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やり抜くモチベーション

現在、郊外や地方からの飲食店経営相談が多く寄せられております。年末年始に向けた秘策や不安を解消したいのだと感じます。

しばらく今後も「コロナ禍の新たな経営術」を模索しながらも円安による諸々の影響を受け入れて凌いでいかなくてはなりません。
皆様に共通した思考は、リアルタイムな都市部の経営手法を入手し自社との現状差異を確認した上で今後の方向性、問題解決の糸口を見つけたいとのことです。

彼の松下幸之助さんは次のようにおっしゃっておられます。

「商売は成功するものです。成功して初めて、ほんとうの商売をしたことになるのです。もしも、その商売が成功しないというのであれば、それはまさにその経営の進め方に当を得ないところがあるからだ、と考えねばなりません。時代が悪いのでもない、経済状況が悪いのでも、得意先が悪いのでもない。すべて、経営が悪い、経営者が当を得ていない、と考えるべきです。
だから、商売は時に損をしたり、また儲けたりするものだという考え方ではいけないと思うのです。たとえ世の中が不景気のときであってもよし、好景気ならさらによし、という姿でなければなりません。ほんとうの商売人、真の経営者というものは、不景気のときにむしろ向上発展の基礎を固めるものです」

さらに、2階にのぼりたいなあ〜ではまだまだである。
なんとしても、2階にのぼりたい!そんな熱意こそがはしごを生み出すと。

まさに、本気と覚悟が試されることになるわけですね。

私が対話で必ずお聞きしているこは「目指す先」ビジョンです。さらに具体的なゴール設定ができていますか?ということ。

ビジョンは個人レベルでも企業様も比較的かかかげやすいのですが…しかしながら、放置状態が目立ちます。
ビジョンを示しているものの、割と漠然と運営しているオーナー様が少なくありません。

皆さまも、過去ご経験がお有りかと思いますが、学生時代のテスト期間を思い出してみてください。テスト当日から逆算して何週間前からのスケジュールを立ててましたよね。
その通りにしっかりと勉強ができていればもっと良い結果になっていたかも…などの後悔をされたことかと。
今日はちょっと遊んでしまったとか、寝てしまったとか…などでその日の課題をクリアすることが如何に難しいことか。やるもやらぬも己次第。
同じことが経営にも当てはまると考えます。

ビジョンにまつわるディープな対話になると、ビジョンの具現化、可視化、社員への落とし込み、クレド、共有、チーム編成、フローなどのアクションが手付かず状態。
オーナー様の常套句は、「なかなか時間が取れなくて」「人手不足で」などなど。

折角、かかげたビジョンも、形にならないまま停滞、いわゆるアイドリング状態なのです。
私の役目は課題に対して、オーナー様の「一歩前進の舵」が取れるように支援することです。

ご理解いただいたオーナー様や、運営首脳陣の「心の改革」からマインドセットして、しっかりと体系立てられたビジョンをつくることからリスタートです。

意識改革を「使命」として捉えられると団結力が芽生えます。さらに創意工夫が生まれてきます。
その土台の先に「イノベーション」が可能になると思っております。

業界のあるべき姿に貢献できるように、私もしっかりと努力して参ります。

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