発も大事だが…あらためてリーダーのボトムアップが急務。 そのことが1番の経営コスト削減になるのです。 行き詰まり‥自分磨きを忘れている人のことです。心が停滞し、価値観が凝り固まり、自分が正しいと勘違いしている人。広告や設備には投資するが、自分を磨く為の投資を怠っている。さらに、効率ばかりを考えている思考もよくない。共通点は、行き詰まりの原因が人や環境にあ

          遺訓

          「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。 急ぐべからず。 不自由を常と思えば不足なし。 こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。 堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。 おのれを責めて人をせむるな。 及ばざるは過ぎたるよりまされり。」 人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。 急いではいけない。 不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。 心に欲が起きたとき

          富田孝久 とみた たかひさ

          1971年生まれ。外食産業研究家。飲食店の問題解決コンサルタントとして活動。16歳からアルバイトでフライパンを振りはじめてサービス業界一筋。 「なぜ?コンサル」なのか。自身の実経験をもって、残りの人生、外食業界の困っている人のために寄り添いたいと強く思うようになった。誰かの痛みを解決して苦悩を笑顔に変えるビジネスを自分で切り開きたいと決断したため。 「これから」今まで培った経験と人脈を生かして食にまつわるあらゆるご相談とご依頼をお受けいたします。 キャリア&介護きっかけ

          飲食店「レストラン」のあるべきスタイルとは。

          「今こそ伝えましょう!飲食店の底力を!」そもそも「レストラン」ってなんでしょう。ご存知の方も多いですが、1789年のフランス革命後、パリの街で売れた「レストラン」と呼ぶ、肉や野菜を煮込んだブイヨンスープのこと。そこからこの名がついたと言います。 「Rest」休息や安心、「元気を回復させる」体を癒すという意。 私も過去約10年間オーナーシェフとして一心不乱にレストランを営んでいました。振り返ると当時は物事を点でとらえていて、線として考えられていなかったと反省しています。つま

          飲食店「レストラン」のあるべきスタイルとは。

          「きづき」のある人は強い

          悩んでいる時こそ「シンプルに」! ズバリ!「シンプル」とは、「原点」に戻る思考のこと。 悩みの「そもそも」を思い出していただくということです。 私がクライアントにお伝えさせていただいてることは、一度「きづき」を心に刻んだ人は、「謙虚になり、報恩、感謝の人になっていますよ。そして心が強くなるんです。心が強くなるとゆとりがうまれます。ゆとりが人に対して優しく思いやれるようになるんです。」感謝の心です。 大事なのは「内的」。つまり自己への「内」なるきづきです。日々悩みの尽き

          「フードビジネス」

          「コンサルタント」デビューしました。 30年経験を積ませていただき、このをタイミングを選択しました。 こらからはフード業界の「問題解決」のために力を尽くしてまいります。 問題解決とは‥いつの時代も共通の問題が3つ。「お金の管理」「未来展望への実現性」「人材育成」。その中でも一丁目一番地は「人材(財)育成」です。人材を大事に扱っている企業はやはり繁栄されています。私も10年レストランを経営していた経験があるので身に染みて感じています。 私は「人材の育成と開発」と「組織開